« 2010年9月 | トップページ | 2010年11月 »

寒くなったので

なるったけボクら、くっついてます。

201010271

マック兄ちゃんは、風邪ひいて、ちょっとしんどうそうです。
ルークは、おしっこたれが治りません。
おりこうさんは、ボクだけやね。(クイール)

201010272

| | コメント (2) | トラックバック (0)

羽衣&船弁慶@平安神宮

急に寒くなった。そしてこの寒い中、平安神宮で薪能が行われた。
京都料理芽生会の創立55周年記念のイベント。
毎年恒例の6月の京都薪能とは雰囲気が違って楽しめた。空気が違う。空気が違うと音の響きも違う。
寒さでほぼ凍死状態だったけど…

羽衣も船弁慶もダイジェスト版。下の番組で所要時間は1時間。
番組がなかったので、下は間違ってるかもしれない(汗)

能「羽衣」 
シテ:片山清司 ワキ:宝生欣哉
笛:杉信太朗 小鼓:吉坂一郎 大鼓:河村大 太鼓:前川光範
地謡:古橋正邦 味方玄 浦田保親 片山伸吾 大江信行 橋本忠樹 分林道治 梅田嘉宏
後見:青木道善 河村博重 大江広祐

解説 味方玄

素囃子「音取〜祈り〜早舞クツロギ(かな?)」
笛:杉信太朗 小鼓:吉坂一郎 大鼓:河村大 太鼓:前川光範

能「船弁慶」
シテ:片山清司 子方:片山清愛 ワキ:宝生欣哉 アイ:茂山逸平
笛:杉信太朗 小鼓:吉坂一郎 大鼓:河村大 太鼓:前川光範
地謡:古橋正邦 味方玄 浦田保親 片山伸吾 大江信行 橋本忠樹 分林道治 梅田嘉宏
後見:青木道善 河村博重 大江広祐

あまりに寒くて、暖かいものをお腹にいれなければ風邪をひくと思い、帰りに山元麺蔵さんへ駆け込む。
土ごぼうの天ぷらと温かいおうどん。五臓六腑にしみわたる。
帰り際に、能楽師さんがお三方入っていらした♪
ミーハーなワタクシは、お疲れさまでしたと声をかけることを忘れない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

道成寺@金剛能楽堂

日曜日に観た金剛流「道成寺」は、金剛流若宗家金剛龍謹師の披き。緊張感あふれる舞台だった。

観世流では、あらかじめ狂言方によって鐘を吊るしておくが、金剛流では、鐘を吊るすのは演技の中でのこと。この方が自然でいいな。

白拍子の登場。
白拍子の装束は鶴菱文様の紅無しの唐織。烏帽子は金色。
道成寺の白拍子は、妖艶なイメージがあるのだけれど、妄執というよりも、一途な恋心を感じさせる無垢な美しい白拍子だった。

乱拍子。
正面の前の席だったので、シテの息づかいまでが伝わってくる。
小鼓は、幸流の曽和尚靖師。黄色のお着物が、とても、とても似合ってらして凛々しい。そのまま雛壇に飾りたいくらい。
道成寺の中でも、乱拍子から急之舞へと一転するのが大好き。
杉信太朗師の急之舞、とってもドキドキ。音のひとつひとつがきっちりと聴こえて、ヒシギもキレイに響いていた。

鐘入り。
鐘入りは、目付柱の方から鐘に迫り、扇で鐘を指しながら、斜めに飛びこむ。烏帽子は前から後へとはたいて飛ばす。
落ちてくる鐘に、腰を直撃されたように見えた。

後場の蛇は、前場の白拍子に比べて、どういうわけかまるで風船がしぼんでしまったかのように、迫力に欠けてしまう。装束も鬘も乱れていて、もしかしたら鐘入りの時に打たれた腰のせいではないかと心配。
しかし、金剛流の型の連続はとてもおもしろくて、目をみはる。
無事に勤められて良かった。次の舞台が楽しみだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

先代宗家金剛巌十三回忌追善能@金剛能楽堂

楽しみにしていた金剛龍謹師の道成寺の披き。
金剛能楽堂は、人があふれていた。
ロビーには先代宗家金剛巌師の遺影が祀られ、お焼香をする人の列が並ぶ。

◆連吟「海人」
豊嶋三千春 松野恭憲 掛川昭二 山田安造 吉村輝一 竹市幸司 小野芳朗 山口尚志 漆垣謙次

◆能「定家」
シテ:金剛永謹 ワキ:宝生閑 間:茂山七五三
笛:杉市和 小鼓:曽和博朗 大鼓:石井喜彦

◆狂言「悪坊」
茂山千五郎 茂山あきら 松本薫

◆仕舞
「清経」今井清隆
「江口」廣田泰三
「融」豊嶋三千春

◆能「道成寺」
シテ:金剛龍謹 ワキ:福王和幸 間:茂山正邦 茂山宗彦
笛:杉信太朗 小鼓:曽和尚靖 大鼓:河村大 太鼓:前川光長

いっぱい書きたいのだけれど、やらなくちゃならにことがあるので、ここまで。
後日、追記します。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

