最近買った本など
本を手に入れて愛でることは、知的好奇心を満たす何よりの方法で、ストレス発散の特効薬だと思っている。
最近手に入れた本の中で、ピカイチなのは、『平家物語大事典』(東京書籍)。
第1部物語編、第2部周縁編、第3部研究編と分かれいる。物語編では、国文学のみならず、特に歴史学からのアプローチで、虚構と史実を、読者はすっきりと読みとることができる。研究編では、最新の研究成果を知ることができるし、巻末付録も充実していて、どこをとっても読みふけってしまう。今後の平家物語研究の基本書となるのだろうなあ。
マックとクーな日々は、能ブログとなりつつあるので、特記しておきたいのは、第2部周縁編に入っている、平家物語関連能演目一覧。平家好きな能愛好家には必見。またうれしいことに、演目ひとつひとつについても項目がたてられている。
能の本では、三浦裕子著『面白いほどよくわかる能・狂言ー代表的演目の解説から鑑賞のポイントまで』(日本文芸社)が、読み物として楽しめた。
能の入門書は、昔からたくさんあるし、わが家の本棚にも、何冊も並んでいる。もしその中から、能に興味が出始めたお友達に薦めるとしら、きっとこの本をあげると思う。なぜなら本当に手際よく、能の約束事や、鑑賞のポイントを解説しているからだ。
もひとつ能の本で、高安流大鼓方柿原崇志師の書かれた『先人よりの覚え書 付・誰でもすぐ分かる地拍子の手引』(檜書店)。地拍子を少しでも理解しようと思って買ったのだけれど、挫折中。
| 固定リンク
「能の本棚」カテゴリの記事
- 日本の古典芸能3『能 中世芸の開花』(2013.10.04)
- 天女舞の桜(2013.08.24)
- 役者の読む世阿弥『風姿花伝』(2013.08.24)
- 能と狂言11 能・狂言の絵画資料(2013.06.20)
- 金剛巌『初心不可忘』(2012.08.28)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
西行花伝、昔、読みました♪
高校時代の親友が、辻邦生が大好きで、プレゼントしてもらったのです。
最近、集中力がどんどんと低下している上に、ネット依存で、読む量が断然減ってます。
これではダメだと思ってはいるんですが。
とほほ。
投稿: ヨウダ | 2011.02.24 17:47
今、名古屋行きのバスの中で
藤田大五郎を聴きながら、
帯の基礎知識を読んでいます。
幸せ。
いつもバイクや自転車で駆け回っている
ヨウダさんは何時読書を??
私は西行花伝ぜんぜん進まへん。
本を買うのは大好き。上の二冊は
アマゾンのお気に入りに登録済みです。
ありがと〜。
投稿: さうび | 2011.02.24 09:26