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亀井忠雄古希の会@観世能楽堂

囃子方の主催される会は、なるだけ行きたいと思っている。

葛野流大鼓方、人間国宝の亀井忠雄師の古希を記念する自主公演「亀井忠雄の会」、かなりインパクトのあるチラシ。ご自身が大鼓を打たれている写真なのだけれど、右手を伸ばしてまさに打たんとする後ろ姿。チラシを見た瞬間、絶対に行こうと思って、楽しみにしていた。
出演されるメンバーも曲も豪華。

「三番叟」
野村萬斎
笛: 一噌幸弘 小鼓:亀井俊一、飯田清一、林吉兵衛 大鼓:亀井広忠

萬斎さん、口ひげが!しかも着物の色が明るい紫!
終演後でクリコさんが教えてくれたところによると、萬斎さんは、三谷幸喜のお芝居「ベッジ・パードン」に主演中で、夏目漱石役なのだそうな。
し、しかし、ちょっと違和感。萬斎さんの三番叟を拝見するのは3度目だが、逆にめったに見ることができないだろうし、ラッキーだったのだろうか?

能「関寺小町」

シテ:観世清和 子方:観世三郎太 ワキ:宝生閑 ワキツレ:森常好、宝生欣哉、殿田謙吉
笛:藤田六郎兵衛 小鼓:大倉源次郎 大鼓:亀井忠雄 
地頭:梅若玄祥

老女物の中でも秘曲として重んじられる「関寺小町」。
観世宗家が舞うのは、江戸時代の十九世宗家以来、約200年ぶりらしい。
事前に繰り返しその詞章を読んだが、なんとも美しいコトバの数々に、興味が深まる。
そして自分の中で小町像を思い描きながら、観世宗家がどう演じるのか、すっごく楽しみにしていた。

老女物といえば暗く重たいイメージがあったのだけれど、決して暗くも重たくもなかった。
むしろ明るい印象を受ける。百歳の齢を重ねながらも、色あせない小町の姿があった。
杖をつく音が今も耳の奥底に残る。

装束もステキ。唐織は、籬に菊の文様。縫箔の裾には、雪持ち笹と雀。
とても古いものだと教えていただいた。
昔の展覧会図録『観世宗家 幽玄の華』に載ってる。

六郎兵衛師のアシライは、大好き。

京都に帰ったら、ぜひとも関寺跡を訪ねたいと思った。

連調

大鼓:亀井実、三王清、内田輝幸、飯島六之佐、原岡一之、亀井洋佑

一調「笠之段」
浅見真州 大鼓:山本哲也

一調「花筐」
大槻文蔵 小鼓:幸清次郎

半能「石橋」

シテ:片山九郎右衛門 ツレ:観世喜正、観世淳夫、関根祥丸 ワキ:森常太郎
笛:杉信太朗 小鼓:観世新九郎 大鼓:亀井忠雄 太鼓:観世元伯
地頭:観世銕之丞

亀井忠雄師、白に近いグレーの袴、白の紋付で、全身が真っ白!

笛は杉信太朗師。
東京の観世能楽堂で聴く信太朗さんの笛は、格別。
母親のような気分で、ドキドキ。見事に勤められた。

この日の記念に、観世能楽堂グッズ、観世千鳥のTシャツを購入。

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コメント

クリコさん
もったいなくてまだ着てません(笑)
夏の笛の自主練習会で、デビューさせようと思ってます。

本当に、夢心地な時を過ごさせていただきました。
能って、楽しいですね♪

投稿: ヨウダ | 2011.07.04 21:23

クリコです、こんばんは~♪

キヨTシャツ・・おっと間違えた、観世宗家Tシャツの着心地はいかがですか~?

ホントに素晴らしい会でしたね!
頑張って観に行ってよかったです♪

シーちゃんも、さすがあらゆる楽器をマスターされていて感服しました(笑)。
しかも、さすが写真映りもいい!

投稿: クリコ | 2011.07.04 20:16

ミロクさん
そうそう、明日への活力が生まれます。
また能を観たいし、がんばって働こうという気にもなります。

投稿: ヨウダ | 2011.07.04 17:10

行きたかったなぁ〜
お江戸は遠い…
ヨウダさんもお疲れ様でした。
でも素敵な時間を得ることでふっ飛びますよね
信太朗さんの格別な笛、獅子、聞きた〜いですhappy02
そして萬斎さんのお髭、ちょっとドキドキ!久々ミーハーの血が騒ぐのでした。幸弘さんと広忠さんとのハイカラトリオ(私的に・笑)による三番叟も( ̄∀ ̄)

投稿: ミロク | 2011.07.04 13:18

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