第22回テアトル・ノウ 隅田川@京都観世会館

10月24日(土)
第22回テアトル・ノウ〜京都公演へ行って来た。
隅田川は、あまりにもやるせなくて、好みの曲じゃない。だけど、さすがに味方玄師は、魅せてくれる。そして心地よく酔わせてくれた。子方の梓ちゃんのかわいさが、よりいっそう涙をさそう。
久々に杉市和先生の笛も、たっぷりと聴かせていただけた。最後のアシライの笛、隅田川という曲のすべてが凝縮されたような感じ。

◆解説「いざ言問はん都鳥」味方健
◆舞囃子「自然居士」
味方健 笛:杉市和 小鼓:吉阪一郎 大鼓:河村大
◆仕舞
「邯鄲」片山清司
「実盛」片山幽雪
「船弁慶」片山伸吾
◆能「隅田川」
シテ:味方玄 子方:味方梓 ワキ:福王和幸 ワキツレ:永留浩史
笛:杉市和 小鼓:吉阪一郎 大鼓:河村大

午前中は、金剛能楽堂で曽和韶風会へ行った。午後からは観世会館でテアトル・ノウを観て、終演後、再び曽和韶風会。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

木野愛宕神社の烏帽子着

10月23日
京都市左京区岩倉の木野愛宕神社で行われる烏帽子着(袴上げ)を見学に行ってきた。宮座行事のひとつで、元服式にあたる。

20101023

面白いなあと思ったのは、謡曲「高砂」が、儀式の中で使われていること。成人を迎える男子が、大人たちを饗応した答礼として、大人たちが謡をうたうのだ。

も少し詳しく書きたいので、後日、追記します。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

観世能楽堂クッキー

初めて、観世能楽堂へ行った時には売り切れだった観世能楽堂クッキー。先日、観世会秋の別会で手に入れる。

でも、もったいなくて封を開けることができなかった。
今日の3時のおやつに、やっと開封♪

クッキーは、コロンバンの製品ですよ〜
観世水と観世千鳥が描かれた包み紙。缶の蓋には観世能楽堂の舞台。そしてクッキーにも観世水と観世千鳥の文様が入っている。
定価は1300円也。

201010222

甘いもの苦手だけど、この缶が欲しくて買いました(汗)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

気分はイタリアン

JR京都伊勢丹では、イタリアンフェアが開催中(〜25日)。
昨日は、仕事帰りに寄って、あれこれとお買い物。
大好きなブラッドオレンジジュースや、ハムやら、ワインやら。
晩ご飯は、イタリアにいる気分。

写真は、タントタントの前菜盛り合わせに、リストランテ・ドラマティコのポルケッタ。日本橋ビコーテのスペアリブ。

20101022

さて今日は大丸京都店の北海道フェアに行こうかな?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

左鴻泰弘先生名古屋の能管教室開始♪

今日から左鴻泰弘先生の名古屋の能管教室が始まった。
左鴻先生ファンとして、弟子として、とっても気になるので名古屋まで行って来た。
もちろん、しっかりとお稽古もつけていただく。渡り拍子♪

20101020

場所は、名古屋の繁華街である栄の地下鉄の駅から歩いて10分くらいの栄能楽堂
栄能楽堂は、ビルの4階。こんな所に能舞台が!と言う感じで驚いた。
現在のメンバーは2名。お一人は、左鴻先生の笛の音に魅かれて、岐阜から大阪のお稽古場まで通っていらっしゃる方。お一人は、一昨年大学を出られて、愛知に戻られた方。
今日は、他に見学者が2名いらした。入門してくださると良いのだけれど…

名古屋近辺で、森田流の笛にご興味のある方は、ぜひとも見学に来てくださいませ。

左鴻泰弘 能管教室 名古屋
月に1回。主に水曜日、午後6時から。月謝7000円。学生割引あり。
栄能楽堂(能楽ビル4階)
次回の名古屋稽古日は、2010年11月24日(水)。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

殺生石@金剛能楽堂

10月17日(日)

