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2011年夏☆サマーカット

犬くんたちがサマーカットになると、夏なんだ〜と思う。

今年12歳になるマック。
寝るのが仕事になりつつある。
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新しい芸を身につけたクイール。
YouTubeでデビューするのが夢。
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相変わらず腕白坊主のルーク。
お兄ちゃんたちに遊んで欲しくって、ちょっかいかけては怒られる。
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世阿弥伝書特別講義〈役者の読む世阿弥第17期「五音」〉

観世流シテ方味方健先生の世阿弥伝書特別講義〈役者の読む世阿弥第17期「五音」〉が始まっている。
日を間違えて、7月行きそびれる。とほほ。

五音
世阿弥が謡の曲趣を五音、すなわち祝言・幽曲・恋慕・哀傷・闌曲の五音曲に分類し、それぞれの曲味に解説を加え、かつその曲味に該当する代表曲を例示した書。(平凡社『新訂増補 能・狂言辞典』より)

世阿弥伝書特別講義 役者の読む世阿弥「五音」
【日時】7月11日、8月1日22日、9月5日・19日 18時半~20時 全5回
【会場】きらっ都プラザ 京都産業会館 7F第3研修室
【料金】一般全5回通し券5000円・1回券1500円、学生全5回通し券2000円・1回券500円

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週末の観能メモ

大槻能楽堂自主公演〈平家物語を観る ー「戦のあわれ!」を語る〉、今月は、観世清和師の「屋島」。
ツレは杉浦豊彦師だし、楽しみにしていた。
大事・那須与一語の小書つき。
アイ狂言は関東の和泉流の三宅右近師の那須与一語。三宅右近師は、初めて拝見するかも。
弓流と素働を合わせた小書を大事といい、後のカケリが省力される。
屋島は大好きな曲。
平家物語の世界を、目の前で再現してくれるのだもの!
瞬きするのも惜しくて、屋島の浦で、じっと事の顛末を見つめている気分だった。
観世清和師の舞台は、装束や面、扇も、見事なものを使われるので、目の保養になる。
祇園祭の山鉾巡幸のことを、動く美術館と言うけれど、能も全く同じだと思う。

大槻能楽堂のロビーの売店で、「能楽イラスト+++」のkyoranさんが、能楽イラスト絵ハガキとしおりを販売されていた。
ネズミの笛方さん、ウサギの大小鼓方さん。海士、葵上の絵ハガキを購入。

観能後、能つながりのお友達に誘われて、天神祭へ。
天神祭の宵宮に合わせ24日夜、帝国ホテルの前に停泊している能船の舞台で、水上薪能が行われるのを観に行く。
船の四方に掲げられたかがり火の火入れ式の後、三番叟、羽衣、石橋と続く。
私は大阪の笛のお稽古があるので、三番叟を観て失礼する。
能船の後方に掲げられた竿燈が印象的。
提灯には、観世流・金剛流・金春流・喜多流・宝生流のシテ方五流をはじめ、ワキ方、囃子方の各流派の名前が書かれた提灯があがっていた。

天神囃子に後ろ髪をひかれながら、大阪の笛のお稽古へ。
9月に社中の会をひかえて、みなさま真剣。
わたしも、間違わずに吹き通す事をめざしたけれど、早笛がボロボロ。
ひとつ手を間違えたら、頭が真っ白になって、唱歌と指がちぐはぐ。
舞働は、なんとか吹けた。
あと3回のお稽古で、本番の舞台に立てるのか?

屋島を観て、天神祭に行って、お稽古へ行って、盛りだくさんな1日。

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面白能楽館は面白い

今年も面白能楽館に行って来た。
そしてめいっぱい楽しんだ。

「面白能楽館」とは、京都観世会中堅・若手能楽師の方々が、企画・運営する催し。
例年の能面体験、装束の展示に、今回は蜘蛛の巣を投げる体験、仕舞体験が加わった。

まずは、蜘蛛の巣投げ体験。
2階のロービーの椅子が撤去されて、蜘蛛の巣投げゾーンとなる。
蜘蛛の巣の実費として1200円を支払う。
まずは布で何回も練習させていただき、いざ本番。
思いのほかうまくキレイに投げる事ができて、大満足。
蜘蛛の巣をあびてもみたかった…

1階ロビーに移り、次に能面体験。
猩々の面をつけさせていただいた。
酒飲みのワタシにはぴったり?

