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森田流能管教室in名古屋

2010年10月から左鴻泰弘先生の、名古屋のお稽古が始まります!

岐阜から大阪のお稽古に通ってらっしゃるIさんの希望で、名古屋での開催が計画されています。
まだ準備段階ですが、月1回、主に水曜日の夜、月謝7000円を予定しています。
場所は、栄能楽堂(名古屋市中区栄5丁目6-4 能楽ビル東館4階)です。

第1回目が、10月20日(水)18時〜に決まりました。

もし名古屋近辺で、森田流の能管に興味ある方は、ぜひ見学にいらしてくださいませ。
見学ご希望の方は、こちらまでメールください。

京都、大津、大阪、東京の教室も、見学はいつでも受け付けております。

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関根祥六傘寿記念能@観世能楽堂

関根祥六傘寿記念能へ行って来た。
初めての観世能楽堂だけど、iPhoneのおかげで迷子にならずにたどり着く。
とてもキレイな能楽堂。座席もどこからでも見やすくて、シートも快適。

◆連吟「鶴亀」
長宗敦子 峯村あい子 渡辺洋子 古橋美香 依田明子 関根はな恵

◆連吟「鞍馬天狗」
高梨良一 岡庭祥大 斉藤剛 岡本九十九 柴田孝昭 高梨万里

◆舞囃子「高砂」
関根祥丸 笛:一噌庸二 小鼓:観世新九郎 大鼓:安福建雄 太鼓:観世元伯

あこがれの一噌庸二師の笛を生で聴くことができて、感激で涙がでてきた。
関根祥丸くんは、16歳(たぶん)。初めて拝見する。想像していたよりもずっと大人。すっごい気が伝わってきて目が離せない。将来が楽しみ。

◆一調「屋島」関根知孝 大鼓:亀井実

◆仕舞
「竹生島」 藤井完治
「田村」 林喜右衛門
「羽衣」 大西智久
「巻絹」 大江又三郎
「国栖」 藤井徳三

◆能「安宅」勧進帳 瀧流之伝
シテ:観世清和 子方:観世喜顕
同山:上田公威・坂井音晴・武田文志・岡庭祥大・津田和岳・藤波重彦・武田祥照・武田宗典・清水義也
ワキ:福王茂十郎 アイ:野村万蔵、吉住講
笛:松田弘之 小鼓:鵜澤洋太郎 大鼓:亀井忠雄

クリコさんではないけれど、キヨ最高!と心から思った。
松田弘之師の独特な笛の音。堪能♪

◆狂言「鐘の音」野村萬 野村扇丞

◆仕舞
「道明寺」 梅若吉之丞
「箙」 観世芳伸
「花筐」 観世銕之丞
「邯鄲」 大槻文蔵

◆独吟「鼓の瀧」 藤波重和

◆一調「遊行柳」 近藤乾之助 太鼓:金春惣右衛門

◆仕舞
「雨月」 梅若万三郎
「実盛」 片山幽雪
「芭蕉」 観世喜之   
「山姥」 梅若玄祥

◆仕舞「土蜘蛛」 観世清和 観世三郎太
土蜘蛛の仕舞って、初めてみた。糸を投げて派手で華やか。
観世三郎太くん、かわいい。まだ小さいんだ。

◆能「鷺」
シテ:関根祥六 ツレ:山階彌右衛門 ワキ:宝生閑 アイ:野村萬
笛:一噌仙幸 小鼓:大倉源次郎 大鼓:大倉栄太郎 太鼓:小寺佐七

祥丸くんのためにも、いつまでもお元気でいらして欲しいと心から思い、祈るような気持ちで拝見した。
ワキ方が総勢7人も登場。宝生閑師はすごいとあらためて思う。まばたきせずに一点を見つめ、ただそこにじっとしていることの大切さ。

お土産は、太鼓の根付けと、観世あめ。CD「山鳥・岩船」。

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〈チラシ〉分林弘一喜寿祝賀分林道治独立十五周年記念能

さて2010年12月5日(日)の分林弘一喜寿祝賀分林道治独立十五周年記念能。
分林道治師に、ブログにチラシをアップしても良いとのご許可をいただいたので、貼らせていただきます。

