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能囃子の世界 和のしらべ〜能管の魅力を探る@大阪能楽会館

11月27日
大阪能楽会館へ、「第三回能囃子の世界 和のしらべ〜能管の魅力を探る」を聴きに行ってきた。
「和のしらべ」は、音楽としての能囃子を楽しむ会で、阪神間の能楽囃子方で構成される調和会の主催。
特に第三回目は、能管の魅力に迫る構成で、笛を中心に選曲されている。

貞光義明師のお話を聞くのを楽しみにしていた。今年79歳。
囃子方さんが表に出ることはめったにないし、どんな話がとびだすのかと緊張していた。
まずは愛用の笛について語りはじめられたのだが、作者をど忘れするボケっぷりに、なんだかぐっと親しみを感じて、こちらの緊張もふっとんでしまい、終始にこやかな笑いの中で進められた。
師の愛用の笛は、「小枝」という銘で、巴御前愛用の笛といういわれがあるとのこと。名管録に載っている「小枝」(桜田作)なのかなあ?気になる。
笛を始めたころの話、修行中の話、大失敗な舞台の話、興味がつきない。もっと聞きたい。

鶴之舞は、昭和34年、土岐善麿・喜多実による新作能「鶴」の上演の際に作られたもの。「能楽囃子のバリエーション」のレコードに、藤田大五郎・幸宣佳・安福春雄・金春惣右衛門の演奏で収録されていた。最近、復刻した能楽囃子体系のCDの中にも入っている。
最初から盤渉の高い音で始まるこの曲は、赤井啓三師の笛の音にはぴったりと思った。

長山禮三郎師を久々に拝見したが、どんどんとひきこまれた。
「清経」は、観る回数が多い番組ベスト1なんだけれど、とても新鮮に感じた。
この方の他の舞台も観てみたい。

◆舞囃子「右近」 赤瀬雅則
笛:貞光義明 小鼓:久田陽春子 大鼓:守家由訓 太鼓:上田慎也

◆素囃子「鞨鼓」
笛:森田啓子 小鼓:高橋奈王子 大鼓:森山泰幸

◆舞囃子「盛久」 山本博通
笛:貞光卓生 小鼓:上田敦史 大鼓:辻雅之 

◆舞囃子「融 酌之舞」 波多野晋
笛:野口亮 小鼓:成田達志 大鼓:山本哲也 太鼓:中田弘美

◆対談「長老に聞く−能管の魅力」 貞光義明 守家由訓

◆舞囃子「梅枝」 齊藤信隆
笛:左鴻雅義 小鼓:久田舜一郎 大鼓:大村滋二

◆舞囃子「船弁慶 重キ前後之替」 赤松禎英
笛:貞光訓義 小鼓:荒木建作 大鼓:上野義雄 太鼓:上田悟

◆素囃子「鶴之舞」 
笛:赤井啓三 小鼓:清水晧祐 大鼓:辻芳昭 太鼓:三島元太郎

◆能「清経 恋之音取」
シテ:長山禮三郎 ツレ:長山耕三 ワキ:福王知登
笛:野口傳之輔 小鼓:荒木賀光 大鼓:山本孝 

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コメント

えびぞうさん
コメントありがとうございます♪
今思い出しても笑えます。
心に残る舞台は?という質問に、心に残る恥ずかしい舞台話になるし、めったい聞けない貴重な時間でしたね。
また来年も、行きたいです。

投稿: ヨウダ | 2010.11.30 00:22

こんにちは。

私もこの会に伺ってました!
ほんと大爆笑でしたものねー。もっとお話聞きたい!と思いました。

投稿: えびぞう | 2010.11.29 18:19

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