同じく1階ロビーで、大天狗と記念撮影。
長刀を持って、牛若丸気分。

そうこうしているうちに、舞台が始まる。
片山九郎右衛門さんの挨拶からはじまり、吉浪壽晃さんが能の解説。
そして仕舞。
今回のテーマは、「時分の花、時々の花」ということで、年代別に6人の仕舞。
まずは少年2人。「鶴亀」橋本充基くんと、「猩々」分林道隆くん。
二人ともしっかりと舞い終える。
充基くん、ラブリーすぎる。
大好きな道隆くんに会えるのは久しぶり。またいちだんと大きくなりましたね。
お二人のそれぞれのおじいさまが、見所で見守ってらっしゃったのが印象的。こうしてつながっていくのだなあ〜と、しみじみと思う。

次は青年2人。「田村」河村紀仁くんと、「小鍛冶」浦田親良くん。
10年、20年先の彼らの姿を想像すると、ワクワクしてくる。

そして最後に、 「井筒」河村晴久師、「土蜘蛛」田茂井廣道師、宮本茂樹師。
晴久さんの仕舞を観ていると、能で観たい〜!と、つくづく思わせる。
土蜘蛛の仕舞は、楽しすぎ。蜘蛛の糸に、歓声をあげたくなる。

仕舞の後は、全員参加の謡体験。 「鞍馬天狗」の詞章を、大声で謡う。

休憩で、仕舞体験♪
よくわからないままに申し込んだのだけれど、能舞台の上での仕舞体験だったのでビックリ。
京都観世会館の舞台裏初体験!
楽屋口から鏡之間で白靴下をはき、扇を持ち、橋掛から舞台へ。
興奮して顔がにやけてしょうがない。
そして3人一組で、さきほど稽古した謡の部分を習う。
小さな子もちゃんとできているのに、おばちゃんは、右と左がちぐはぐ〜。とほほ。
お友達に、いっぱい写真を撮ってもらった。

興奮覚めやらぬうちに、いよいよ能「鞍馬天狗」。
師匠の笛だったので、顔がにやけっぱなしで元に戻らない。

子供も大人も楽しめる、ご機嫌な半日でした。

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〈チラシ〉鴻之会第一回囃子会

左鴻泰弘先生門下の初めての社中の会です。
ぜひともご来聴くださいませ。

鴻之会第一回囃子会 開催
2011年9月4日(日) 午前11時始曲
於:河村能舞台(烏丸通上立売上ル)

番組が刷り上がってきたら、花にいとふ風に、PDFで公開予定。

先週のお稽古の時、番組のゲラが配られた。
活字にのった自分の名前を見ると、ワクワク、ドキドキ。
社会人になってから能にはまった私にとって、玄人の先生方と能舞台に立つなんて夢みたい。
楽しみなのと、怖いのとで複雑な気分。
本番まで一月あまり。がんばる。
ダンナさんはその日は講演予定。見に来てもらえないのが残念。

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以不打小鼓、囃也

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幸流小鼓方曽和尚靖師のイベント、プチ鼓堂「以不打小鼓、囃也(小鼓を打たずを以て、囃す也)」が、上京区のあいすくりんちべたさんの2階で開催中。

鼓胴とかが展示されているのかなと思っていたが、鼓のグッズの展示のみ。
鼓のオブジェ、曽和尚靖師のサイト「プチ・鼓堂」のトップページのイラストの原画、永楽屋さんの鼓の柄の手ぬぐい、演能写真が展示されていた。
オリジナルグッズの、てぬぐい、シール(3種類あった)が売られている。

