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片山清司後援会能@京都観世会館

良い舞台を観たら、心も身体も大喜び。
でもそういう舞台ほど、帰り道で決まって泣きたくなるほど切なくなる。
今日の片山清司後援会能は、まさにそんな舞台だった。

能「国栖〜白頭・天地之声」 
シテ:片山清司 子方:片山清愛 前ツレ:橋本忠樹 後ツレ:分林道治
ワキ:宝生欣哉 アイ:野村萬斎、深田博治
笛:藤田六郎兵衛 小鼓:曽和博朗 大鼓:河村大 太鼓:前川光長

国栖を観るのは3回目だけれど、こんな面白いものだったとは!
清愛くんの集中力といったら、すごい。将来が楽しみ♪
分林道治さんの天女の舞、美しかったheart01本当にふわりと舞降りてきたみたい。

仕舞
「芭蕉」 片山慶次郎
「船弁慶」 観世喜正

狂言「咲嘩」 野村萬斎 深田博治 野村万之介

舞囃子「胡蝶」
観世銕之丞 笛:藤田六郎兵衛 小鼓:曽和尚靖 大鼓:河村大 太鼓:前川光範

わたしは藤田六郎兵衛さんの中之舞が大好き。

能「張良」      
シテ:片山幽雪 ツレ:片山伸吾 ワキ:福王和幸 アイ:竹山悠樹
笛:杉市和 小鼓:吉阪一郎 大鼓:亀井広忠 太鼓:前川光範

福王和幸さんの張良、カッチョ良すぎて言うこと無しheart01

今日の杉先生の笛、最高shineshineshineヒシギもキレイにひびき、繊細なのに力強い。
藤田六郎兵衛さんの笛とまさに好対照。どちらも好きheart04

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朝長@大槻能楽堂

大槻能楽堂自主公演能 能の魅力を探るシリーズ〈平家物語を観るー「戦のあわれ!」を語る〉の第2回目、朝長を観に行ってきた。

能「朝長」
シテ:浅井文義 ツレ:武富康之 トモ:齊藤信輔 ワキ:福王茂十郎 ワキツレ:森本幸冶、喜多雅人 アイ:野村小三郎 笛:光田洋一 小鼓:林吉兵衛 大鼓:河村総一郎 太鼓:前川光長

青墓での朝長の最後は、平治物語の中でも涙をさそう。謡曲においても、前場で女主人が朝長の最後の様子を語る。アイの語りでも再度繰り返され、後場へと誘う。

前シテと後シテが、まったく別人(前シテは青墓の女主人で、後シテは朝長の霊)であるのが、いままで観てきた能と違っていて、ちょっと違和感。

下の写真は、2005年に訪ねた岐阜県大垣市青墓の源朝長の墓。

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5月後半の観能メモ

身辺がバタバタとして、ブログをお休みしてしまった。
忙しいといいながら能は観に行っている(汗)
自分のための覚え書き。

●西本願寺降誕会祝賀能
2010年5月21日(金) 西本願寺南能舞台
能「松風 見留」
シテ:片山清司 ツレ:吉浪壽晃 ワキ:福王和幸 アイ:茂山七五三
笛:杉信太朗 小鼓:大倉源次郎 大鼓:河村大

能「龍虎」
シテ:井上裕久 前ツレ:浦部幸裕 後ツレ:浦田保親
ワキ:原大 アイ:茂山逸平
笛:森田保美 小鼓:曽和尚靖 大鼓:谷口有辞 太鼓:前川光範

知合いに誘っていただく。
野外の能舞台で観る能は、能楽堂と違って新鮮。外の音もみんな入って来るのに、舞台の上は幽玄の世界というのも不思議な光景。
信太朗さんの笛が、杉先生の笛みたいに聴こえた。
松風を観終えて、いったん外へ出て国宝飛雲閣でお抹茶をよばれる。書院に座って、お庭を眺めながら飲むお茶の美味しいことったら。まさに夢心地。
龍虎は、初めて観る曲。見応えありで、もっと近くで観たいと思った。笹のはっぱがいっぱいつけられた竹林のつくりものがおもしろい。

