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日本の古典芸能3『能 中世芸の開花』

観世流シテ方味方健先生の、役者が読む世阿弥・伝書を読む会も25期を終え、次回からは26期となる。
現在読んでいるのは、『風姿花伝』。

タイトルの本『能 中世芸の開花』は、1970年に平凡社から出版されたシリーズ日本の古典芸能の1冊。
藝能史研究會編で、味方健先生が、「猿楽能の展開」「能の演出」を執筆されている。

次の週末の日曜日、奈良の興福寺で、塔影能が開催される。その演目が能『谷行』だ。
観に行くつもりなので、その予習のため、『谷行』の演出について書かれている本書を読んだ。

読みながら強く感じたのは、健先生の伝書を読む会の講義を聴いているようだということ。
健先生の伝書を読む会に参加しようと思われる方、参加されている方は、ぜひ一読をおすすめいたします。

能『谷行』では、元来観世流では、役行者は登場しないのだけれど、今回の塔影能では、健先生が役行者役となって出演されます。ワクワク。

どうぞ役行者の験力をもって、雨が降りませんように。中止になりませんように。
おん ぎゃくぎゃく えんのうばそく あらん きゃ そわか


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