能楽堂で手に入れたハガキには、あいすくりんちべたさんのあいすくりんの無料クーポンがついていて、会場で桃シャーベットと玄米茶のあいすくりんをよばれた。桃のシャーベットが美味しかった。

小鼓の手ぬぐいを利用して、キモノ用の袋物を作りたいなあ。

開催期間:7月16日〜24日 8月2日〜9日
場所:あいすくりん ちべた
※東日本震災チャリティーイベントとし、収益の一部を救済寄付されるとのこと。

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葵上@兵庫県立芸術センター

塩津哲生師のろうそく能「葵上」を観に行ってきた。

昨年、白鬚を観て以来の塩津ファン。
関西にいらっしゃるのであれば、観に行かざるをえない。

喜多流能「葵上」
シテ:塩津哲生 ツレ:佐々木多門 ワキ:福王和幸 ワキツレ:福王知登 アイ:小笠原匡
笛:赤井啓三 小鼓:古田知英 大鼓:山本哲也 太鼓:前川光範

塩津哲生師の六条御息所は、とっても上品。
後場の鬼になってさえも、気高く見えた。白地の縫箔を被いて登場。

赤井啓三さんの笛は、ろうそく能にぴっったりな音色。
なんだか前日に観た映画の中の笛と重なる。

昨年の「清経」では、バックのスクリーンに、月が美しく映っていたが、今回はそういう演出は無しだった。

ツィッターで知合った能つながりのお友達とも会えて、さんざん能のおしゃべりができてうれしかった♪
ありがとうございます。

京都に帰って、宵々山で買いそびれた浴衣にぴったりなアタバックを買おうと、お店に寄った所、能つながりのお友達に遭遇。びっくり。もちろん生ビールに直行。

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映画「祇園祭」@京都文化博物館

毎年、祇園祭の時に限り京都文化博物館で上映される映画「祇園祭」に、行ってきた。
先週にリニューアルオープンした京都文化博物館。映像ホールもフィルムシアターと名を変え、映画館用のシートが入り、スクリーンも拡大して、快適な鑑賞環境が整った。

映画「祇園祭」は、1968年に公開された日本映画。
中村錦之助が主役のオールスターな配役。
京都の歴史に興味がある人は、ぜひとも観てもらいたい映画だ。

応仁の乱で混乱した京の町、町衆たちが祇園祭を再興させる姿を描いたもの。
河原者、つるめそ、馬借、百姓、町衆、侍、お上
念仏踊、土一揆、一味同心、六角堂の鐘、木戸口、手猿楽、月行事、神事停止
映画の中に出てくるコトバがどれもがこの時代のキーワード。

圧巻の最後の山鉾巡行シーンは、撮影当時、工事中だった新丸太町通に、室町末期の四条通を再現して、本物の鉾を運んで撮られたのだそうだ。

主人公の町衆の藍染職人新吉(中村錦之助)は、河原者の娘あやめ(岩下志麻)に、笛を教わり、祇園囃子を完成させる。
笛を吹くシーンが、たくさんでてきてうれしい♪
笛は龍笛だったけど…

「祇園祭」
1968年日本映画復興協会(カラー・167分)
監督:山内鉄也
出演:中村錦之助、岩下志麻、田村高廣

<祇園祭記念上映>
7月15日(金) 13:30~・18:30~
7月17日(日) 13:30~・17:00~
7月20日(水) 18:30~

京都文化博物館のサイトはこちら

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神は細部に宿る

京都芸術大学日本伝統音楽研究センターの公開連続講座も先月で終わったのだが、大学院の授業として観世流シテ方井上嘉一郎師の古いSPレコードからの録音の「弱法師」を聴く会が、先週と今週に行われた。