金剛流の豊嶋三千春師の豊春会。

能「三井寺」  
シテ:豊嶋幸洋 ワキ:江崎金治郎 アイ:茂山千五郎
笛:森田保美 小鼓:久田舜一郎 大鼓:河村大

狂言「悪坊」 茂山千五郎 茂山あきら

能「殺生石 女体」
シテ:豊嶋三千春 ワキ:江崎敬三 アイ:茂山あきら
笛:左鴻泰弘 小鼓:荒木賀光 大鼓:河村大 太鼓:前川光長

殺生石は何度も観たことがあるけれど、面白い♪と思ったのは初めてかも。
後場がドキドキの連続。
まずは殺生石がぱかっとあいたら、それはそれは妖艶な野干の精の登場。
そして一畳台からおりてからというもの、目を見張る所作の連続で、目が離せない。
ホントに妖狐が現れたみたい。
も一回観たい!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

頼政@大槻能楽堂

10月15日(土)

大槻能楽堂自主公演
能の魅力を探るシリーズ 平家物語を観る ー「戦のあわれ!」を語る第7回
「頼政」
シテ:片山幽雪 ワキ:福王茂十郎 間:茂山あきら
笛:野口傳之輔 小鼓:荒木賀光 大鼓:山本孝

頼政は、大好きな曲なのに、半分寝てしまう。もったいなや。

夜の大阪のお稽古まで少し時間があったので、四天王寺の石の鳥居から夕陽を拝もうと寄り道。
お彼岸の中日には、この鳥居の真ん中に日が沈むの出そうな。
弱法師の俊徳丸になったつもりで、いつか見てみたいものだ。

20101018


| | コメント (0) | トラックバック (0)

江口の里を訪ねる

土曜日、午前中、映画を観て、昼から大槻能楽堂の自主公演というスケジュール。
少し時間があったので、前から気になっていた江口君堂を訪ねることにした。

阪急京都線の上新庄駅から井高野車庫行きバスに乗り、江口君堂前で下車。住宅街を抜けてすぐ。
正面の入り口には「江口の里」の石碑、脇の入り口には「江口君堂普賢院」の石碑が建つ。江口君堂、正式には宝林山普賢院寂光寺と号する。江口君妙が草創したと伝えられている。現在は、日蓮宗のお寺となっている。

淀川から神崎川に分流する一帯は江口と呼ばれ、平安時代から近世にかけて西海と京を結ぶ水上交通の要所の宿場町として繁栄し、遊女の里として知られていた。

西行法師が天王寺へ詣でる途中、江口の里でにわか雨に会った。西行は、雨宿りのため江口君に宿を乞うが断られる。西行がそれをとがめて「世の中をいとふまでこそかたからめかりの宿りを惜しむきみかな(この世を厭い捨てるのは難しいでしょうけれど、かりそめの一夜の宿を貸すくらいはできそうなのに、あなたはそれを惜しむのですね)」と歌にして詠んだところ、江口君は「世をいとふ人としきけばかりの宿に心とむなと思ふばかりぞ(この世を厭うて出家なさったと人からうかがっているのに、かりそめの宿などに心をとどめなさいませぬようにと思っただけです)」とウイットに富んだ歌で応えた。

この『新古今和歌集』などに残されている歌の問答から、謡曲の「江口」が生まれた。

諸国一見の僧が江口の里に着いたところ、女があらわれて、江口君の旧跡に案内し、西行と遊女の歌の故事を語り、自分こそが江口の君の霊であるとなのって消える。僧が夜もすがら念仏を唱えていると、江口の君がありし日のままの姿で船に乗ってあらわれ、優美な舞を舞う。そして船は象となり、遊女は普賢菩薩となって西の空へと消えて行くというお話し。

201010161

本堂の前には、江口君と西行の供養塔が祀られている。

201010162

境内にはある名号碑の両側面には、江口君と西行の問答歌が刻まれている。
境内の歌碑ってどこにあるんだろうと、さんざん探して、帰りがけに気がついた。

201010163

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『朱鷺島−創作能「トキ」の誕生』

三宅流監督のドキュメンタリー映画『朱鷺島−創作能「トキ」の誕生』を観てきた。
ツイッターで映画のことを知り、観てみたいなあと思っていたら、昨日から十三の大阪第七藝術劇場で公開されるというので、行かねばならない。

佐渡市相川の春日神社では、明治初期に老朽化により消滅した能舞台を復興するプロジェクトの一環として、観世流能楽師津村禮次郎師が、佐渡を題材とした新作能を作り、再建された能舞台で演じられることとなった。新作能には、佐渡を拠点として活動する鼓童と花結のメンバーも参加してる。
新作能ができるまでを追ったドキュメンタリー。

