2012年若手能@京都観世会館
夫が心臓の手術を受けて26日目。退院してから2週間。
そろそろ日常に戻りたいと、京都観世会館へ若手能を見に行ってきた。
しかし、久々の京都観世会館にも関わらず、開演時間を勘違いしていて、着いたのは昼過ぎ。とほほ。
能は金剛流の船弁慶。
シテは金剛龍謹師、笛は小鼓師匠だったので、私には必見なのです。
(なぜ私には必見なのかについては、別記事で)
金剛流能「船弁慶」
シテ:金剛龍謹
子方:漆垣皓太
ワキ:原大 ワキツレ:有松遼一、岡充
間:松本薫
笛:森田保美 小鼓:吉阪一郎 大鼓:河村眞之介 太鼓:加藤洋輝
前シテの静の唐織は、朱と浅葱色の段違、帆掛け船と千鳥の文様。
これから船出する義経一行を送るのにぴったり。
知盛の怨霊の登場を予測させる波濤の様子を再現した大小の囃子に、胸がワクワク。
やっぱり能を観ていると、古典の世界が目の前に形となって現れるのは楽しくってしょうがない。
後シテの知盛の怨霊の半切は、紫紺の地に浪に矢の文様。
紫紺色が鮮やかで印象に残る。
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コメント
いえいえ、休憩時間にお話できたし、嬉し嬉しです。
あまり見慣れない鮮やか色でしたよね。目が釘付けになりました。
鎌倉行きたい〜〜〜〜!
投稿: ヨウダ | 2012.07.29 21:31
知盛の半切、ステキでしたね!
終わった後、ぴゅっと帰っちゃって失礼しました(^_^)/
投稿: 月扇堂 | 2012.07.29 16:20