日本伝統音楽研究センターは、今年の初めに京観世のワークショップを行った。
今回の講義は、その続きとして井上嘉一郎師の「弱法師」を聴いて、京観世の特徴を拾うというもの。
細かい部分に、チラリホラリと、京観世の特徴が残っている。
解説を聞きながら、「神は細部に宿る」と言うコトバがグルグル。
が、謡を習っていないワタシにとって、言われるとそうなのか〜と思う程度。
この1週間ほど、毎日、家にある弱法師の音源を、BGMに流し続けているが、違いを述べよと言われても、答えられないし…とほほ。
謡を習いたいなあと真剣に思う。
小鼓も習いたいし、大鼓も打ってみたい。

古本屋さんで、謡本の古いものを数冊購入。
朱筆や書き込みがなるたけ入っているもの。
もしやそれは京観世の名残かもしれないから。

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先週末の観能メモ

また間があいてしまった。
暑くて熱中症になりそうだけど、犬も人も一応元気。

先週観た能。

同研能 嘉祥閣
「春日龍神」
シテ:吉田篤史 ワキ:原大 アイ:網谷正美
笛:杉信太朗 小鼓:曽和尚靖 大鼓:谷口正壽 太鼓:井上敬介

春日龍神を初めて見たのは、金剛の龍神揃の小書付だったので、後場シテが一人なのは寂しいな。
私はスペクタルな能が好きなのかもしれない。

早笛が、印象的。
私も、新太朗さんのように吹いてみたいけど、その前に唱歌をしっかり覚えなくちゃ。

夕涼み能 大津伝統芸能会館
蝋燭能「鵺 白頭」
シテ:味方玄 ワキ:有松遼一 アイ:茂山逸平
笛:左鴻泰弘 小鼓:成田達志 大鼓:大鼓:谷口正壽 太鼓:前川光範

以前に同じく味方玄さんのシテで、同じ小書、蝋燭能で観た。
その時の印象があまりにも強くて、今回も同じ演出を期待するが、無し。

繰り返し味方健先生から、鵺は砕動、人間の心を持った鬼と教わってきた。
人間の悲しみ、苦しみを、鵺という姿を通してえがかれた世界なのだろう。
蝋燭能という暗い舞台が、鵺の心情を現すのにぴったりだ。


能じゃないけど、日曜日は、京都で囃子を習う学生さんたちの発表会である稽舞会にも行って来た。
「人の振り見て我が振り直せ」とはよく言ったものだと実感。
構え方や、笛の持ち方、口への持っていき方、キレイに見せるのはどうすれば良いか勉強になった。

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遊びせんとや

白拍子の静御前ことシーちゃん。
得意な笛を吹いてくれた。

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琵琶も得意。

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十三弦の琴もひくし、

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鼓は白拍子として必須。

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六斎念仏の世界-念仏六斎・芸能六斎@佛教大学宗教文化ミュージアム

佛教大学宗教文化ミュージアムのシアター公演「念仏の芸能 六斎念仏の世界-念仏六斎・芸能六斎」へ行って来た。

六斎念仏は、京都の夏の風物詩。
もともとは六斎日に修した踊り念仏に由来するが、現在の京都では、盆と地蔵盆に行われている。
念仏踊の姿を残す干菜寺系の念仏六斎と、芸能的色彩の強い空也堂系の芸能六斎に大別される。

今回、佛教大学宗教文化ミュージアムのシアター公演では、念仏六斎の上鳥羽橋上鉦講中と、芸能六斎の嵯峨野六斎念仏保存会による六斎念仏を続けて鑑賞することができた。

興味深かったのは、上鳥羽橋上鉦講中さんは、正式の装束を身につけておられたこと。
天皇や皇族が亡くなられた時、焼香念仏を奉仕される時の、雑色の装束だそうだ。
水色の狩衣。袴。烏帽子。

ロビーには、太鼓や史料、パネル写真が展示されていた。
上鳥羽橋上鉦講中の、上鳥羽浄禅寺で地蔵盆での写真パネルの隅に、ワタシが写っていた(笑)

今年の六斎念仏の開催日時は、千本六斎会さんのサイトに公開されています。→こちら

佛教大学宗教文化ミュージアムでは、7月6日(土)までだけれど、特別展示「愛宕山をめぐる神と仏」が開催中。
勝軍地蔵騎馬像(金蔵寺 愛宕山旧本尊) や、太郎坊大権現倚像(西林寺) をはじめ、めったに見ることができない仏像を拝める。慈眼寺の明智光秀坐像も出てました!