佐渡へは行ったことが無いし、春日神社で新作能「トキ」をぜひ観たいものだ。


『朱鷺島−創作能「トキ」の誕生』
10月16日(土)〜10月29日(金)
連日朝10:00〜
※10月23日(土) 三宅流監督、津村禮次郎(観世流能楽師)舞台挨拶あり。
詳しくは大阪第七藝術劇場のサイト

| | コメント (0) | トラックバック (0)

題目立 補足

題目立の補足メモ。
公共の図書館等で聴くことがでる題目立の映像、音声の紹介。

●VHS「家伝 美の継承者たち 能」(NHKビデオ)
観世流宗家二十五世観世左近(元正)師のインタビューと、増田正造氏による能の解説のビデオ。
「ふしょ舞」の練習風景が収録されている。

●VHS「大系日本 歴史と芸能 音と映像と文字による 第7巻 宮座と村」(平凡社)
「大仏供養」の一部が収録されている。

●カセット「日本の音楽 声の音楽1」(音楽之友社)
「厳島」の一部が収録されている。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

題目立

京都市立芸術大学伝統音楽研究センターでの能楽講座で知り合った勉強仲間のみなさんと、奈良市上深川町の八柱(やはしら)神社に伝わる民俗芸能「題目立(だいもくたて)」を見学に行ってきた。

20101012

題目立は、奈良市上深川町の八柱神社に伝わる民俗芸能で、10月12日の宵宮祭に上深川町の青年たちによって奉納される。

いただいたパンフレットから引用すると、「題目立は源平の武将を題材とした演目を、出演者が登場人物ごとに台詞を分担して、独特の抑揚をつけて語る芸能」という。
「厳島」「大仏供養」「石橋山」の三曲の詞章が残っているが、実際に演じられているのは、「厳島」「大仏供養」の二曲。
今日は、「厳島」が演じられた。「厳島」は、平清盛をはじめ平家一門が順々になのり、厳島明神をたたえ供養し、最後に厳島の弁財天から清盛へ節刀を授けられるというお話。登場人物は、清盛、小松重盛、左大臣(宗盛)、ほんさんみ(本三位重衡)、くらんど(教経)、つねもり(経盛)、神主、弁財天。

神社本殿と参籠所の庭に、小さな舞台が仮設される。
時刻になると、神社に隣接した元薬寺の楽屋から、浄衣姿の長老に先導され、演者の8人の若者が、列をつくって「みちびき」を謡いながら登場、舞台のそれぞれの位置につく。その出立は、立烏帽子に黒に2本の白線の入った素襖姿で手に弓を持つ。清盛役だけが、文様の入った素襖で弓を持たない。弁財天はて天冠を頂き、神主は御幣を持つ。
参籠所にいる呼び出し役が、「一番 清盛」などと台詞の順番と役名を呼ぶ。呼ばれた役は、独特の抑揚をつけて語り始める。
所作はほとんどなく、後半、神主が御幣をふるのと、弁財天が清盛に節刀を授けるくらい。
最後に、「ふしょ舞」という舞を一人が舞う。扇を開いて、足拍子を踏む素朴なもの。
そしてまた「みちびき」を謡いながら楽屋へと戻って行く。

能の源流ともいえる中世芸能の姿をかいまみるという貴重な経験をした。
境内には、地元の人たちによおるぜんざいの接待などがあり、心まで暖まる。

厳島神社へ行った翌週に、厳島を題材にした題目立を見ることができたのは、弁財天のおかげか?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

葵上@大徳寺塔頭・瑞峯院

なんだかとっても贅沢な観能だった。
大徳寺塔頭・瑞峯院の方丈での「葵上〜梓之出」。

能にみる源氏物語
能「葵上」梓之出
シテ:片山清司 ツレ:片山伸吾 ワキ:原大 有松遼一 アイ:茂山七五三
笛:森田保美 小鼓:吉阪一郎 大鼓:河村大 太鼓:前川光長 

方丈という狭い空間の、すぐ手の届くところで演じられる。ちょうど地裏側に座ったので、普段は見ることができない角度で、とても新鮮かつ不思議。方丈の電灯だけのほの暗さが、まさに効果的。虫の音も、たえず聞こえていた。橋掛りはないが、シテが暗い奥から歩いてくる姿、ゾクゾクした。

