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静御前がやってきた

お友達から、白拍子姿のジェニー人形があることを教えられた。
鎌倉のおもちゃ屋「おもちゃのちょっぺー」さんが作っているオリジナル「鎌倉小町ジェニー」。静御前をイメージして作られたジェニー人形。
リンク先を見て衝動買い。

月曜日に、わが家にやってきた。

201106231

小さな子どもが人形遊びをする分には、十分にかわいいし、何の問題もない。
だけど、大人が人形遊びをする分には、ちょこっと物足りない。
以前、装束屋さんから頂いた有職文様の布地があったので、袴と水干を手作りしようと一念発起。

月曜日、袴を作った。
すべて手縫い。器用じゃないから、かなり大雑把。
ひな人形の五人囃子の鼓方さんから、小鼓を拝借。
さすが静ちゃん(わが家では通称シーちゃん)、上手に打ちます。

201106233

火曜日、水曜日、水干と烏帽子を作る。

水干の布地が薄物なので、衿つけが難しい。
剣は、源平絵巻武具コレクションの源頼朝の沃懸地杏葉螺鈿太刀。

201106232

源平絵巻武具コレクションに、平経正の琵琶青山、平忠盛の笛小枝、静御前の十三弦琴がある。
これらで遊ぶには、手足が曲がらなければならない。
ジェニー人形は、手足が曲がらないので、関節が動くボディをネットで注文した。
早く届かないかなあ。。

参考にしたのは、『ジェニー (No.13) 十二単と花嫁衣装―わたしのドールブック』(日本ヴォーグ社)。


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水無月の茶@弘道館

江戸時代中期の儒者・皆川淇園の学問所址である弘道館でのお茶会に行って来た。
今月は「水無月の茶」、そして篠笛の民の謡さんとのコラボで、篠笛の演奏、体験があった。

茶会が始まる前、30分ほど民の謡の代表森田玲氏の演奏を聴き、篠笛体験をさせていただいた。
能管は、原則として能の音楽しか吹かないけれど、篠笛は、とっても自由な感じがする。
篠笛初体験!
一息目、簡単に音を出せる気でいたが、音が出ない。
二息目、歌口への唇のあて方を教えていただき、その通りにすると、すんなりと音が出て、簡単な旋律を教えていただく。
この唇のあて方を能管で試したらどうなるだろう?と、早く家に帰って吹いてみたくてうずうず。

茶会へ参加するのは、結婚前以来なので、とっても久しぶり。
お客さんの作法は、すっかり忘れているので不安だったが、心配は無用だった。楽しめば良いのだ。
亭主は、老松の社長さん。今月は水無月の茶ということで、祓えがテーマ。設えの趣向がどれもおしゃれで、お茶の面白さにワクワクさせていただいた。
お茶碗は、数茶碗ではなく、すべてが違うものというのも、こだわりだそうだ。モダンなものから正統派まで、楽しませてもらった。私がよばれたお茶碗は、遮光器土偶と同じ土で作られたというお茶碗だった。
主菓子はもちろん老松製。沙羅双樹の花をイメージしたもの。美味。

帰宅後、さっそく笛を吹く。
歌口の真ん中に指をあてて、唇の真ん中に持って行くだけのことなのだが、理にかなっていると納得。
能管の歌口は大きいので、意識しなくてもそこに唇がいくけれど、指でちゃんと誘導してやれば、ちょうどいい場所に当たるので、息の負担が少なくてすみそうだ。
孔の向きの角度でも音が全然違う。
次回のお稽古で、早笛が最後まで苦しくなく吹けるかどうか意識してみよう。