クリックすると、別ウィンドウで大きくなります。

Wake01 Wake02

チケットは、10月1日より発売です。

詳細については、分林道治師のブログで!→こちら


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鉄輪@金剛定期

左鴻師匠の追っかけで金剛定期へ行く。

能「鉄輪」
シテ:豊嶋三千春 ワキ:原大 ワキツレ:有松遼一 間:茂山七五三
笛:左鴻泰弘 小鼓:吉阪一郎 大鼓:谷口有辞 太鼓:前川光範

鉄輪という曲は、なんともやるせなく、後味が悪い。
鉄輪の女の苦しみ、つらさ、切なさが伝わってきて、知らず知らずに涙がでてきた。
見終えてからも、ずっとため息しかでてこない。 
前場の貴船神社への丑の刻詣りの笠をかぶった女の姿も、象徴的でぞっとする。
後場の面は橋姫?目の下から赤くて、おどろおどろしく、すっごく怖かった。

ガンバレ鉄輪の女、負けるな鉄輪の女!

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松虫&江口@京都観世例会

今日は、京都観世例会の日。
特に江口は、京都市立芸術大学伝統音楽研究センターの講座で講義を受けてから、ずっと観たかった曲。楽しみにしていた。

能「松虫」
シテ:林喜右衛門 ツレ:河村和晃 河村浩太郎 梅田嘉宏 ワキ:小林努 間:網谷正美
笛:森田保美 小鼓:久田舜一郎 大鼓:石井保彦

林喜右衛門師は、本当に上品だわあ。
あまり好みじゃない曲かも。お話の内容がおもしろくないし。
個性的なワキの小林努師、宝生閑に似てる?

能「江口」
シテ:梅若玄祥 ツレ:味方團 吉田篤史 ワキ:宝生欣哉 ワキツレ:御厨誠吾 則久英志 間:松本薫
笛:光田洋一 小鼓:林吉兵衛 大鼓:山本孝

美しいコトバが並ぶ。
遊女から菩薩への変身が、見せ場。
後シテの唐織の文様が何なのか、わからなかった。すっごく気になる。
光田師の笛、今日は、調子良い。
2回ほどけたたましく携帯が鳴る。人の振り見て我が振り直せ。気をつけよう。

20100926

能楽堂で知り合ったお友達のゆやさんに、お誕生日のプレゼントに紫式部の鉢植えをいただく。ありがとうござます。


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表章先生の2冊の新刊本

今月の初め、能楽研究家の表章先生が亡くなられた。

表先生のお名前は、伝書を読む会の味方健先生の講義で、毎回のように出てきていたので、いつの間にかわたしの部屋の本棚にも、表先生のコーナーができていた。いつか講義を聴いてみたいものだと思っていた。残念ながら、夢は叶わないままとなってしまった。

今月の新刊で、2つの出版社から2冊の本が出た。
1冊は、大阪大学大学院での集中講義の記録。1冊は、「伊賀観世系譜」をめぐる梅原猛氏への反論。
どちらも出来あがりを見ることなく亡くなられたことを思うと、心して読ませていただかなねばと思う。

『能楽研究講義録 六十年の足跡を顧みつつ』
笠間書院 本体価格3300円
A5版並製 318ページ

『昭和の創作「伊賀観世系譜」 梅原猛の挑発に応えて』
ぺりかん社 本体価格2800円
四六版上製 284ページ

100925

慎んでご冥福をお祈りいたします。


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祇王@大槻能楽堂

大槻能楽堂の自主公演 「平家物語を観る」へ行って来た。
今回は金剛流能「祇王」。

能「祇王」
シテ:金剛永謹 ツレ:廣田幸稔 ワキ:福王和幸 間:丸石やすし
笛:赤井啓三 小鼓:成田達志 大鼓:谷口正喜

地頭は今井清隆師で、金剛流の能を堪能。
こういう曲には、赤井啓三師の笛の音は、ぴったりだと思う。
孫次郎の面は、金剛永謹師の大きな体躯を小さく見せる効果あり(?)
後シテの長絹は紫地の花車文様。今年の京都薪能の「祇王」と一緒。
「祇王」は、1時間かからない短い曲。なんだかあっという間に終わってしまった。

演能前のお話は、詩人の村瀬和子さん。
能楽堂の売店で、村瀬和子著『能の歳時記』(岐阜新聞社 2006)を買ったので、休憩時にロビーにいらした村瀬和子さんにサインをお願いする。
「水に映せば わたしも また 蛇のかたちであるかもしれない 村瀬和子」
と、書いてくださった。ここのところずっと道成寺のことばかり考えていたので、ドキッとする。ありがとうございました。