演能後、片山幽雪・清司師による面と装束の解説があった。

20101011

写真は、演能後の方丈と前庭。
大徳寺の塔頭・瑞峯院は、天文4年(1535)、大友宗麟が、徹岫宗九を開祖にむかえ自らの菩提寺として建立したもの。方丈と唐門、表門は、創建当寺の建物であるという。室町時代の方丈建築の貴重な遺構
方丈の前庭を中心として、独坐庭、茶庭、閑眠庭の三つの庭は、いずれも昭和の作庭家で庭園史の研究者である重森三玲の作だ。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

色と墨のいざない@滋賀県立近代美術館

昨日、滋賀県立近代美術館の出光コレクション展「色と墨のいざない」へ行って来た。
会期が次の月曜日までだったので、ぎりぎり。
出光は、さすがに良いモノをコレクションしていて、見応えあり。

色と墨のいざない−出光美術館コレクション展
〜10月11日(月・祝)
滋賀県立近代美術館

お昼は滋賀へ行く途中の大谷で、かねよのうなぎ。美味。
かねよの店の前は、蝉丸神社。芸能音楽の神様なので、お参りしてきたらとダンナさんが言う。来年の笛の会で、ちゃんと吹けるようにと、手を合わせた。

かねよのうなぎ丼。1730円。箸置きのうなぎがキュート。

201010102

この日は末っ子ルークの3歳の誕生日。
夜のご飯に、牛肉を奮発してやる。

20101010

| | コメント (4) | トラックバック (0)

CD観世流舞の囃子

20101009先月、「観世流 舞の囃子」 の完全復刻盤CDが発売された。
「観世流 舞の囃子」 とは、昭和51年、ビクターから発売された5枚組のLP盤で、昭和51年に観世能楽堂で録音されたものだ。
一噌流の笛を十二分に堪能することができるCDだ。
わたしはレコードも持っているが、音がよりクリアーにデジタル化されていて、能楽囃子体系よりも、こちらを再生することが多くなった。

願わくば、「宝生流 舞の囃子」「能楽囃子秘曲集」「能」も復刻されますように…


観世流 舞の囃子 〜一噌流・幸流・高安流・金春流による
監修:金春惣右衛門、増田正造 (CD4枚組 別冊解説書付き)

Disc 1
1お調べ
笛:藤田大五郎 小鼓:幸宣佳 大鼓:安福春雄 太鼓:金春惣右衛門
2中ノ舞 大小物 三段
笛:一噌仙幸 小鼓:幸正影 大鼓:安福建雄
3イロエ掛リ 中ノ舞 三段
笛:藤田大五郎 小鼓:幸宣佳 大鼓:柿原崇志
4中ノ舞 太鼓物 三段
笛:一噌幸政 小鼓:幸祥光 大鼓:安福春雄 太鼓:金春惣右衛門
5序ノ舞 大小物 三段
笛:藤田大五郎 小鼓:幸祥光 大鼓:安福春雄
6序ノ舞 太鼓物 三段
笛:一噌幸政 小鼓:幸宣佳 大鼓:安福建雄 太鼓:柿本豊次
7盤渉序ノ舞
笛:藤田大五郎 小鼓:幸宣佳 大鼓:安福春雄 太鼓:金春惣右衛門

Disc 2
1真ノ序ノ舞 三段
笛:一噌仙幸 小鼓:曽和博朗 大鼓:柿原崇志 太鼓:柿本豊次
2イロエ掛リ 破ノ舞
笛:一噌庸二 小鼓:幸正影 大鼓:柿原崇志
3破ノ舞 太鼓物
笛:一噌仙幸 小鼓:幸正影 大鼓:柿原崇志 太鼓:柿本豊次
4早舞 三段
笛:藤田大五郎 小鼓:幸祥光 大鼓:安福春雄 太鼓:柿本豊次
5神舞 五段
笛:藤田大五郎 小鼓:住駒陽介 大鼓:柿原崇志 太鼓:金春惣右衛門
6神舞 三段
笛:一噌仙幸 小鼓:幸正影 大鼓:安福建雄 太鼓:金春惣右衛門
7男舞 五段
笛:一噌庸二 小鼓:幸正影 大鼓:柿原崇志
8男舞 三段
笛:藤田大五郎 小鼓:幸正影 大鼓:安福建雄
9急ノ舞 大小物 三段
笛:藤田大五郎 小鼓:幸正影 大鼓:柿原崇志

Disc 3
1神楽 段直リ
笛:一噌幸政 小鼓:幸宣佳 大鼓:安福春雄 太鼓:金春惣右衛門
2神楽 地直リ
笛:藤田大五郎 小鼓:曽和博朗 大鼓:安福建雄 太鼓:柿本豊次
3鞨鼓
笛:一噌庸二 小鼓:住駒陽介 大鼓:柿原崇志
4楽 大小物
笛:一噌幸政 小鼓:幸正影 大鼓:柿原崇志
5楽 太鼓物
笛:藤田大五郎 小鼓:幸宣佳 大鼓:安福春雄 太鼓:金春惣右衛門
6盤渉楽 太鼓物
笛:一噌幸政 小鼓:幸宣佳 大鼓:安福春雄 太鼓:金春惣右衛門