●同研能
2010年5月22日(土)嘉祥閣
能「知章」
シテ:吉浪壽晃 ワキ:原大 アイ:茂山逸平
笛:森田保美 小鼓:吉坂一郎 大鼓:石井保彦

平家モノで、観たことがなかったし、楽しみにしていた。吉浪壽晃さん、いい感じで、若武者ぶりをみせてくれた。
平知章は、平家物語でも謡曲でも16歳なんだけれど、史実ではもっと若くて14歳。

●京都観世例会
2010年5月23日(日)
能「蟻通」
能「蟻通」
シテ:林喜右衛門 ワキ:殿田謙吉 ワキツレ:則久英志、平木豊男
笛:帆足正規 小鼓:曽和博朗 大鼓:河村大 太鼓:小寺佐七

初めて観る曲。初めて観る曲は、とてもワクワクする。前日眠れなかったので、寝不足でウトウトするかなあと思っていたが、シャキ〜ン。目が離せなかった。林喜右衛門さんの手の動きは、本当に美しい。

●金剛定期能
2010年5月23日(日)
能「頼政」
シテ:金剛永謹 ワキ:高安勝久 アイ:茂山千三郎
笛:森田保美 小鼓:曽和尚靖 大鼓:河村 大

能「藤」
シテ:松野恭憲 ワキ:江崎敬三 アイ:網谷正美
笛:左鴻泰弘 小鼓:竹村英雄 大鼓:石井喜彦 太鼓:前川光長

金剛宗家の頼政。平家モノだし、大好きな曲のひとつ。来月は、河村定期能で観世流の頼政を観る予定なので、気になるところを比較できそう。
松野恭憲さんの藤。初めて観る曲で師匠の笛だし、ワクワクの二乗。終わってから放心状態で、席をたてなかった。幽玄ってのはこういうモノだ!と雄弁に語る舞姿に、師匠の笛がぴったりとよりそった感じ。

●大和秦曲抄Ⅱ 五体風姿
2010年5月25日(火)国立能楽堂

小鼓一調「夜討曽我」 金剛永謹 小鼓:大倉源次郎

笛一管「恋之音取」  笛: 一噌仙幸

小鼓一調「八島」 櫻間右陣 小鼓:荒木賀光

舞囃子「乱」 近藤乾之助 笛: 一噌仙幸 小鼓:大倉源次郎 大鼓:亀井忠雄 太鼓:金春國和

大鼓一調「天鼓」 金剛永謹 大鼓:山本孝

大鼓一調「女郎花」 観世清和 大鼓:亀井忠雄

太鼓一調「葛城」 櫻間右陣 太鼓:金春國和

舞囃子「羽衣」 粟谷明生 笛: 松田弘之 小鼓:大倉源次郎 大鼓:山本孝 太鼓:金春國和 

舞囃子「高砂」 観世銕之丞 笛: 藤田六郎兵衛 小鼓:大倉源次郎 大鼓:安福光雄 太鼓:観世元伯

生きてて良かったと心底思う。
早々に予約した甲斐があってか、最前列の演者ひとりじめ席だったのも、幸運。
映像でしか聴いたことがなかった一噌仙幸さんの生笛、心にしみる。
公開録画なので、見所にも声を出してはいけないという緊張が走る。

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竹のトロンボーン

花にいとふ風のリンク集に、竹製管楽器製作所「竹のトロンボーン」さんを追加いたしました。

大阪のお稽古場の兄弟子さんです。
世界各地を回って、大道芸を披露されています。
トロンボーン吹きさんなのですが、なんと竹でトロンボーンを作りはりました!
どんな音が出るのか、まだ実物を見せてはいただいておりません。
今度、聴かせてくださいませ。

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〈チラシ〉西本願寺降誕会祝賀能

お友達に番組を聞かれたので、はっておきます。

eyeお友達へのアドバイス
降誕会能を観るには、チケットを買うのではなく、5000円以上の懇志を納める。懇志を納めた代わりに、国宝の飛雲閣でのお抹茶券と観能券をいただける。
朝1番(9時ごろ)に行って、懇志を納め、入場のための整理券をもらってから、お茶席でお茶をよばれ、飛雲閣をじっくりと見てから、能に臨みましょう(昨年の経験からなので、今年は違ってたらごめんね)。