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心の奥に分け入れば@神戸女子大学オープンカレッジ

今日から神戸女子大学・神戸女子短期大学オープンカレッジ秋期講座 古典芸能研究センター特別講座「心の奥に分け入れば〜能・狂言不思議ワールド」が始まった。
第1回目の講師は、天野文雄先生。「元和卯月本の刊者石田少左衛門の横顔」と題したお話。
元和卯月本は知っているけれど、石田少左衛門という名前は知らなかった。
謡の教授であり、書家であり、連歌師であった石田友雪という人に興味がわく。
滋賀県高島市の海津天神社には、石田友雪が奉納した三十六歌仙扁額があるという。
調べてみると、海津天神社は、10月10日に宝物の一般公開があるという。行ってみよう!
追記:海津天神社様に問い合わせたところ、一般公開をしていたのは10年ほど前までで、現在は公開していないとのこと。行く前に問い合わせて良かった。

古典芸能研究センターの閲覧室で、常設展「古典芸能を知ろう その4~能楽堂へ行ってみる?」を見る。
能舞台の模型がステキ。作ってみたいな。昔、模型会社でアルバイトしていた血が騒ぐ。

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〈チラシ〉分林弘一喜寿祝賀分林道治独立十五周年記念能

観世流シテ方分林道治師は、大好きな能役者さんのおひとりで、12月の「道成寺」は楽しみにしていた。
囃子方はどたなが勤められるのだろうかとずっと気になっていた。
先日、京都観世会館に置かれていた番組を見て、びっくり。笛は左鴻師匠heart01

ぜひぜひたくさんの方に観ていただきたいので、勝手に宣伝♪

分林弘一喜寿祝賀 分林道治独立十五年周年 記念能
12月5日(日) 午前11時開演(10時開場)
京都観世会館
S席13000円(前売1階指定席) A席(1階指定席当日指定)10000円 B席(2階自由席)7000円

仕舞「猩々」分林桜子

能「鶴亀」
シテ:分林弘一 ツレ:分林道隆 分林寛奈子 ワキ:原大 ワキツレ:有松遼一 岡充 アイ:小笠原匡
笛:森田保美 小鼓:伊吹吉博 大鼓:柿原弘和 太鼓:井上敬介

仕舞「笹之段」〈百万〉梅田邦弘
仕舞「網之段」〈桜川〉片山伸吾
仕舞「鵜之段」〈鵜飼〉大江又三郎

狂言「寝音曲」野村万禄 小笠原匡

能「千手」郢曲之舞
シテ:片山清司 ツレ:片山幽雪 ワキ:宝生欣哉
笛:杉市和 小鼓:曽和博朗 大鼓:河村大

仕舞「枕之段」〈葵上〉吉井基晴
仕舞「笠之段」〈蘆刈〉井上裕久
仕舞「玉之段」〈海人〉浦田保浩

能「道成寺」赤頭
シテ:分林道治 ワキ:福王和幸 ワキツレ:山本順三 喜多雅人 アイ:野村万禄 吉住講
笛:左鴻泰弘 小鼓:成田達志 大鼓:柿原崇志 太鼓:観世元伯