Disc 4
1鷺乱
笛:一噌幸政 小鼓:幸祥光 大鼓:安福建雄 太鼓:金春惣右衛門
2獅子
笛:藤田大五郎 小鼓:幸宣佳 大鼓:安福春雄 太鼓:金春惣右衛門
3和合ノ舞
笛:一噌幸政 小鼓:曽和博朗 大鼓:安福建雄 太鼓:金春惣右衛門
4大和舞
笛:一噌庸二 小鼓:住駒陽介 大鼓:安福春雄 太鼓:金春惣右衛門
5舞働
笛:一噌幸政 小鼓:幸宣佳 大鼓:安福建雄 太鼓:柿本豊次
6祈リ
笛:一噌幸政 小鼓:幸宣佳 大鼓:柿原崇志 太鼓:金春惣右衛門
7カケリ
笛:藤田大五郎 小鼓:曽和博朗 大鼓:安福建雄

| | コメント (0) | トラックバック (0)

厳島行その5

10月6日(水)晴
幻想的な能の鑑賞から一夜明けて、念願の弥山登頂!

弥山は、宮島の中心にそびえる山で、古くからの信仰の対象になっている。
徒歩で登ると1時間半ほどの登山コースがいくつかあるが、途中までロープウェーを利用することもできる。
私たちは当然(?)、ロープウェーを利用することに。
紅葉谷公園からロープウェー乗り場まで無料バスがある。ロープウェーは途中で乗り継ぎ、獅子岩展望台まで行く。そこから徒歩で30分ほどアップダウンの登山路を行くと、弥山頂上展望台に着く。

以前に厳島を訪ねた時は、一人旅だったので、山登りは断念したが、今回の旅は、能つながりのお友達の月扇堂さんにご一緒していただいたので、登ることができた。
弥山から瀬戸内海を展望し、平家がなぜ厳島を信仰したのかが、よくわかった。弥山の頂上からは、瀬戸内海をぐるりと一望できるので、海上交通を把握できる。

弥山遠望。

2010100610

弥山頂上展望台から。

201010067

弥山は、大きな石がごろごろの山だ。
月扇堂さんは、この岩の上によじ上っていた!臆病で恐がりのワタシには絶対に無理。
獅子岩展望台や、弥山へ登る途中にも、巨石が点在しているが、それらの石には多くのペトログラフ(古代岩文字)が刻まれているといわれている。
帰りのロープウェーの時間待ちに、獅子岩展望台で、古代文字探しに熱中。そう思ってみると、見えないことも無いけれど、ちょっと無理があるかもね。
しかし、山自体に、とても大きなパワーを感じるのは確か。

弥山頂上。

201010066

弥山本堂に安置されている鐘は、治承元年(1177)に平宗盛が寄進したという銘文が刻まれている。

201010068

山から下りて、sarasvati(サラスヴァティ)さんというコーヒーが美味しいおしゃれなカフェで、お昼。牡蠣のグラタンを食す。美味。
紅葉饅頭を試食して、お土産物屋さんをひやかしながら帰途につく。
帰りは、歴史遺産航路で広島までと思っていたが、登山で疲れ果てて、最短コースで帰ることにする。帰りの新幹線では爆睡。

旅のお土産は、宮島口のうえのの穴子飯弁当と、地酒。

201010069

| | コメント (6) | トラックバック (0)

厳島行その4 八島@厳島神社能舞台

今回の旅行の目的は、友枝昭世厳島観月能を鑑賞するため。

海上に浮かぶ能舞台、波の音、波の揺らめきが舞台に映り、シテの姿が波に映る。幻想的で夢のよう。
演能中も、少しづつ水位が上がっていき、ちょうど終演ごろに満潮となった。
水位によって床の響きも違うと本で読んだが、よくわからなかった。
遠く平安時代、高倉上皇の厳島御幸での夜を徹しての神子による舞楽を想像してしまう。
とってもぜいたくな時を過ごせた。

◆仕舞
「砧」出雲康雅
「女郎花」粟谷明生

◆喜多流能「八島」
シテ:友枝昭世 ツレ:内田成信 ワキ:森常好 ワキツレ:森常太郎 アイ:野村扇丞
笛:出雲敏弘 小鼓:横山幸彦 大鼓:國川純

| | コメント (0) | トラックバック (0)

