第14期役者が読む世阿弥「五音」
2007年の「申楽談儀」の途中から参加させていただいている味方健先生の世阿弥伝書特別講義も3年越しとなった。今日から第14期役者が読む世阿弥「五音」が始まった。
味方先生の講義は、能楽研究者としての知識、役者としての経験が、まるで二頭立ての馬車のよう。
最初は何がなんだがさっぱりわからなかったが、講義を必死にノートへ書き留めていくうちに、もっと知りたいという知的好奇心が自分の中に次々とわいてきて、面白くってやめられない。
民俗調査のフィールドに出たときみたいに、とにかく何でも書き留めている。雑談のひとつも、何かしらにつながってくるし、おすすめされる本も、絶対に読みたいし、私のノートは、おそらく人が見ても訳がわからないに違いない。
詳しい講義内容をブログに書くことは控えるが、今日は「鵺」という能についての講義。鬼の能の形で人間を書いたのが鵺。この曲に到達する世阿弥の能作の過程を、修羅能をふまえて講義された。
鵺が観たいですね〜!
講義が終わって、隣の方に思わずそうつぶやいた。
第14期役者が読む世阿弥「五音」
【日時】2010年9月6日・20日、10月4日・18日、11月8日
全5回 各月曜日 18時30分〜20時
【受講費】一般 全5回(通し券)5000円 1回1500円、学生全5回(通し券)2000円 1回500円
【会場】京都産業会館7階第3研修室
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