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上京薪能@白峰神宮

20100920

毎年恒例、白峰神宮(京都市上京区)で開催される上京薪能へ行ってきた。
今年の能は「殺生石」白頭。

空を見上げると、松の木の間から十三夜のお月様がキレイに見えていた。

しかし観世流シテ方河村家の能楽人口は、本当にすごい。


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遊行柳@京都観世会館

味方健先生の嶂の会へ行ってきた。

能「遊行柳」青柳之舞 朽木留
シテ:味方健 ワキ:宝生欣哉 アイ:善竹十郎
笛:藤田六郎兵衛 小鼓:曽和博朗 大鼓:山本孝 太鼓:井上敬介

朽木の柳の精が、故事を語り、しづやかに舞う。

毎晩、犬の散歩に堀川へ行くが、堀川の柳にも、話しかけてしまいそうだ。


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雪@金剛能楽堂

お友達にチケットをいただいたので、今井後援会能へ行って来た。

能「雪」雪踏之拍子
シテ:今井清隆 ワキ:小林努
笛:光田洋一 小鼓:久田舜一郎 大鼓:谷口有辞

金剛流の能の観能数は少ないのだけれど、今井清隆師が地頭をなさっている時の謡って、とても気持ち良いことが多いので、気になる能役者さんのおひとり。

「雪」は、金剛流にしかない曲で、天王寺へ参る途中の旅の僧が、雪の精に出会うお話。
劇的な物語の展開はないのだけれど、雪の精の美しい舞にうっとりとするための能。
光田洋一師の笛の音は、一昨年の京都薪能で、師の笛の音だけが、風ととけ合って聴こえて、それ以来大好き。でも今日の序ノ舞は残念ながら風景が見えてこなかった。

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四季彩能~京八景@京都観世会館

四季にあわせたテーマで演じられた「四季彩能~京八景」も最終回。
秋の曲「小督」と「大会」。

演能前に、味方健先生が「京の能」と題して、今日の能の謡曲史跡についてお話された。
京都にはたくさんの謡曲史跡があって、うれしい。その曲の季節に合わせて訪ねていきたいな。花にいとふ風の謡曲史跡案内を早く仕上げねば(汗)

能「小督」恐之舞
シテ:河村晴久 ツレ:深野貴彦 トモ:松野浩行 ワキ:小林努 間:網谷正美
笛:光田洋一 小鼓:吉兵衛 大鼓:石井喜彦

月が美しい夜に、琴の音をたよりに訪ねて行く仲国。秋を感じる曲。嵯峨野を歩いてみたくなった。

能「大会」
シテ:古橋正邦 ツレ:梅田嘉宏 ワキ:原大 間:茂山あきら、網谷正美、増田浩紀、山下守之
笛:左鴻泰弘 小鼓:林大和 大鼓:谷口有辞 太鼓:井上敬介

大会のような5番目モノの能は、華やかな装束が、ひらりひらりとひるがえって、観ていて楽しい。釈迦の姿から天狗の姿への早変りも見物。


京都観世会館に、12月5日の「分林弘一喜寿祝賀 分林道治独立十五周年記念能」のチラシが置かれていた。
分林道治師は、大好きな能役者さんのおひとりなので、道成寺は楽しみにしている。囃子方はどたなが勤められるのだろうかとずっと気になっていた。番組を見て、えっ!と声をあげてしまった。笛は左鴻師匠。テンションが急上昇で、顔がにやけっぱなし。小鼓は成田達志さん、大鼓は柿原崇志さん、太鼓は観世元伯さん。
他には分林弘一さんがお孫さんたちと「鶴亀」。片山幽雪・清司さんによる「千手」。必見。


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雨月@大江能楽堂

大江定期能へ行って来た。今回は、夜能。
バイクで行ったのだが、駐車させていただけず、市営の駐車場まで置きに行き、開演までに間に合わず、ちょっとがっくり。何事も早めにという教訓だと反省。

雨月
シテ:大江又三郎 ツレ:宮本茂樹 ワキ:福王茂十郎 間:茂山茂
笛:左鴻泰弘 小鼓:曽和尚靖 大鼓:河村大 太鼓:前川光長

雨月、初めて観た。
西行法師と、宿を求めた老夫婦の風雅な和歌のやりとりのお話し。
秋にふさわしい、しっとりとした曲で、老夫婦のやりとりが、おもしろい。
後シテは、住吉明神がのりうつった宮人。神がかって、イロエ。

ほかに舞囃子が「野宮 合掌留」

今日の左鴻師匠の笛は、すごいオーラだった。

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笛を吹く源氏に一目惚れ@風俗博物館

風俗博物館が、平成22年12月1日より約1年半休館となる。
連休を利用して、お友達の明さんが上洛して、風俗博物館へ行くというので便乗させていただく。

風俗博物館へ行くのは久しぶり。
ちょうど展示は、枕草子よりの法華八講、源氏物語の幻より裁縫上達祈願などなど。
お決まりの狩衣も着せていただき、能天気な公達に変身する。楽しかった。
展示の中で、笛を吹く源氏に一目惚れ。

20100917

ちなみに、風俗博物館のサイトのこちらのページのモデルは、ワタシです!