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第36回能にしたしむ会@京都観世会館

片山慶次郎追悼第36回能にしたしむ会。

舞囃子「巻絹 神楽留」
シテ:片山九郎右衛門
笛:杉信太朗 小鼓:吉阪一郎 大鼓:河村総一郎 太鼓:前川光長

九郎右衛門さんには、オーラがある。

狂言「地蔵舞」
シテ:茂山七五三 アド:茂山逸平

地蔵舞が興味深い。

仕舞「阿漕」観世銕之丞

舞囃子「江口」
シテ:片山幽雪
笛:杉信太朗 小鼓:吉阪一郎 大鼓:河村総一郎

能「隅田川」
シテ:片山伸吾 子方:片山峻佑 ワキ:宝生欣哉 ワキツレ:則久英志
笛:杉市和 小鼓:曽和尚靖 大鼓:河村大

能を観て泣くことって、めったにないけれど、今日は泣けた。
伸吾師の鬘物、もっと観てみたい。

今日思ったこと。
仏教を学ばなければ、日本の古典は正しく理解できない。
地蔵舞にしても、江口にしても、隅田川にしても、その背景の仏教思想を理解した上で観ると、数段面白いに違いない。

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十五世大倉長十郎宣喜二十七回忌追善会

土曜日、十五世大倉長十郎宣喜二十七回忌追善会を観てきた。
囃子方主催の会は、能楽囃子好きにとっては、とっても心地よい空間。

お小遣いがピンチにつき、2階自由席。
大阪能楽会館の2階席は桟敷になっていて、舞台もそう遠くはないので好き。

連調「天鼓」
梅若猶義 小鼓:清水和音 清水雅音

舞囃子「海士」
シテ:長山禮三郎 笛:赤井要佑 小鼓:吉阪一郎 大鼓:山本寿弥 太鼓:三島元太郎

黄鐘早舞だった。

舞囃子「砧 前」
シテ:梅若猶義 笛:杉市和 小鼓:久田舜一郎 大鼓:辻雅之

一調「八島」
豊嶋三千春 小鼓:鵜澤洋太郎

狂言「無布施経」
善竹忠一郎 善竹隆平

能「景清 松門之出」
シテ:片山幽雪 ワキ:福王茂十郎  
笛:野口傳之輔 小鼓:荒木賀光 大鼓:山本哲也

松門ひとり閉じてとの謡い出しに、ゾクっとする。

舞囃子「葛城 大和舞」
シテ:山本章弘 笛:貞光義明 小鼓:久田陽春子 大鼓:大村滋二 太鼓:三島元太郎

舞囃子「卒塔婆小町」
シテ:大西智久 笛:貞光義明 小鼓:荒木建作 大鼓:辻芳昭

一調「蝉丸」
上野朝義  大鼓:大倉慶乃助

一調「夜討曽我」
片山九郎右衛門 小鼓:大倉源次郎

すごい!

舞囃子「安宅 瀧流」
シテ:生一知哉 笛:杉市和 小鼓:上田敦史 大鼓:山本哲也

独鼓「笠之段」
高林白牛口二 小鼓:高橋奈王子

半能「融 酌之舞 思立之出」
シテ:大槻文蔵 ワキ:江崎金治郎 
笛:赤井啓三 小鼓:清水晧祐 大鼓:上野義雄 太鼓:上田悟

半能ということもあるけれど、私の理想の融ではなかった。理想の融に会いたいな。

十三回忌に作られた『大倉流小史』が売っていたので購入。帰りの電車の中で読了。
大鼓小鼓大倉家の歴史や、近現代の大倉流の歴史を知ることができ勉強になる。

ツイッターで知り合いお会いしたいなあと思っていた方にご挨拶でき、その縁で笛を習っていらっしゃる方を紹介していただき、うれし、うれし♪

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京都能楽養成会研究発表会@京都観世会館

今月で笛のお稽古を始めて丸4年になる。
笛を習い始めたのがきっかけで能を観に行くようになった。
最初は、笛の師匠が出る公演だけに行っていたのが、気がつくとすっかり能にはまっていた。
能を見始めたころに、日本伝統音楽研究センターの藤田隆則先生の連続講座と、味方健先生の伝書を読む会に参加できたことも、私の能楽ライフにとって、本当にありがたい出会いだと思う。

