残暑お見舞い申しあげますー近況

残暑お見舞い申しあげます。

なんだかあっと言う間に、送り火を迎えました。
少しだけ近況を書きます。

退院後、自宅療養中の夫は、外出することに抵抗があり、町内をリハビリのために散歩する程度でした。
それが今日は、古本まつりに少しだけ行ってみる?と誘ったら、行ってみるということになり、午前中の小一時間程度、行ってきました。
下鴨神社の門前のさるやさんで、申餅を賞味。お店の売り物でもある御器を、手に取って観察するのは職業病?
9月からの仕事復帰へ向けて、ちょっとづつがんばってはります。

20120816

私は、乳ガン治療のためホルモン治療を、あと3年半続けなければならなかったのですが、2ヶ月前に中止しました。薬の副作用によるひどい関節痛と、腱鞘炎で、日常生活に支障をきたすからです。薬をやめてから、関節痛は少しは治まったものの、腱鞘炎は治りません。
昨日、思いきって整形外科へ行き、足首からは水を抜き、腱鞘炎は、注射を打ってもらいました。大好きな笛も、指が痛くて練習する気になれず悲しかったのですが、これで吹けるようになるかしら。

マックとクイールとルークは、元気です。
彼らが元気でいてくれることが、私たちの元気の源かもしれません。

この後、家族で、近所の通りまで、送り火を拝みに行きます。
ご先祖さまを送り、みなが元気で暮らせますようにと。


| | コメント (2) | トラックバック (0)

寒中お見舞い申し上げます

寒中お見舞い申し上げます。

20120101

たいへんごぶさたいたしました。今年もよろしくお願い申し上げます。

近況を報告いたしますと、乳ガンの再発転移を予防するためのホルモン治療継続中。
ホルモン療法とは、女性ホルモンのエストロゲンと合体して増殖するがん細胞をシャットアウトすることが目的。
薬を服用することによって、エストロゲンの働きを止めてしまいます。

薬の副作用で、更年期障害と同じ症状と、関節痛に悩まされています。
特に左の手指がこわばって動きづらい。
日常生活に支障をきたすほどではないけれど、パソコンのキーボードを打つのはちょっとつらい。
何が悲しいかって、笛を吹いているとき、左指が動かないのでもつれてしまうこと。

更年期によるうつ症状と、手指のこわばりでキーボードが打ちづらく、ブログはだいぶとお休みしてしまいました。
でも能楽堂へは相変わらず通い続け、昨年は、通算146番観ました(素人・大学の自演会をあわせると、150番は越えているかな?)。
そして11月からは、念願の小鼓を習いはじめました!←むちゃ楽しい♪

今年の豊富は、大河ドラマ「平清盛」が始まるし、放置状態の平家ブログを復活させること。


| | コメント (14) | トラックバック (0)

近況

ご無沙汰しています。
一昨年の夏に乳ガンの手術を受けて以来、化学療法、放射線治療、分子標的療法とフルコースで進んできました。元来の能天気な性格のおかげで、落ち込むことも無く、順調に回復してきたと思います。

3月からホルモン療法を開始しました。
ホルモン療法とは、女性ホルモン値を下げる治療法で、更年期障害と同じ症状がでてきます。
ノルバデックスという薬を毎日5年間続けて服用するのですが、この副作用が辛くて、2ヶ月半でギブアップ。
眠れない、集中力がなくなる、ホットフラッシュ、うつな状態、関節痛、物忘れ、コトバがでない、目がかすむ、ひどいおりもの、じんま疹、体重の激増などなど。
先日の通院で、主治医に、辛くて続けられないと訴えると、アリミデックスという薬を処方されました。
服用を開始してまだ1週間ですが、ノルバデックスに比べたら、今のところ、ずっと楽かも。

ノルバデックスに苦しめられている最中、キャンディーズのスーちゃんが亡くなったニュースが入ってきたので、胸中複雑。でも再発転移しても、20年生きられるんだと思うことにしました。

大好きな能もたくさん観たいし、来年の大河ドラマにそなえて平家の本も読みたいし、美味しいものを食べたり飲んだりしたいし、やりたいことがいっぱいです。

| | コメント (11) | トラックバック (0)

乳ガンその後 その2

抗がん剤投与1回目からちょうど2週間で、副作用の脱毛が始まる。手で髪をすくと、髪の毛がまとまって抜けるようになり、3日目で、まるで妖怪ぬらりひょんみたい。おまけに頭皮がピリピリと痛む。このままでは悲しいので、思いきって全部剃ってしまった。スーパーモデルみたいになることを期待したのだけれど、ダンナさんに言わせると、小坊主みたいですって!失礼な!
用意していたワッチ帽や、ケアのための帽子が役立つ。ウイッグも買ったが、外出時、ウイッグをつけると、どうしても公共交通を利用して移動しなければならない。季節柄、インフルエンザの感染が怖いので、ワッチ帽にヘルメットをかぶり、原付で外出してしまうので、ウイッグの出番が少ない。

1週間ごとの血液検査では、白血球がどんどん低下。低下を止める注射をするが、この注射の副作用が微熱と腰痛。階段の上り下りも困難なほど腰痛がでたが、痛み止めのロキソニンで、なんとか緩和。