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渡り拍子

久々に笛のお稽古日記。
どうしようもない羯鼓から、これまたどうしようもない早笛を経て、とうとう渡り拍子が、今日から始まった。

渡り拍子(わたりびょうし)、別名下り端(さがりは)とも。
天女がフワフワと天から降りて来るときの音楽だ。
笛を習い始めたころ、兄弟子さんがちょうどお稽古されていて、いつか私もあんな天上の音色を奏でたいと、あこがれていた曲。
あこがれていた曲だけに、早く指を覚えて吹きたい!という気持ちでいっぱい。

この曲を吹けるようになることが自分への誕生日プレゼントかもしれない。
次のお稽古が楽しみ♪

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日本に、京都があってよかった。

京都の地下鉄の駅構内などに、夏ごろからはってある特大ポスターが、どうしても欲しかった。

京都創生PRポスター「日本に、京都があってよかった。」で、京都市情報館のサイトによると、〈京都市では,「国家戦略としての京都創生」の機運を更に盛り上げるため,京都創生の担い手である市民の皆さんと全国の京都ファンに向けて,京都の情景等を使用し,京都が日本の財産,世界の宝であることをアピールするポスターを作成しています。〉だそうな。

最新のポスターは、今年の京都薪能での金剛流宗家金剛永謹師の「祇王」の写真。
リンク先のポスターは、A3くらいの小さいサイズで、同じ写真を使った100センチ×70センチの特大ポスターが、地下鉄の駅ごとに貼られていた。

2ヶ月程前に見つけ、地下鉄二条城前駅の駅員さんに、張替える時にくださいとお願いしたら、9月15日まで掲示することに決められているのでそのころにまた来てくださいとのこと。仕事から帰るとすぐにもらいに走る。親切な二条城前駅の駅員さんは、破れている所をわざわざテープで補強しておいてくださった。
大喜びで持ち帰り、さっそく自分の部屋にはる。

日本に、能があってよかった。

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道成寺@京都観世会館

日曜日、井上裕久さんの松花の会へ行く。
楽しみにしていた「道成寺」♪

能「道成寺」中之段数足間・赤頭之傳
シテ:井上裕久 ワキ:福王和幸 ワキツレ:中村宜成・喜多雅人 アイ:茂山正邦・茂山茂
笛:森田保美 小鼓:林大和 大鼓:河村大 太鼓:井上敬介
後見:大江又三郎 鐘後見:杉浦豊彦

補助席がでるほどの大盛会で、1階席はすべて売り切れとなったようだ。
体調が最悪だったので、耐えられるのかと不安だったけど、しっかりと堪能させていただいた。
始まる前に、井上裕久さんによる解説と、幸流小鼓方林吉兵衛さんとの対談があった。
小鼓の林大和さんが披きで、囃子方の衣装が華々しかった。林大和さんは朱色。

白拍子は、妖艶な感じ。朱色に糸巻としだれ桜の文様の唐織。緑色のウロコの摺箔、黒の丸紋の縫箔。
そして蛇体は、今まで観た中で1番怖かった。 赤頭に面は狐蛇、朱のウロコの摺箔、緋の長袴。

最後の幕入りでは、橋掛りで膝をついて3歩進み、そのまま幕の中へ。蛇がうねうねと川を渡っているみたい。

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吉坂若葉会@京都観世会館

土曜日、大倉流小鼓吉坂一郎さんの社中の会へ、能を通じて知り合ったお友達が4人出演なさっているのを拝見しに行く。うれしいことに、お友達のうちお二方が、左鴻師匠の笛だった♪

玄人の先生方、とても豪華な面々で、楽しめた。笛も左鴻師匠、森田保美さん、杉先生、大阪から野口亮さん。番組では野口傅之輔さんだったのだけど、舞台には野口亮さん。久々に野口亮さんの笛を聴いた。

吉坂先生のお嬢さん、まだお小さくてかわいらしいのなんの。そのしぐさに、見所ではかわいい〜♪の声。

能は「翁」。シテが林喜右衛門、千歳が林宗一郎、面箱持に茂山童司、三番三が茂山千三郎。小鼓が素人さんで、大鼓は河村大、笛は杉市和。
これがまた見応えありで、清々しい気持ちにさせてくれた。杉先生の笛も高い音が決まってステキな響き。
小鼓の頭取を勤められた方は、稽舞会で、上手だなあ〜といつも拝見している方だった。

来年の9月4日には河村能舞台で、左鴻師匠の初めての社中の会が開かれる予定。
もちろん私も出させていただきます。初舞台を目指して、1年間、精進いたします。気持ちよく聴いていただけるように、練習あるのみです!