午前中は、日本伝統音楽研究センターの講座「能を解剖する―謡の朗読、手付・形付の読解を通じて」。
今日から鵜羽を読む。鵜羽は、廃曲だったのを、近年に復曲されたもの。
映像を見せていただいたが、面白そう。全編を通しで観たい。

午後からは仕事。仕事を終えると、京都観世会館へ、京都能楽養成会の研究発表会を観に行く。
タダで能楽囃子にひたれるって、天国だ。しかも出演者たちはみんな熱い。
笛方の森田浩平くん、少年ぽさが抜けて青年になっている。笛の音色も、良い感じ。楽しみ、楽しみ。
狂言の小舞を楽しめるのも、うれしいな。

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人長の舞@八坂神社

毎年6月14日、八坂神社で、弥栄雅楽会により「人長舞」が奉納される。
くたくたさんのブログで知り、どうしても見たくなったので行って来た。

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神々しくて、息をのむほどの緊張感。そこに神様がいらっしゃるからだ。

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神官たちが本殿へと渡り、神事が始まる。
人長(にんじょう 御神楽の舞人の長。行事の進行をつかさどる)は、本殿で、神様の依り代である、輪(神鏡の象徴)を付けた榊の枝を授けられ、舞殿へ移る。
本殿と舞殿の間には、2つの庭燎(にわび)が設けられ、人長の合図で火が灯される。
笛(神楽笛)・篳篥・琴(和琴)を順番に召して、奏させる。
人長が「寄合え」と言うと、三楽器が演奏し、歌人が歌う。
そして人長が、片袖を脱いで舞う。曲名は早韓神(はやからかみ)で、最後は其駒(そのこま)という。

すべてを式どおりに勤めると、6時間ほどかかるのだそうだが、省略されて2時間ほどの儀式だった。

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砧の女

結婚したばかりの若いころ、夫と1日でも離れると寂しくてしかたなかった。
もし夫が死んだら、私も寂しくてすぐに死んでしまうだろうと真剣に思っていた。
それが20年経った今では、典型的な亭主元気で留守が良いである。
ゴメンね、ダーリン。

砧の女は、中年の女だろうか?若い女だろうか?

結婚したばかりの若い女であれば、3年帰らぬ夫を思い、純粋に恋い焦がれて死んでしまうだろう。
しかし中年の女で、長年連れ添った夫との関係だとしら、純粋に恋い焦がれて死にはしない。妄執に苛まれて憤死する。妄執とは、悟りを得られずに、迷いの心から物事に執着すること。つまり夫への愛ではなく執着なのだ。その妄執は、若い女の執心よりも数段凄まじいものとなるだろう。

日曜日の蘭の会の砧の女は、中年の女だった。

能「砧」
シテ:杉浦豊彦 ツレ:林宗一郎 ワキ:福王茂十郎 ワキツレ:福王知登 アイ:茂山千三郎
笛:森田保美 小鼓:成田達志 大鼓:河村大

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蘭の会@京都観世会館

今日は稀曲「輪蔵 鉢叩き」を観能。

20110613_2能「輪蔵 鉢叩き」
シテ:大江又三郎 ツレ:井上裕久 子方:寺澤杏海 大江美乃 ワキ:福王知登 ワキツレ:是川正彦 喜多雅人
アイ: 茂山童司 アイ:茂山千五郎 茂山正邦 茂山茂 茂山宗彦 松本薫 島田洋海 丸石やすし
笛:杉市和 小鼓:林吉兵衛 大鼓:谷口正壽 太鼓:前川光範

輪蔵とは、経典を収納するための回転式の書棚。
目付柱のそばに輪蔵の作り物。囃子方の前に宮が置かれた。中正面に座ったのは大失敗。輪蔵の作り物に遮られて、見えない。この能は正面から観るべし。
輪蔵の作り物、でかいし、クルクル回るし、インパクト大。

