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右近@京都観世例会

3月の京都観世例会で、珍しい曲「右近」が出るというので、楽しみにしていた。

能「右近」
シテ:浦田保親 ツレ:梅田嘉宏、松野浩行 ワキ:福王知登 ワキツレ:喜多雅人、中村宜成 アイ:丸石やすし
笛:森田保美 小鼓:林吉兵衛 大鼓:谷口正壽 太鼓:井上敬介

鹿島神宮の神職が、都の花見見物に、北野社の右近の馬場を訪れた。
そこに車に乗った女が侍女二人とともに登場する。
神職は、向かいに女車が止まっているのを見て、昔業平が同じ場所で女車に歌を詠みかけた故事にならって、古歌を歌いかけ、女と語り合う。女は、北野社の名所を数え、自分が桜葉の神であることを告げ、夜に神楽を奏することを約束し、花に隠れて姿を消す。
やがて桜葉の神が顕われて、舞興じ、御代を寿ぐ。

前場で、シテが二人のツレと、桜の花で飾られた車に立つ様子は、華やいで美しい。一足早く、桜を満喫した気分。後場の女体の神が舞う中之舞、破之舞も、品よく優美。

あまり良い写真じゃないけど、右近の馬場跡。謡曲史跡保存会の駒札も立てられている。
右近の馬場とは、右近衛府に属した馬場で、毎年五月、近衛の役人の競馬の行事が行われた場所だ。桜の名所でもあり、和歌にも詠まれている。
『出来斎京土産』に、「社の南の鳥井を出れば右近馬場也。右近馬場の日折といふ事は、年中行事にあり。此馬場に桜宮あり。天照大神を祝ひ奉れり」とあり、桜宮(桜葉明神)が祀られていた。現在、桜葉明神は、北野天満宮の末社に祀られている。
また、京都市上京区千本通出水東入にも桜宮神社がある。この社の由緒には、右近の馬場より遷座したとしている。

20110328

京都は、桜の開花のたよりもちらほら。
千本出水の桜宮神社も、桜が美しいらしい。4月に入ったら写真を撮りに行こう。

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コメント

ひめさん ありがとうございます♪

右近は美しい情景なので、さぞや華やかな合宿だったのではないでしょうか。

杉先生の早笛、思い出しながら真似っこして吹いてみるんですけど、うまくいきませぬ。
週末は、杉先生の道成寺の笛を楽しみにしています!

投稿: ヨウダ | 2011.03.29 18:19

こんにちは~ヨウダさん

まずは前記事の検査結果異常なし!
ともあれ良かったですね

右近は非常に懐かしい曲なんです
能楽は観たことは無いんですが
学生時代の合宿で(まだ未成年やった・・・)
この曲でギュウギュウ絞られたんですわ

それからもっと前記事の杉先生の早笛
私も聞きたい!!!
聞いた事がないですよ
スイングするみたいね~
そそられるぅ(^^)

ということで・・・珈琲でも淹れて休憩しますわ
粋なマスターが淹れる珈琲には程遠いですけど~~

投稿: ひめさん | 2011.03.29 15:59

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