その翌週、2回目の抗がん剤投与。事前に行う血液検査では、注射の成果か、白血球数が元の値に戻っている。1回目の抗がん剤投与は入院だったが、2回目からは通院で受ける。部屋には、5つのリクライニングチェアーと、それぞれに小型テレビとDVD機器が備え付けられている。だいたい1時間半くらいかかるので、次回は、能のDVDを持って行こう。
季節性のインフルエンザの予防注射も受ける。2週間後には、新型インフルエンザの予防注射も受ける予定。
当日、翌日は、あまり変化は無かったが、3日目の晩に、むかつきと吐き気が交互に襲い、夜がつらい。1回目のよりもきついかも。口の中は常に乾燥して水分が欲しいし、爪の色も変わってきた。食欲もない。頭痛。便秘。
がまんできないほどではない。仕事へも行っているし、遊びにも行く。ただ、体力、気力が落ち、疲れやすくなっているのはたしか。無理はできないと強く感じる。
お酒は止められているわけではないのに、身体がまったく受け付けない。不思議なモノだ。

仕事は、週に3日間だけ働いている。体調の悪い時は、休ませてもらう。
まわりに支えられて、本当にありがたい。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

乳ガンその後 その1

8月に乳ガンの手術を受けて早二ヶ月。
傷口も癒えたので、根治へ向けて、次の段階がスタートです。
最初は、放射線治療と言われていたのですが、切り取った腫瘍の組織検査の結果、転移し易い悪性なものであることがわかったので、化学療法(抗がん剤治療)を受けることになりました。
乳ガン手術後に、なぜ抗がん剤治療がなぜ必要かというと、ガンの細胞を殺すこと、ガンの再発を防ぐこと、がん細胞が他の部分へひろがることを防ぐためです。

先週、第1回目の抗がん剤治療を受けるため、一泊二日(通常は二泊三日)入院してきました。わたしが通う病院(京都ブレストセンター沢井診療所 乳ガン治療では、たいへん有名な病院であることを、後から知りました)では、1回目の抗がん剤治療は、入院して行われます。
抗がん剤は点滴で投与されます。毒々しいほどの真っ赤な薬。一般的なCEと呼ばれる種類です。
当日、二日目は自覚症状があまりありませんでしたが、三日目から悪阻のようなムカムカ感。一週間たった今は、舌の先などに異常を感じています。
2週間あけて、また投与します。これを4回(4クール)繰り返します。

がんは全身病です。でも早期治療で、必ず治ります。そして医療は、どんどんと進歩しています。
ぜひぜひ検診を!

| | コメント (2) | トラックバック (0)

乳ガンの手術を受けました

乳ガンの手術を受けました。

一月前、胸にしこりを見つけました。
いてもたってもいられず、翌日、朝1番に病院の予約をとり、乳ガン検査を受けました。
マンモグラフィーと、超音波検査で、その日のうちに乳ガンの疑いが濃厚という結果を宣告されます。
すぐに次の検査を予約。

次は、MRI検査と針生検。
MRIは、詳しく乳ガンかどうかが判断でき、針生検は、腫瘍がガンであるかどうか、針で組織を採取して調べるものです。これで乳ガンであることが確定しました。

そして次は、CT検査、骨シンチグラフィ検査。
CT検査は、乳がんのリンパ節転移、肺転移、肝転移を調べます。骨シンチグラフィ検査は、骨への転移を調べます。

私の場合、幸いなことに、検査で他への転移がなかったので、手術で早く患部を取り除きましょうということになりました。主治医には、セカンドオピニオンを受けることも進められました。でもガンがあることに変わりがないので、1日でも早く手術した方が良いと判断し、先生にお任せすることにしました。

そして手術。
木曜日の午後に入院し、翌日金曜日の昼から手術。
浸潤性のガンであることが検査でわかっていたので手術と同時に、リンパへの転移を調べるセンチネルリンパ節生検の検査も受けます(リンパに転移していたら、リンパ節郭清といって、脇の下のリンパ節を切除してしまう手術を同時に行うことになります)。
幸いなことにリンパには転移しておらず、患部だけを切除して手術を終えました。
手術した日の晩は、痛み止めは点滴しているけれども、痛いのと苦しいのとで、1時間置きに目が覚め、寝る度に悪夢にうなされました。
土曜日は、身体から管が順番に抜けていき、少し元気。
日曜日の午前中に、退院しました。
本当は月曜日以降に退院だったのですが、私が勘違いして入院の清算をしてしまい、経過も良好だったので、退院ということに。

部分的にくり抜く乳房温存手術を受けました。患部をえぐり取るのだから、おっぱいは残ると言っても、陥没して形が変形するのは仕方ありません。先生からは、覚悟しておいてといわれていました。
しかし、幸いなことに、わたしのバストは大きいので、形が変わりませんでした。先生もびっくり。友人にメールで告げると、自慢ですか〜!と返事が返ってきました。

これで終わりではありません。手術後の再発予防のために放射線治療が待っています。
ノートに、死ぬまでにやり残したくないこと書き出しました。
1日1日を大切に生きます。

支えてくれた家族と友人たちに感謝です。
そしてしこりを見つけたら、怖がらずに、1日でも早く検査を受けましょう!

| | コメント (6) | トラックバック (0)