前場、大宰府の僧が北野天満宮に参詣し輪蔵を拝んでいると、老人が現れ、自分は輪蔵を守護する十二天のひとり火天であると名乗り、一夜のうちにすべての経巻を拝ませると約束して、来序で中入り。前場にはシテがでない。ツレがシテ?よくわからない。
後場、宮の中から傅大士が普建童子、普成童子を伴って姿を現し、釈迦一代の経箱を僧に与え、楽を舞う。楽の初めの部分は、二人の子方も一緒に相舞。シテの傅大士、杖を持っていて、杖をつきながら楽を舞う。シテと子方は、ずっと宮の中に入ったままだったのに、軽くびっくり。
次いで早笛で火天が登場し、僧を輪蔵にともない転読する。
傅大士というのは、中国、南北朝時代の在俗仏教者で、輪蔵(転輪蔵)を考案した人。

間狂言の「鉢叩き」がおもしろかった。左の写真は、七十一番職人歌合の鉢叩
鉢たたきの僧たちが連れだって北野に出かけ、紅梅殿の前で拝むと、紅梅殿の神(=瓢の神)が現われて、舞いながら僧たちに祝福を与える。
鉢たたききというのは、半僧半俗で、11月13日から大晦日まで、鉦をならし、あるいは瓢を竹の枝でたたきながら、念仏、和讚を唱えて洛中を勧進すること。年末には茶筅を売り歩いた。
舞台に登場した6人の鉢たたきの僧たちも、手にした笹には茶筅がぶら下がっており、一人は鉦をたたき、他は瓢を竹の枝でたたいていた。

治まれる 都の春の鉢たたき たたきつれたる一節を 茶筅めせと囃さん

狂言「茫々頭」
シテ:茂山七五三 アド:茂山逸平

仕舞「兼平」 林喜右衛門
仕舞「野宮」 杉浦元三郎
仕舞「通小町」観世清和
仕舞「天鼓」浦田保浩

能「砧」
シテ:杉浦豊彦 ツレ:林宗一郎 ワキ:福王茂十郎 ワキツレ:福王知登 アイ:茂山千三郎
笛:森田保美 小鼓:成田達志 大鼓:河村大

今日はここまで。砧の女については明日につづく。

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条件反射

兄ちゃん、ママは何食べてはるの?
アイスキャンデーっていうらしい。

20110612

アイスキャンデーの袋を破く音がすると、犬猿の仲の2匹が、足下に寄ってきて、同じ表情で見つめる。


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安達原@大津伝統芸能会館

今日は大津市伝統芸能会館へ、吉浪壽晃の会へ行って来た。
大津市伝統芸能会館で能を観るのは久しぶり。

吉浪壽晃師は、謡講で、心地よい謡を聴かせたいただいていたので、シテの舞台を楽しみにしていた。

能「安達原」黒頭・長絲之伝・急進之出
シテ:吉浪壽晃 ワキ:原大 ワキツレ:有松遼一 間:松本薫
笛:杉信太朗 小鼓:林吉兵衛 大鼓:石井保彦 太鼓:井上敬介

前場。
前シテの里女、面は痩女で、深い緑の水衣をまとっていた。
枠桛輪(わくかせわ:つむいだ糸を巻きとる糸車)を回しながら糸を繰る女。
昨日、横川で聴いた六道講式の一節が、なんだかオーバーラップする。
「世間な車の輪の如し、時の変ずる事は転れる輪の如し、人また車の輪の如し、或ひは上り或は下る」

後場。
見てはならないと約束したのに…裏切られた女は、鬼女となってあらわれる。
早笛で三の松まで登場し、また幕へ入り、再登場。笛の音がエキセントリックに響く。
鬼女を祈り伏せようとする山伏たち。
心の闇は誰にでもあり、隠しておきたいもの。
がんばれ鬼女と応援しよう。