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融〜十三段之舞@大槻能楽堂

金曜日の夜は、大槻能楽堂へ、「融」十三段之舞を観に行ってきた。

十三段之舞の小書きがつくと、融が舞う舞が、盤渉早舞五段から、黄鐘早舞五段+盤渉早舞五段+急之舞三段のあわせて十三段となる。どうしてもこの十三段之舞を観たかった。
融は大好きな曲のひとつで、私は融の河原院の跡地のすぐそばで働いているんだもの♪
シテは赤松禎英さん。融大臣の出立ちは、初冠に馬尾頭、紺地に霞の文様の単狩衣に、有職文様の白の指貫込大口。面は今若。
赤松禎英さんは、十三段の舞を軽やかに舞い、月に照らされた河原院の秋の風情を再現していた。袖をくるっと巻き上げるのがとっても綺麗。
竹市学さんの笛は、脳のどこかに直接訴えかけてくるような音色で心地よい。

ミニ解説と狂言、能というプログラムだけど、遅くなるので、会社帰りに能だけってあれば良いのになあ〜。

河原院の跡については、花にいとふ風の謡曲史跡案内に書いているので、こちらもご覧ください。
河原院の跡

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中尊寺鎮守白山神社の能楽殿

先週末、ダンナさんが、中世都市研究会に参加するために平泉へ行った。
能好きな妻へのお土産は、中尊寺の鎮守・白山神社の能楽殿の絵馬。
妻は地酒でも良かったぞ(笑)

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重要文化財中尊寺白山神社能楽殿
現在の能舞台は、嘉永6年(1853)伊達藩主伊達慶邦によって建立寄進された。

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鏡板の松は、昭和22年に松野奏風によって描かれたもの。

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なんとのう ええー慶次郎雑談

観世流シテ方片山慶次郎師が、先月お亡くなりになられた。

3年前、京都観世会館のすぐ近くの喫茶店へ入った時のこと。
カウンターに、きりっとしたダンディな殿方が座っていらした。
片山慶次郎さん?と思ったが、能にはまる前だったので、能楽師さんのお名前と顔が一致しない。
帰られた後、店のマスターに、「今座ってはった方、片山慶次郎さんですよね?かっこええですね〜」と言うと、うなづきながら微笑まれた。

見所からでしか拝見したことがなく、実際のお人柄は存じ上げないのだけど、私の中の片山慶次郎と言う人は、この日の印象で、かっこええ人となった。

20100908喫茶店でお見かけした後、慶次郎師の著書である『なんとのう ええー慶次郎雑談』を、図書館で借りて読んだ。でもそのころは、能のことはさっぱりわからなかったので、半分ほど読んだだけで返してしまった。
今年の「能にしたしむ会」を観る前、『なんとのう ええー慶次郎雑談』を古書店で偶然に手に入れた。あらためて読みなおしてみると、面白くてしかたがない。そしてほろりと涙が出るくだりが多々ある。
やっぱり慶次郎師はかっこええ人やなあ。つくづくそう思う。

心からご冥福をお祈りいたします。

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大和秦曲抄II〜五体風姿 届いた!

20100907

わ〜い♪届いた〜♪
今年の5月25日、国立能楽堂で行われた大倉源次郎師が企画する大和秦曲抄の第二弾のDVD。とりあえず、これから見ます。

追記:観ました。コトバないです。ぜひ一見を!
ワタシは正面の1番前列に座っていたので、かすかに頭が写ってるかも。
感動がよみがえる。
ただ、大型テレビで見るのには向かない…パソコンの小さなディスプレイだときれいなんだけれどなあ。
メニュー画面で流れるのは、藤田六郎兵衛師のお調べだと思うのだけど。

観世流 舞囃子 「高砂」
シテ:観世銕之丞 笛:藤田六郎兵衛 小鼓:大倉源次郎 大鼓:安福光雄 太鼓:観世元伯  地謡:観世清和、関根祥人、上田公威、長山桂三、安藤貴康

