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道成寺@金剛能楽堂

日曜日に観た金剛流「道成寺」は、金剛流若宗家金剛龍謹師の披き。緊張感あふれる舞台だった。

観世流では、あらかじめ狂言方によって鐘を吊るしておくが、金剛流では、鐘を吊るすのは演技の中でのこと。この方が自然でいいな。

白拍子の登場。
白拍子の装束は鶴菱文様の紅無しの唐織。烏帽子は金色。
道成寺の白拍子は、妖艶なイメージがあるのだけれど、妄執というよりも、一途な恋心を感じさせる無垢な美しい白拍子だった。

乱拍子。
正面の前の席だったので、シテの息づかいまでが伝わってくる。
小鼓は、幸流の曽和尚靖師。黄色のお着物が、とても、とても似合ってらして凛々しい。そのまま雛壇に飾りたいくらい。
道成寺の中でも、乱拍子から急之舞へと一転するのが大好き。
杉信太朗師の急之舞、とってもドキドキ。音のひとつひとつがきっちりと聴こえて、ヒシギもキレイに響いていた。

鐘入り。
鐘入りは、目付柱の方から鐘に迫り、扇で鐘を指しながら、斜めに飛びこむ。烏帽子は前から後へとはたいて飛ばす。
落ちてくる鐘に、腰を直撃されたように見えた。

後場の蛇は、前場の白拍子に比べて、どういうわけかまるで風船がしぼんでしまったかのように、迫力に欠けてしまう。装束も鬘も乱れていて、もしかしたら鐘入りの時に打たれた腰のせいではないかと心配。
しかし、金剛流の型の連続はとてもおもしろくて、目をみはる。
無事に勤められて良かった。次の舞台が楽しみだ。

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