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恵心講二十五三昧式

比叡山延暦寺横川・四季講堂で行われる恵心講二十五三昧式を聴聞に行って来た。

横川(よかわ)は、比叡山延暦寺の三塔のひとつ。
円仁によってひらかれ、良源の住房四季講堂(元三大師堂)、源信の住房恵心院、日蓮の住房定光房などがあった。

平安時代中期、比叡山横川を中心におこった念仏結社である「二十五三昧会」は、恵心講二十五三昧式として、現在も、恵心僧都源信の命日にあたる6月10日に、四季講堂(元三大師堂)で修されている。

法要は、「六道講式」を中心にすすめられる。
三礼如来唄からはじまり、表白、勧請、四奉請と続き、六道の式文→十二礼文→三句念仏が地獄・餓鬼・畜生・修羅・人・天とくり返され、結章文、早念仏、回向伽陀、自我偈、宝号、回向文となる。
11人の僧侶により粛々と進行する。
念仏の声が心地よく堂内に響き、時おり遠くに聞こえる鐘の音と相まって、さながら浄土を追想させる。
知らず知らずのうちに、手を合わせていた。
講式(こうしき)は、平曲や謡曲に大きな影響を与えたという。確かに聴いていて、ああなるほどと思った。
良い経験をさせたいただいた。
私たちのグループは15人で聴聞させたいただいたのだが、他はごくごく少数な聴聞客。

下の写真が、四季講堂(元三大師堂)。
あわてて家を出たので、デジタルカメラを忘れてしまった。iPhoneで撮った写真なので、キレイじゃない。とほほ。

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少し離れた所に恵心院がある。美しいただずまい。
恵心僧都源信は、恵心院に住み、ここで『往生要集』や『二十五三昧式』などを著わし、叡山浄土教を確立させた。
現在の建物は、坂本にあった別当大師堂を移築したもので、阿弥陀如来を本尊として祀られている。内部は非公開。

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「『源氏物語』横川僧都遺跡」という碑が建っていた。

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ちょっと興味をひかれたのは、元三大師堂に掲げられたいた絵馬。
大津絵の「鬼の念仏」「藤娘」「弁慶」の絵柄。
小形の大津絵の絵馬がお土産として街道筋で売られていたのは知っていたが、大形の奉納額もあるんだ。

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元三大師は、おみくじの元祖でもある。よくあるクジを引くというものではない。住職が相談者から話を聞き、元三大師に祈願しておみくじを引くというもの。
今度訪ねた時には、ぜひともおみくじを授かりたいものだ。
散華と角大師のお札を授かって帰る。

指導してくださっている藤田隆則先生に、あらかじめいただいていた国立能楽堂での六道講式の資料は、とても参考になりました。ありがとうございました。
ご一緒させていただいた日本伝統音楽研究センターの講座の受講仲間のみなさま、楽しい時を共有させていただき、ありがとうございました。

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週末のメモ

土曜日は、金剛能楽堂。幸流小鼓方曽和正博師の社中の会へ行って来た。
番組を見ると、黒川能についていろいろと教えていただいた清水義也師や、一噌流の笛方藤田貴寛師の名前があったので、楽しみにしていた。
囃子方の社中の会は、能楽囃子大好きなワタシにとっては、とっても、とっても楽しい時間。

日曜日は、藝能史研究会の大会に行って来た。
午前中の、一般報告のテーマが、「伶人・山科言継が見た猿楽―公家日記『言継卿記』の記録から」「千本ゑんま堂狂言の背景にあるもの―時代による比較を中心に」「北九州地方の盲僧琵琶の誕生について―伝存する楽器資料から」と、どれも興味のあるものばかり。
午後からは、特集テーマが、【流動期の狂言―中世と近世をつなぐもの】として、基調報告が関屋俊彦氏「流動期の狂言をめぐる諸問題」、テーマ報告が、「年預と《翁》―長命茂兵衛家の役割を中心に」「狂言の古図から見えてくるもの―江戸時代以前の演技演出を推考する」「鷺流の「古態」」と続いた。
藝能史研究会へ行くのは、30年ぶり。知的な刺激を受けて、脳が活性化され、好奇心がムクムク。