厳島行その3

厳島神社に来たのは2度目。
初めて来た時には、能には関心がなかったので、能舞台があったことすら記憶にない。
ということで、今回は能舞台をじっくりと拝見。

厳島神社の能舞台は、慶長10年(1605年)に常設の能舞台が建立され、現在の能舞台は、広島藩主浅野綱長の寄進による延宝8年(1680)の再建と考えられているそうだ(上野勝久「近世の芸能施設とその空間」『日本の美術』No.529)。

干潮時には、こんな感じ。

201010061

横から。

201010062

裏にまわってみる。

201010063

夜になって満潮時。

201010064

| | コメント (0) | トラックバック (0)

厳島行その2

さて連絡船に乗って神の島宮島へと上陸。

宮島桟橋から厳島神社へ向かう途中、浜沿いの有の浦は、壇ノ浦で安徳天皇を抱いて身を投げた二位尼の屍が漂着したという伝承がある。
土地の人々は、二位尼のために阿弥陀堂(神泉寺)を建て、二位尼の木像と位牌を祀りました。明治初年、神泉寺が廃寺となったため、二位尼の木像と位牌は、光明院に移された。現在、二位尼の木像は、宮島歴史資料館に寄託され、同館で拝見することができる。

201010053

さてホテルで干満の時刻を教えていただいたところによると、ちょうど私たちが厳島神社に着くころには干潮。
大鳥居のそばまで歩いて行けました!

2010104

高舞台では、蘭陵王が演じられていた。結婚式のようだ。

201010055

厳島神社の宝物館、宮島歴史資料館、大聖院とまわり、ちょこし休憩。
町家の甘味処で白玉あずきで生き返る。広いお庭がステキだった。

そして日はだんだんと暮れていき、潮も満ちてきて、観月能の時刻が迫る。

2010106

いよいよメインイベントの観能のはじまり、はじまり

| | コメント (4) | トラックバック (0)

厳島行その1

喜多流友枝昭世師の厳島観月能を観るために、一泊二日で厳島神社へ行って来た。
能を堪能したのはもちろんのこと、初めて弥山へも登り、大満足な小旅行となった。
何回かに分けて、旅の記録にしたい。

10月5日(火)晴

京都を9時29分発ののぞみに乗って、昼に宮島口に着。
まずは駅弁あなごめしで有名なうえのさんで昼食。ちょうど良いタイミングに入店できた。
上、並、小とあり、小を注文。
待つ間、あなごのこおばしい匂いが、食欲をそそる。美味♪
白焼きで日本酒といきたいところだが、ぐっとがまん。

201010051

店内の壁には、昔の駅弁の包み紙などが貼られている。
奥には風俗画が掛っていた。よく見ると「土佐光信末流岩佐又兵衛尉勝以図」という銘があるのにびっくり。
まさかあなごめし屋さんで、岩佐又兵衛の絵を見ることができるなんて思わなかった。
職人尽くしみたいな風俗画。本物なのかなあ?又兵衛工房のもの?

201010052

食事を終えたら、ホテルに荷物を預け、船でいよいよ宮島へと渡る。

つづく

| | コメント (2) | トラックバック (0)

観世会秋の別会@観世会館

東京遠征2日目は、観世会秋の別会。
お目当ては、清水義也師の道成寺の披き。

◆能「木曽〜願書」
シテ:高橋弘 ツレ:関根知孝 寺井栄 立衆:坂口貴信 木月宣行 武田文志 北浪貴裕 坂井音雅
笛:松田弘之 小鼓:幸清次郎 大鼓:佃良勝

木曽は初めて観る。現在能だし、シテが覚明だなんて、平家物語オタクの血が騒ぐ。

◆狂言「狐塚〜小唄入」
山本則俊 山本泰太郎 山本則重

小唄がおもしろかた。

◆能「姨捨」
シテ:角寛次朗 ワキ:宝生閑 間:山本東次郎
笛:一噌仙幸 小鼓:大倉源次郎 大鼓:柿原崇志 太鼓:観世元伯

まさに秋の曲という感じ。
東京の能楽師さんは、ほとんど存じ上げないので、おシテの角寛次朗師も初めて拝見。「姨捨」は、2時間越えの長い能。体調がいまいちだったので、持つかしらと不安だったが、あまりに美しいシテだったので、あっと言う間だった。一噌仙幸師の笛の音は、澄みきった月のあかりのよう。序之舞は、捨てられた老女というよりも、年老いても美しい女の姿を表していたように思う。私自身もこうありたいというような。