西本願寺宗祖降誕会祝賀能
2010年5月21日(金)12時半開演
西本願寺南能舞台

能「松風 見留」
シテ:片山清司 ツレ:吉浪壽晃 ワキ:福王和幸 アイ:茂山七五三
笛:杉信太朗 小鼓:大倉源次郎 大鼓:河村大

仕舞
「難波」 大江又三郎
「東北」 片山慶次郎
「駒之段」  浦田保浩
「船弁慶 キリ」 杉浦豊彦

舞囃子「通小町」
片山幽雪 笛:杉信太朗 小鼓:曽和博朗 大鼓:河村大

狂言「舟船」 茂山忠三郎 茂山良暢

仕舞
「邯鄲 楽アト」 梅田邦久
「柏崎 道行」 杉浦元三郎
「天鼓」 林喜右衛門

能「龍虎」
シテ:井上裕久 前ツレ:浦部幸裕 後ツレ:浦田保親
ワキ:原大 アイ:茂山逸平
笛:森田保美 小鼓:曽和尚靖 大鼓:谷口有辞 太鼓:前川光範

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DVD幸若舞〈安宅〉〈敦盛〉

1005192009年2月に開催された平成20年度第4回公開講座「幸若舞に能の源流を見る〜中世芸能の伝承と復元(敦盛)〜」の模様を録画・編集したDVD「幸若舞」が発売された!公開講座で配布された解説小冊子がついて頒価1000円。
CDもある。

この時の公開講座で、幸若舞を初めてみた。
思っていたよりもずっと素朴で、「ソンキョ」という独特の拝礼など、興味深く拝見。何よりも、織田信長が好んだという人間五十年〜♪の敦盛が、こういうモノだったんだと体感できたことが嬉しかった。
このDVDでその時の感動を再び味わうことができる。

購入方法は等は、日本伝統音楽研究センターのサイトでご確認を。

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〈チラシ〉同研能「知章」@嘉祥閣

今週末には同研能があります♪
平家好きなワタシ、前から観たかった曲「知章」。とっても楽しみ。
知章は、平知盛の息子。父の知盛をかばって、一の谷合戦で戦死します。

シテは吉浪壽晃さん。笛は森田保美さん。

同研能
2010年5月22日(土)
嘉祥閣 14:00〜

狂言「呼声」
山下守之 島田洋海 鈴木実

能「知章」
シテ:吉浪壽晃 ワキ:原大 アイ:茂山逸平
笛:森田保美 小鼓:吉坂一郎 大鼓:石井保彦

同研能とは、観世流シテ方井上家に師事する若手の能楽師さん方が主催する会だそうです。自分たちの研鑽のための会であるので、なんと無料! しかしみなさん玄人なので、見所にとっては、とてもありがたい会です。

嘉祥閣の場所は、京都市中京区両替町通竹屋町上る。最寄りの駅は、地下鉄烏丸線の丸太町。

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Noh

100517お気に入りの本の紹介です。

NOH 能
アートディレクション 高橋一弥
文 高橋睦朗
写真 森田拾史郎
(ピエ・ブックス 2004)

外国人向けの能の手軽な入門書というコンセプトのもとに作られた本。たくさんの舞台写真、能面の写真が、見ていて楽しく、想像をかきたてられる。文章はすべて英語と日本語の対訳。

能への招待/能役者という身体/死から生を照らす 代表作十五/さあ能楽堂へ/約束を着る 装束・作りもの/沈黙を深めるために 楽器/能と世阿弥

欲を言えばINDEXも日本語対訳にして欲しかった。

楽器の章の能管の写真、「瀧止」の銘がみえる。銘管録に載っている瀧止なのかなあ?