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亀井忠雄古希の会@観世能楽堂

囃子方の主催される会は、なるだけ行きたいと思っている。

葛野流大鼓方、人間国宝の亀井忠雄師の古希を記念する自主公演「亀井忠雄の会」、かなりインパクトのあるチラシ。ご自身が大鼓を打たれている写真なのだけれど、右手を伸ばしてまさに打たんとする後ろ姿。チラシを見た瞬間、絶対に行こうと思って、楽しみにしていた。
出演されるメンバーも曲も豪華。

「三番叟」
野村萬斎
笛: 一噌幸弘 小鼓:亀井俊一、飯田清一、林吉兵衛 大鼓:亀井広忠

萬斎さん、口ひげが!しかも着物の色が明るい紫!
終演後でクリコさんが教えてくれたところによると、萬斎さんは、三谷幸喜のお芝居「ベッジ・パードン」に主演中で、夏目漱石役なのだそうな。
し、しかし、ちょっと違和感。萬斎さんの三番叟を拝見するのは3度目だが、逆にめったに見ることができないだろうし、ラッキーだったのだろうか?

能「関寺小町」

シテ:観世清和 子方:観世三郎太 ワキ:宝生閑 ワキツレ:森常好、宝生欣哉、殿田謙吉
笛:藤田六郎兵衛 小鼓:大倉源次郎 大鼓:亀井忠雄 
地頭:梅若玄祥

老女物の中でも秘曲として重んじられる「関寺小町」。
観世宗家が舞うのは、江戸時代の十九世宗家以来、約200年ぶりらしい。
事前に繰り返しその詞章を読んだが、なんとも美しいコトバの数々に、興味が深まる。
そして自分の中で小町像を思い描きながら、観世宗家がどう演じるのか、すっごく楽しみにしていた。

老女物といえば暗く重たいイメージがあったのだけれど、決して暗くも重たくもなかった。
むしろ明るい印象を受ける。百歳の齢を重ねながらも、色あせない小町の姿があった。
杖をつく音が今も耳の奥底に残る。

装束もステキ。唐織は、籬に菊の文様。縫箔の裾には、雪持ち笹と雀。
とても古いものだと教えていただいた。
昔の展覧会図録『観世宗家 幽玄の華』に載ってる。

六郎兵衛師のアシライは、大好き。

京都に帰ったら、ぜひとも関寺跡を訪ねたいと思った。

連調

大鼓:亀井実、三王清、内田輝幸、飯島六之佐、原岡一之、亀井洋佑

一調「笠之段」
浅見真州 大鼓:山本哲也

一調「花筐」
大槻文蔵 小鼓:幸清次郎

半能「石橋」

シテ:片山九郎右衛門 ツレ:観世喜正、観世淳夫、関根祥丸 ワキ:森常太郎
笛:杉信太朗 小鼓:観世新九郎 大鼓:亀井忠雄 太鼓:観世元伯
地頭:観世銕之丞

亀井忠雄師、白に近いグレーの袴、白の紋付で、全身が真っ白!

