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京観世

先日、謡講を初体験したのをきっかけに、謡そのものに興味がでてきて、家にある謡曲の音源をかたっぱしからかけている。

なかでも、なじみの古本屋さんで格安でいただいたレコード「京観世をたずねて」を聴きながら、京観世について思いを馳せる。
偶然にも、昔お世話になった日本史の研究者のG氏が京観世の伝承者であるらしい。ぜひぜひ1度聴かせてもらいたいものだ。

京観世(きょうかんぜ)とは何か、レコード「京観世をたずねて」(監修:羽田昶 CBSソニー 1980年)のライナーノートから引用します。

 京観世とは、江戸時代に京都で生まれ、京都とその周辺で興隆した観世流の一流の名称であり、その芸風の呼称でもあります。観世座付の脇方、福王流の芸系を継ぎ、能の地謡に出演するとともに、一方で、素謡の教授を専らとして発展したために、江戸の宗家観世流とはおのずから異なる芸風、習慣を伝えていました。
 近代にはいって、観世流の全国統一事業の結果、京観世の家々、その門人は、すべて東京の観世流宗家の技法に拠ることとなり、大正期、遅くとも昭和初期には、正式の舞台から京観世の謡は消滅しました。

Book40_2「京観世をたずねて」(2枚組)

監修:羽田昶 CBSソニー 1980年

収録曲:照君 盛久 歌占 山姥 恋重荷 高砂 大原御幸 山姥 花筐 景清 歌占 放下僧 盛久 歌占 花筐 放下僧 九重


雑誌『芸能史研究』の最新号187号(特集音からみる芸能史)に、藤田隆則先生(京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター)が、「歴史史料としての口頭伝承(録音資料)--京観世の強吟」を寄稿していらっしゃいます♪

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コメント

あひる姉さん
ググったら上位5件、和菓子です
京観世、大好きです。

投稿: ヨウダ | 2010.06.23 00:26

わ、和菓子しか……

投稿: あひる@地酒 | 2010.06.22 23:53

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