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京都地ビール祭@新風館

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夕方から烏丸三条の新風館で開催されている「京都地ビール祭」へ行って来た。
すごい人と熱気。
プラコップで一杯300円。
人気の銘柄はすでに売り切れ続出みたい。
4種類のビールを飲む。
チョコレートビールって、本当にチョコレートの風味だった。濃い味わい。

ビールで酔っぱらったけど、日本酒も飲みたいし、お腹もすいたので、馳走いなせや(京都市中京区三条柳馬場上ル)さんで、鶏のすきやきを食べて〆。

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柴田是真展@承天閣美術館

幕末から明治にかけて活躍した漆芸家であり画家、柴田是真の展覧会が、承天閣美術館で開催中だ。
ポスターのキャッチコピーが、「見よ!この超絶技巧を。若冲の次は是真だ!」。

キャッチコピーの通り、その超絶技巧ったら、すごいの一言。

だまし漆器の数々、細かい印籠の細工、いつまで見ていてもあきない。
絵画も洒脱なものが多く、なんともおしゃれ。

「柴田是真の漆×絵〜江戸の粋・明治の技」
平成22年4月3日(土)〜6月6日(日)
承天閣美術館

美術館のロビーに置かれていた雑誌から、是真の鬼女を描いた奉納額が、東京の王子稲荷神社の宝物館にあるという。ぜひとも見たいものだと調べると、正月3が日と2月初午のみに公開だそうだ。

相国寺の入り口に、クイール発見!

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この看板を撮った後、デジカメを落として壊してしまう。ショック。
撮影はできるけれど、ズームも、ストロボ操作もできない。


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井上同門定期能@京都観世会館

どれも分かり易い好きな曲だけど、3番続けて観るのは気力と体力がいる。

能「自然居士」
シテ:浦部幸裕 子方:浦部美有 ワキ:江崎金治郎 ワキツレ:江崎敬三 アイ:松本薫
笛:森田保美 小鼓:林吉兵衛 大鼓:谷口有辞

能「楊貴妃」
シテ:橋本光史 ワキ:福王知登 アイ:佐々木千吉
笛:杉市和 小鼓:吉阪一郎 大鼓:石井喜彦

能「鉄輪」
シテ:浅井通昭 ワキ:廣谷和夫 ワキツレ:喜多雅人 アイ:網谷正美
笛:左鴻泰弘 小鼓:竹村英雄 大鼓:石井保彦 太鼓:井上敬介

楊貴妃のシテの装束が、美しかった。
鳳凰の天冠に、唐織がゴールドっぽい地に鳳凰が口に花をくわえている文様。ゴージャス!扇の中でも、唐の美女が舞っていた。

通路を隔てて隣に座った男性。手には『三百五十番集』と、オペラグラス。オペラグラスの先は、笛方さんのようだ。自分と同じ動きで、すごく気になる。笛を習ってはるんやろうか?

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〈チラシ〉山口鷺流狂言ー地域伝承の可能性

新たに〈チラシ〉というカテゴリーを作りました。
ぜひ見て欲しいとか、気になる公演などの宣伝用です。

京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター平成22年第1回公開講座 能楽学会第15回能楽フォーラムの催しで、「山口鷺流狂言ー地域伝承の可能性」があります。鷺流狂言を知り見る絶好のチャンス到来!


鷺流の狂言は、江戸時代、現在の大蔵流や和泉流とならび、大きな勢力をもっていましたが、現在では、佐渡と山口に伝承されているだけだそうです。

京都市立芸術大学創立130周年記念
山口鷺流狂言ー地域伝承の可能性

【日時】2010年6月26日(土) 午後2時〜5時(1時半受付開始)
【場所】大江能楽堂
【受講料】1,000円
【定員】300名(当日先着順)

【上演】山口鷺流狂言保存会 「柿山伏」「千鳥」「鬼瓦」
【講演】稲田秀雄(山口県立大学教授)
【トーク】川島朋子(京都女子大学短期大学部准教授)
     長田あかね(京都造形芸術大学非常勤講師)
     藤田隆則(京都市立芸術大学准教授)
【主催】能楽学会 京都市立芸術大学
【後援】山口県教育委員会
【問合せ先】京都市市立芸術大学企画広報課(電話075-334-2204)