笛は杉信太朗師。
東京の観世能楽堂で聴く信太朗さんの笛は、格別。
母親のような気分で、ドキドキ。見事に勤められた。

この日の記念に、観世能楽堂グッズ、観世千鳥のTシャツを購入。

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能楽師伝承@シアター・イメージフォーラム

金曜日、亀井忠雄の古希の会観能のために東京へ行く。
会は午後3時からなので、午前中は、渋谷のシアター・イメージフォーラムで公開中にドキュメンタリー映画「能楽師伝承」を観に行った。

2003年公開の「能楽師」では、観世流能楽師関根祥六・祥人親子二代の活動を記録した田中千世子監督。
続編となるドキュメンタリー「能楽師伝承」が、渋谷のシアター・イメージフォーラムで公開されている。
今回の「能楽師伝承」は、関根祥人師を中心に、父関根祥六、息子関根祥丸師の親子三代、能の伝承をテーマにしたもの。しかし、昨年の6月に突然、関根祥人師が急逝する。

正直、未完成な感を持った。
撮影はまだまだ続くはずであったのだから仕方のないことだろうが、残念。

俳優の佐野史郎氏、民俗学者の田中英機氏との鼎談、道成寺と熊野を若い俳優が訪ねる映像は全く不要のように思う。特に、道成寺と熊野の映像は、その意図が伝わらない。パンフレットを読むと、監督自身が、「〈能と風土〉をつかまえたいと、最初から思っていました」と語っている。

「石橋」「舎利」「道成寺」「松風」の稽古風景、本舞台も収録されている。
なかでも「松風」は、綿密な稽古風景が、緊張感とともに伝わってきて、ああ、この舞台を観たかったとつくづく思わせる。そして最後は「松風」の本舞台の映像で終わるのだが、このカメラのアングルが中途半端。もっとカメラをひいて、祥人師が美しく見える撮り方をして欲しかった。

総体的には、関根祥人師をしのぶには、とても良い作品だし、DVD化されたら、きっと買うと思う。

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新作英語能パゴダ@金剛能楽堂

暑くて自分の部屋にいることがほとんどないので、ブログが停滞中。
どんどんとたまっていきそうなので、書けるうちに書いておかねば。

まずは先週の木曜日に行った新作英語能パゴダから。

新作英語能パゴダとは、当日いただいたパンフレットによると、喜多流大島能楽堂がアメリカの「シアター能楽」とともに、新作英語能として2009年に制作したもの。作者は中国系イギリス人のジェネット・チョング氏、アメリカ人のリチャード・エマートしが節付をし、大島能楽堂とシアター能楽のメンバーが共演し、ロンドンをはじめヨーロッパ各地で上演されているという。
今回は、2011アジア能楽公演ツアーで、東京、京都、北京、香港で上演される。

半能「高砂」から始まった。
喜多流の高砂は、私がよくみる観世流に比べて、謡も舞も、プリミティブな印象を受ける。
槻宅聡師の笛を聴くのは初めて。

新作英語能「PAGODA」。
シテと後ツレの大島衣恵、大島輝久姉弟と、地謡におひとりだけ日本人で、あとはみな外国人。
(あっ、後見と囃子方は日本人)
前後2場で舞台は中国。舞台には、中国風の仏塔の作り物。
英語能だし、もちろん全部英語。
パンフレットに英語の詞章がすべて掲載されていて、始まる前にざっと読む。
英語を読みながら、なるほど〜と思ったのは、「shidai(entrance song)」とか、「kuri(oranaate song)」だとか、かえって意味が明確でわかりやすいかも。

わたしは英語はまるっきりダメなので、きっと外国人が能を観ているのと同じ感覚で観る事ができるんじゃないかと思っていたが、まさにそんな感じ。意味は100%わからなくても、なんとなく観ていてわかるし、セリフや地謡の、音楽的特性を、より楽しむことができたようにも思う。

地謡は、まるで西洋の宗教音楽を聴いているみたいな感じ。
カルミナ・ブラーナと重なってしょうがない。

能の内容は、ワキの旅人の前に、ゆかりのある母娘の幽霊があらわれ、後場で再び姿をあらわすという能の典型的は展開で、思っていた以上に面白く、楽しませてもらった。

ワキの旅人の女性、凛としてかっこ良かった。
アイの漁師の男性の語りも、面白かった。狂言って、英語にしても違和感ないのではないかしらと想像。

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