2013年納涼古本まつり
毎年恒例の下鴨神社の糺の森で開催される納涼古本まつり。
今年も初日と最終日に行ってきた。
その時々に興味のある本を大量に買い込む。
今回も能楽に関連する本をたくさん買った。
中でも収穫は、松尾恒一著『延年の芸能史的研究』(岩田書院)と、小林莞佶著『京都観世會三十年』(桧書店)。
『延年の芸能史的研究』は、以前に図書館で借りて読んだが、手元に置きたと思いつつ買えなかった本。
奈良の百済書房さん、超格安にて出してくださっており感謝。
ちなみにツイッターでもつぶやいたが、竹本幹夫著『観阿弥・世阿弥時代の能楽』が、なんと4000円で出品されていた。最終日にも売れ残っていたので、欲しい人は百済書房さんに問い合わせるべし。
『京都観世會三十年』は、京都の能楽史に興味のある私にとって、戦中戦後の様子を知る貴重な資料。著者の小林莞佶氏は、丸太町西詰にあった観世能楽堂で事務方を勤められた方。
謡曲史跡めぐりの記事の中では、平家オタクの私が知らない京都市内の平家史跡が載っていた。知っているつもりで、知らないことが山ほどあることを痛感させられた。だから京都って面白い。
疲れたら、ちょこっと休憩。
下鴨神社の鳥居前のさるやさんが、昨年からのわが家のお決まり。
申餅と冷たい黒豆茶のセット、氷室の氷でほっこり。
申餅は、140年ぶりに復活した和菓子。小ぶりで食べ易い。
黒豆茶の黒豆は、お茶をいれた後、塩をつけて食べるようになっている。
わが家の裏技は、黒豆を、かき氷にのっけて食べること。見た目も美しい。
こちらのかき氷の蜜は、黒蜜、抹茶、イチゴとあるが、みな自家製。
かき氷は、キンとくるのが苦手だが、こちらのかき氷は不思議とキンとこない。
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コメント
松尾先生 コメントありがとうございます!
ブログは放置状態で、コメントに気がつかず、申し訳ありません。
『儀礼から芸能へ』、もちろん持っておりますし、読ませていただきました。
私は能の歴史に興味があります。その起源を考える上で、延年とは何だろう、どうのように能へとつながっていくのだろうという疑問に、端的に答えてくださるご著書であると思いました。
また教えてくださいませ。
投稿: ヨウダ | 2013.12.30 19:40
N.Surfingしていたら、偶然、貴HPに出会い、『延年の芸能史的研究』(岩田書院)を購入して頂きましたとのこと、感激いたしました。その後、第2冊目の出版までは時間がかかりましたが、数年前に『儀礼から芸能へ』(角川学芸出版)を、刊行いたしました。一般書の装丁ではありますが、奈良の寺院・仏教文化の伝承における、地域の人々の役割について、fieldworkに基づいて、『延年の…』テーマを深めたもので、自身の視点のoriginalityには自信を持っています。もし、図書館などで、ご覧いただき、ご感想・御意見などいただけましたら、幸甚に存じます。12月8日に発行されたばかりの、週刊朝日百科『新発見 日本の歴史』23では、「2000年 歴史絵巻 祭りと行事」を監修・執筆し、中国大陸からの影響や、宮廷儀礼から武家、民俗行事への転換、歳時性等を提示してみました。全ページカラーで、写真も多く、書店などで眺めていただけましたらありがたく存じます。この数年、日本の年中行事や、信仰に関わる絵本の監修もしております。私の務める歴博http://www.rekihaku.ac.jp/ では、この3月に民俗展示室をrenewalし、私は沖縄を含む、祭礼文化を担当いたしました。御来館頂けましたら幸いです。私の研究活動http://www.rekihaku.ac.jp/research/researcher/member/matsuo_koichi.html もご覧いただきましたら、幸いです。今後とも、よろしくお願い申し上げます。
投稿: M. Koichi | 2013.12.11 00:33
ZUZUさん こんばんは♪
もう始まっていますか!
行きたいと思っていました。
このブログで以前、石塔が有るとの情報をいただいたのですが、未確認のままです(泣)
投稿: ヨウダ | 2013.08.22 23:55
追伸
今、撮った写真を眺めていて気づきましたが、
立ち入り禁止の向こう側にあった植え込みが、
墳丘のように思えます。たぶん・・・。
投稿: zuzu | 2013.08.22 17:11
古本市、私も覗きました。
ところで、今年の「京の夏の旅」に、
祇園甲部歌舞練場庭園見学がありますが、
行かれましたか?
『京都史蹟の研究』の写真と、
見比べましたが、
墳丘の痕跡は見つかりませんでした。
投稿: zuzu | 2013.08.22 15:51