なら燈火会能@奈良新公会堂
日曜日、金春流の桜間金記師が、奈良で「江口」を舞われるというので行って来た。
何年か前に京都で、融の舞囃子を拝見して、能も見てみたいと思っていたチャンス到来。
金春流の能を見ることもめったいに無いので、楽しみにしていた。
開演前、桜間金記師をよく知る能つながりのお友達が、師の健康状態、運びが美しいこと、最新号の「花もよ」に載っている江口鑑賞のポイントなどの情報を教えてもらい、事前予習。
金春流能「江口」
シテ:櫻間金記
ツレ:松谷吉蔵,柴山暁
ワキ:福王茂十郎
ワキツレ:喜多雅人、福王知登
間:網谷正美
笛:左鴻泰弘 小鼓:荒木賀光 大鼓:石井保彦
体調を崩されてから声が小さくなったと聞いていたが、マイクを分からない程度に使われていたように思う。その声は、しっかりと声が見所へ届いてた。
江口の詞章は、とても美しく、コトバの奥に潜む意味を考えさせられる。
前場の里の女の唐織は、紅無?と一瞬おもうほど色が退行してか落ち着いたもので、それがまた品がある美しさをだしていた。
それは、それは、美しい序の舞を見せていただいた。
笛が師匠だったのも、なお嬉し。
秋の櫻間金記乃会で、遊行柳を舞われるのを、観に行きたいな。。
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