金春流 小鼓一調 「八島」
謡:櫻間右陣 小鼓:荒木賀光

喜多流 舞囃子 「羽衣」
シテ:粟谷明生 笛:松田弘之 小鼓:大倉源次郎 大鼓:山本孝 太鼓:金春國和 地謡:長島茂、狩野了一、内田成信、大島輝久

金剛流 大鼓一調 「天鼓」
謡:金剛永謹 大鼓:山本孝

宝生流 舞囃子 「乱」
シテ:近藤乾之助 笛:一噌仙幸 小鼓:大倉源次郎 大鼓:亀井忠雄 太鼓:金春國和 地謡:朝倉俊樹、金井雄資、辰巳満次郎、金井賢郎、朝倉大輔

一噌流 笛一管 「恋之音取」
笛:一噌仙幸

金剛流 小鼓一調 「夜討曽我」
謡:金剛永謹 小鼓:大倉源次郎

観世流 大鼓一調 「女郎花」
謡:観世清和 大鼓:亀井忠雄

金春流 太鼓一調 「葛城」
謡:櫻間右陣 太鼓:金春國和

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第14期役者が読む世阿弥「五音」

2007年の「申楽談儀」の途中から参加させていただいている味方健先生の世阿弥伝書特別講義も3年越しとなった。今日から第14期役者が読む世阿弥「五音」が始まった。

味方先生の講義は、能楽研究者としての知識、役者としての経験が、まるで二頭立ての馬車のよう。
最初は何がなんだがさっぱりわからなかったが、講義を必死にノートへ書き留めていくうちに、もっと知りたいという知的好奇心が自分の中に次々とわいてきて、面白くってやめられない。
民俗調査のフィールドに出たときみたいに、とにかく何でも書き留めている。雑談のひとつも、何かしらにつながってくるし、おすすめされる本も、絶対に読みたいし、私のノートは、おそらく人が見ても訳がわからないに違いない。

詳しい講義内容をブログに書くことは控えるが、今日は「鵺」という能についての講義。鬼の能の形で人間を書いたのが鵺。この曲に到達する世阿弥の能作の過程を、修羅能をふまえて講義された。

鵺が観たいですね〜!
講義が終わって、隣の方に思わずそうつぶやいた。

第14期役者が読む世阿弥「五音」
【日時】2010年9月6日・20日、10月4日・18日、11月8日
全5回 各月曜日 18時30分〜20時
【受講費】一般 全5回(通し券)5000円 1回1500円、学生全5回(通し券)2000円 1回500円
【会場】京都産業会館7階第3研修室

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一条竹ガ鼻勧進猿楽

昨年の中世都市研究会で、細川武稔氏が、「足利義満の北山新都心構想」と題する報告をされた。
足利義満の北山殿を中心とした「北山新都心」の空間構造を復元した研究だ。
その報告の中で、確実な場所が特定できていなかった「一条竹ガ鼻」の場所が特定されたというのを聞いて、びっくりした。
一条竹ガ鼻は、応永6年、世阿弥が勧進猿楽を興行した場所。
一条竹ガ鼻の場所は、山科と言われていたが、表章先生の「一条竹鼻勧進猿楽」(『観世流史参究』所収)ではそれを否定され、一条通のいずれかの場所とされた。その比定地に、瀧ケ鼻町(一条通七本松上)をあげておられ、さらに『山城名勝志』に載る竹が鼻を、同一視されている。
実は、瀧ケ鼻町と、『山城名勝志』に載る竹が鼻は別。細川氏は、『山城名勝志』に載る竹が鼻が、西大路一条あたりと考証された。

その報告が、論文化された。

細川武稔「足利義満の北山新都心構想」
中世都市研究15『都市を区切る』(山川出版社 2010年)

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隅田川@金剛能楽堂

大鼓の石井流の社中の会、春調会へ行って来た。
お笛の姉弟子さんが、左鴻師匠の笛で大鼓を打つというので、絶対に拝聴したい。
と、意気込んでいたのに詰めが甘い自分が、つくづく嫌になる。
金剛能楽堂が会場なのに、大江能楽堂へ行ってしまった。
姉弟子さんは、最初の出番だったので、聴きそびれる。ごめんなさい。