◆仕舞
「雨月」関根祥六にかわり野村四郎
「実盛」観世恭秀
「玉鬘」観世清和
「昭君」観世芳伸

◆能「道成寺」
シテ:清水義也 ワキ:殿田謙吉 アイ:山本則俊 山本則孝
笛:寺井宏明 小鼓:鵜澤洋太郎 大鼓:國川純 太鼓:梶谷英樹

道成寺を観るのは10回目だけど、初めて脇正面から観た。脇正面から観るのも面白い。後場の蛇が柱に絡みつくのを堪能できた。

清水義也師は、ブログやサイトの記事(現在閉鎖されています)を拝見していて、1度舞台を見てみたいと思っていた能楽師さん。書いていらっしゃった言葉どおりに実践されていることを確信。
心に残る舞台だった。

脇正面の1番後の席だったので、幕入りが見えなかったが、幕の中に飛び込んだ音がしたのだけど、どうだったんだろう?

寺井宏明師の笛を聴くのは初めて。男装の麗人かと見紛うような艶姿。終演後、お友達に寺井宏明さんって女性?と聞いてしまった。

見所に黒川能の三番叟さんを発見!ミーハーなワタシは、来年の王祇祭りを楽しみにしていますと、挨拶にいきましたとも。

念願のクッキー買えた♪
もったいなくてまだ開けてない。開けたら写真をアップします。

この2日間で、能つながりのお友達がお友達を紹介してくださり、お友達の和がひろがったのも収穫。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

塩津哲生の會@国立能楽堂

先週の土曜日、塩津哲生の會へ行く。
少し早めに国立能楽堂へ着いたので、図書室で時間をつぶす。
家の近所にあったならば、1日中こもっているに違いない。宝の山。

◆舞囃子「融」
友枝昭世
笛:松田弘之 小鼓:横山幸彦 大鼓:柿原光博 太鼓:観世元伯

数日後にまたお会いしますからね〜と心に念じた(厳島能へ行くのだ♪)。
久々の松田弘之師の笛は、ススキの原とか、月夜の下で、一管で聴きたい音。

◆狂言「二千石」山本東次郎

京都で茂山千五郎家の狂言に慣れている私には、同じ大蔵流といえども、全く異質な山本東次郎家の狂言は新鮮。山本東次郎師の舞台を観たのは今日が2回目。

◆喜多流能「江口〜平調返」
シテ:塩津哲生 ツレ:佐々木多門 大島輝久 ワキ:宝生閑 ワキツレ:則久英志 御厨誠吾 間:山本東次郎
笛:一噌仙幸 小鼓:横山晴明 大鼓:柿原祟志

京都市立芸術大学伝統音楽研究所の連続講座で江口の講義を受けてから、ずっと江口を観たいと思っていた。喜多流の塩津哲生師が珍しい小書きの平調返しで、しかも笛は一噌仙幸師となると、行くしかない。
来て良かった。
塩津哲生師の舞台を観ていると、ドキドキ感が止まらない。
平調返の小書きは、パンフレットに詳しく説明されているし、予習でも調べてのぞんだが、上手く人に説明できそうにない。

「夜討曾我」が始まってからも、江口の余韻で涙が止まらなかった。

◆喜多流能「夜討曾我」
シテ:塩津圭介 ツレ:狩野了一 狩野丹秀 塩津哲生 友枝雄人 井上真也 佐藤寛泰 渡辺康喜
アイ:山本則重 山本則孝
笛:松田弘之 小鼓:森澤勇司 大鼓:亀井忠雄

江口のことが頭から離れなかったので、あまり入り込めなかった。
しかし、塩津哲生圭介父子 狩野丹秀了一父子の競演は、家が継承されていく幸せの構図だなあと思った。

能狂言ビラくばりさんへのお土産に、能楽堂に置かれたチラシをすべて集める。

その日の晩、夢を見た。
江口の君になって舞っていた。
その時の笛の音が、師匠の笛なのか、一噌さんの笛なのか、思い出せないのが残念。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

観世宗家飴

101001_2

先日、東京の観世能楽堂へ行った時に買った「観世宗家飴」!

飴には観世水・観世千鳥・観世の文字・扇・あやめの文様が入っている。
観世能楽堂のお土産にぴったりかも。
でも、もったいなくて、まだ食べてない。
来週、能つながりのお友達との旅に持参しよう。

他にも能楽堂土産としてクッキーが売っていたが、あいにく品切れ。缶の蓋に、能舞台が描かれているので、欲しいかも。次回、行く時にあればいいな。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2010年9月 | トップページ | 2010年11月 »