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新作英語能パゴダ@金剛能楽堂

暑くて自分の部屋にいることがほとんどないので、ブログが停滞中。
どんどんとたまっていきそうなので、書けるうちに書いておかねば。

まずは先週の木曜日に行った新作英語能パゴダから。

新作英語能パゴダとは、当日いただいたパンフレットによると、喜多流大島能楽堂がアメリカの「シアター能楽」とともに、新作英語能として2009年に制作したもの。作者は中国系イギリス人のジェネット・チョング氏、アメリカ人のリチャード・エマートしが節付をし、大島能楽堂とシアター能楽のメンバーが共演し、ロンドンをはじめヨーロッパ各地で上演されているという。
今回は、2011アジア能楽公演ツアーで、東京、京都、北京、香港で上演される。

半能「高砂」から始まった。
喜多流の高砂は、私がよくみる観世流に比べて、謡も舞も、プリミティブな印象を受ける。
槻宅聡師の笛を聴くのは初めて。

新作英語能「PAGODA」。
シテと後ツレの大島衣恵、大島輝久姉弟と、地謡におひとりだけ日本人で、あとはみな外国人。
(あっ、後見と囃子方は日本人)
前後2場で舞台は中国。舞台には、中国風の仏塔の作り物。
英語能だし、もちろん全部英語。
パンフレットに英語の詞章がすべて掲載されていて、始まる前にざっと読む。
英語を読みながら、なるほど〜と思ったのは、「shidai(entrance song)」とか、「kuri(oranaate song)」だとか、かえって意味が明確でわかりやすいかも。

わたしは英語はまるっきりダメなので、きっと外国人が能を観ているのと同じ感覚で観る事ができるんじゃないかと思っていたが、まさにそんな感じ。意味は100%わからなくても、なんとなく観ていてわかるし、セリフや地謡の、音楽的特性を、より楽しむことができたようにも思う。

地謡は、まるで西洋の宗教音楽を聴いているみたいな感じ。
カルミナ・ブラーナと重なってしょうがない。

能の内容は、ワキの旅人の前に、ゆかりのある母娘の幽霊があらわれ、後場で再び姿をあらわすという能の典型的は展開で、思っていた以上に面白く、楽しませてもらった。

ワキの旅人の女性、凛としてかっこ良かった。
アイの漁師の男性の語りも、面白かった。狂言って、英語にしても違和感ないのではないかしらと想像。

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