何番か舞囃子を聴かせていただく。
晴れの舞台。緊張するけど、気持ちが良いものだろうなあ。

番外 能「隅田川」。
シテ:大江又三郎 笛:杉市和 小鼓:曽和博朗 大鼓:石井喜彦 地頭:片山清司

これを無料で観ることができるなんて、ありがたいことだ。

隅田川という曲は、苦手。あまりにも悲しいのだもの。
救いも無いし、悲しみだけが残り、やるせない。
最後の杉先生の笛のアシライが、母親の気持ちそのままで、さらに切なさが増した。

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謡講

謡講・声で描く能の世界(第34回)に行って来た。
今回の会場は京まちや平安宮。山中油店さんの京町家のひとつ。

井上裕久師による文化・文政期の旋律での「龍田」クセと、素謡「龍田」(井上裕久 吉浪寿晃)。

「能はイマジネーションとコミュニケーションできる」と言うコトバが好きだ。
2本の蝋燭の灯り(ホントは電球だけど)だけの暗い室内。自然に衝立の向こうから聴こえてくる声に集中する。
すると、その向こうから、情景が見える?言ってることわかる?私は誰?あなたは誰?と、次から次へと問いかけられる。その目に見えないモノとの対話を通して、どんどんと感覚が研ぎすまされていくような感じ。龍田姫が神楽を舞う姿がフラッシュバックする。

次回は、来年の3月26日(土) 於:仁風庵(京都市上京区)
また行きたいな。

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六甲アイランド能「清経」

六甲アイランド能へ行ってきた。
神戸ファッション美術館オルビスホールでの開催。
ホール能は、音響でがっくりすることがあるけれど、音に関しては問題無し。舞台のバックとか、照明がもうひと工夫欲しいところ。
演能前に、装束の解説、清経の解説、囃子の解説が、日本語と交互に英語に通訳された。さすが国際都市神戸と思ったけれど、見所には外国人は、数えるほどしかいなかったのは残念。

さて能「清経」。シテは杉浦豊彦さん。大好き。
杉浦豊彦さんの舞台を観ていると、いつもどんどんと引き込まれていく気がする。今日も気がつくと、清経の妻になっている自分がいた。

神戸ファッション美術館1階のエントランスでは、「六甲アイランド能~面・装束展」が開催されている。チラシには書いていなかったので、一緒に行ったお友達の情報が無かったら、見落としていたと思う。
装束をはじめ、面、大小鼓の胴、古い写本の番組や型付など、とても充実した展示だったので、もっと宣伝してしかるべきだ。無料なので、お近くの方は一見の価値有り。9月12日まで
詳しくは神戸ファッション美術館のブログで。

会場では、一炊舎Neoさんという方が書かれた『まんが能楽選集』01、02という冊子を、著者自ら売ってはった。味のある絵に魅かれて購入。ちゃっかりサインもいただいた。

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第41回東西合同研究発表会@京都観世会館

今年の第41回東西合同研究発表会は、京都での開催。
せっかくなので、午前中だけのぞきに行った。平日なので、最後まで見ることができずに残念。

舞囃子「盛久」
(京・観世)河村浩太郎
笛:(東・一噌)小野寺竜一 小鼓:(国・観世)岡本はる奈 大鼓:(東・高安)柿原孝則

間に合わずにちょっとだけ拝見。一噌流の笛を生で聴くのは久しぶりだ。

舞囃子「野守」
(大・宝生)辰巳大二郎
笛:(大・森田)赤井要佑  小鼓:(東・幸清)福井憲介 大鼓:(京・石井)渡部諭 太鼓:(東・観世)林雄一郎

宝生流の能を観に行く機会がないので、謡が新鮮に聞こえる。
赤井要佑さんは、赤井啓三さんのご子息なのかしら?吹き方も、音の響きも、赤井啓三さんにそっくり。

能「菊慈童」
(京・観世)大江広祐 (京・高安)有松遼一
笛:(京・森田)杉信太朗  小鼓:(京・ 幸 )林大輝 大鼓:(京・石井)河村凛太郎 太鼓:(京・金春)前川光範
地頭:分林道治

先月の京都の養成会で観た時よりも、バージョンアップしていて見応えあり。
ワキの有松遼一さん、20代の若さで、あのオーラはなんなんだろう。片山慶次郎師の袴能以来、すっかりファンになった。
信太朗さんの笛、ドキドキ、ゾクゾクheart02 いつもより慎重、かつ力強い笛だった。脇正面だったので、吹き姿を拝見できなかったのが残念。

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