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週末の観能メモ

分林道治師の道成寺を観て、しばらく能は観なくてもいいやと思っていたけれど、ますます能が好きになったように思う。

土曜日は、年末の掃除をしないといけないし、行くつもりはなかったのだけれど、師匠の乱を聴きたいと、能楽堂へバイクを走らせていた。
日曜日は、もともと菊之会へ行くつもりだったのだけれど、河村晴道師の三井寺も観たかったので、金剛能楽堂とアクロバットなハシゴをしてしまう。

こういう観能のしかたはよくない…と、頭ではわかってるのだけれども。

12月11日(土)杉浦定期能
◆能「船弁慶」
シテ:金子昭 子方:橋本淑香 ワキ:原大 ワキツレ:小林努 岡充 アイ:茂山茂
笛:杉信太朗 小鼓:吉阪一郎 大鼓:河村大 太鼓:前川光範

この日の信太朗師の笛は、お調べからなんかいつもと違う。早笛、舞働と、まるで音が飛び跳ねているかのようで魅惑的。一つの音に、いくつもの音が重なって聴こえるし、実際に主音の他に高音が出ているように思う。

◆能「乱」
シテ:松井美樹 ワキ:有松遼一
笛:左鴻泰弘 小鼓:曽和尚靖 大鼓:石井保彦 太鼓:井上敬介

女性のシテ方は苦手という意識があるけれど、舞はとてもキレイで、遊び戯れている様子が目に浮かぶ。

12月12日(日)林定期能
◆能「三井寺」  
シテ:河村晴道 子方:河村春穂 ワキ:福王和幸 ワキツレ:中村宜成 山本順三
アイ:茂山良暢 アイ:山口耕三
笛:竹市学 小鼓:吉阪一郎 大鼓:石井喜彦

長丁場の三井寺だけど、河村晴道師は長さを感じさせない。謡も姿も美しく心地よい。藤田流の竹市学師の笛を聴くのも久しぶりで、満足度が倍増。
後シテの装束の唐織の文様が葛花。そっくりな帯を持ってる♪とうれしくなる。

◆能「鵺」    
シテ:林宗一郎 ワキ:小林努 アイ:茂山良暢
笛:杉信太朗 小鼓:成田達志 大鼓:守家由訓 太鼓:前川光長

信太朗師のヒシギが、鵺の悲痛な叫びのように聴こえた。

12月12日(日)菊之会
◆能「善知鳥」
シテ:廣田泰能 子方:宮原雅美 ツレ:豊嶋幸洋 ワキ:村山弘 アイ:佐々木千吉
笛:左鴻泰弘 小鼓:林吉兵衛 大鼓:谷口有辞

善知鳥という曲は、面白くないと思っていたけれど、今日の舞台は違った。
カケリ、大好き。カケリ、最高。
廣田泰能師の他の舞台も観てみたい。

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