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2011年京都薪能

今年も京都薪能へ行って来た。
昨年までは桟敷席で、後方だけが椅子席だったのが、今年からは全席椅子となった。
舞台も若干高くなったようだ。

今年のパンフレットの表紙は、黒バックに小面。同じ柄のクリアファイル付き。
すっごくカッチョ良いので、クリアファイルは追加で購入。

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一日目
仕事があったので、開演に間に合わず。
最初の金剛流半能「淡路 急々之舞」の、ほとんど終わりかけに入場。
急々之舞、聴きたかった〜。

観世流能「花月」。
花月の装束の色のとりあわせに、はっとする。

火入れ式あたりから、雷がゴロゴロ。
金剛流能「羽衣」が始まって、シテが出てくるころからポツポツと降り出す。
シテ、ワキは、傘をさしかけられて幕へと戻る。
落雷の危険があるので中止するとの放送。
残念だけれど仕方ない。
帰途についてまもなく、集中豪雨。
ひどい雨にならないうちに、中止を決められて本当に良かったと思う。
お道具や装束が心配。

二日目
仕事はお休み、気合いを入れて、昼から並ぶ。
お友達も一緒なので、たくさんお話して、平安神宮の神苑にも入って、あっという間に時間が経つ。
そして早くから並んだ甲斐があって、正面の一番前の席をゲット。

観世流半能「養老 水波之伝」。
わ〜い。師匠の笛♪
天女、キレイ。山神、さっそうとしてステキ。

観世流能「自然居士」。
大好きな曲のひとつ。
人買いのお二人、迫力満点。ホントに人買いみたいに見えた。

観世流半能「井筒」。
火入れ式が終わって、日もおち、背景の白虎楼・蒼龍楼、大極殿がシルエットで浮かび上がる。篝火に照らされたシテの美しさといったら…これが京都薪能の醍醐味だと思う。日が完全におちると、白虎楼・蒼龍楼、大極殿がライトアップされる。
半能ではなくて、フルバージョンで観たい〜。

大蔵流狂言「金津」。
井筒終了後、トイレに立ったので、正面席には戻りづらく、後方から拝見。
にぎやかに囃しながら終わるのが楽しい。

金剛流半能「石橋 和合連獅子」。
金剛流の獅子を観るのは初めてかも。なんか新鮮。

今年もパンフレットに、能楽師のみなさんにサインをしていただいた。大切な宝物。
家に帰って、パンフレットを見ながら、ニヤニヤ。

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近況

ご無沙汰しています。
一昨年の夏に乳ガンの手術を受けて以来、化学療法、放射線治療、分子標的療法とフルコースで進んできました。元来の能天気な性格のおかげで、落ち込むことも無く、順調に回復してきたと思います。

3月からホルモン療法を開始しました。
ホルモン療法とは、女性ホルモン値を下げる治療法で、更年期障害と同じ症状がでてきます。
ノルバデックスという薬を毎日5年間続けて服用するのですが、この副作用が辛くて、2ヶ月半でギブアップ。
眠れない、集中力がなくなる、ホットフラッシュ、うつな状態、関節痛、物忘れ、コトバがでない、目がかすむ、ひどいおりもの、じんま疹、体重の激増などなど。
先日の通院で、主治医に、辛くて続けられないと訴えると、アリミデックスという薬を処方されました。
服用を開始してまだ1週間ですが、ノルバデックスに比べたら、今のところ、ずっと楽かも。

ノルバデックスに苦しめられている最中、キャンディーズのスーちゃんが亡くなったニュースが入ってきたので、胸中複雑。でも再発転移しても、20年生きられるんだと思うことにしました。

大好きな能もたくさん観たいし、来年の大河ドラマにそなえて平家の本も読みたいし、美味しいものを食べたり飲んだりしたいし、やりたいことがいっぱいです。

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