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河勝@大槻能楽堂

梅原猛「能を観る」シリーズの完結記念の能、梅原猛さんの新作能「河勝」。
とっても気になっていたのだけれど、平日に仕事を休んでまではいけないとあきらめていた。それがなんと大槻能楽堂のサイトの招待券プレゼントに応募したのに当たった!ペア券だったので、月扇堂さんと一緒に行ってきた。

さて、「河勝」、思っていた以上に面白かった。

舞台は現代。怨霊を訪ねるのが趣味という風変わりな男が、能楽の祖と言われる秦河勝に興味を持ち、河勝の祀られている赤穂の大避神社へと向かう。
風変わりな男は、河勝が祀られている大避神社で神主に会う。神主は男に、聖徳太子なきあと、流罪となった河勝が怨霊となり大荒の神として祀られていることを告げて姿を消す。
男は、本物の神主に出会い、姿を消した神主は実は河勝の幽霊であることを知る。
河勝を慰める船渡御の祭りを見ている最中、河勝の怨霊が恐ろしい姿であらわれる。
神主の祈りで聖徳太子の霊があらわれ、和の心を説いて河勝の怨霊をさとす。河勝の霊も恨みを捨てて、共に守りの神になることを約束し、聖徳太子の霊、河勝の霊、男の3人で、舞楽を奏する。


新作能「河勝」
前シテ:大槻文藏 〈老神主(実は河勝の亡霊)〉 
後シテ:大槻文藏 〈秦河勝の怨霊〉
別シテ:梅若玄祥 〈聖徳太子〉
子方:稚児三人
ワキ:福王和幸 〈大避神社神主〉
アイ:茂山千之丞 〈怨霊を訪ねる男〉
アイ:茂山あきら 茂山逸平 茂山童司 丸山やすし 茂山七五三
笛:藤田六郎兵衛
小鼓:清水皓祐
大鼓:山本哲也
太鼓:三島元太郎

どんな内容なのか、ワクワクしながらパンフレットの詞章にざっと目を通す。
大槻の公演パンフレットには、装束や面も書かれているからありがたい。
演能前の梅原猛氏のお話は、ロビーのモニターテレビで拝見。カリスマだなあ〜とあらためて思う。
席に向かうと、席の隣には見知った顔が!
このブログにコメントを残してくださるヤマギワさんもチケットが当たったそうだ。
きっと河勝が私たちにも降りてきたのだと喜び合う。
(梅原氏に河勝の霊が降りてきて新作能「河勝」ができたそうな)

pencil印象に残ったこと

怨霊を訪ねる男・千之丞さんの素袍にケルト十字架の文様が入ってたような気がする。隠された十字架?

後シテの登場の早笛、六郎兵衛さんの笛の音に、胸キュン。こんな早笛、初めてかもheart01。神主が祈りを捧げる時の祈りも良かったし、狂言笛も楽しめたし、後場の舞の笛も盛りだくさんで、とても満足。

後シテの面、鼻瘤悪尉(はなこぶあくじょう)、異様でずいぶんと大きくインパクト大。物着の後の皺尉の白い面と好対照。

船渡御の様子、橋がかりに船が3隻と1畳台が置かれ、獅子舞もありで、賑々しくて楽しい。

玄祥さんの聖徳太子、すっごくスリム!急之舞(かな?)、軽やかに颯爽と舞って、格好良かった。

千之丞さんが鈴を持って三番三を静かに舞う姿が、神さまの役ではないのだけれど、神々しくて気品に満ちていた。

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役者の読む世阿弥「続五音」@京都産業会館

観世流シテ方味方健先生の世阿弥伝書特別講義が始まった。
2006年から始まり、今回で13期目。引き続き『五音』を読んでいる。
『五音』は、謡の音調を、祝言・幽曲・恋慕・哀傷・闌曲の5つにわけて、それぞれの特色を解説した書だ。

とっても内容の濃い2時間で、私には難しいけれど、たとえひとつでも得るものがあればと、参加させていただいている。
世阿弥の見た風景を見たい、感じたい!

世阿弥伝書特別講義〜役者の読む世阿弥〜続五音
【日時】 2010年5月10日・24日 6月7日・21日 7月5日 全5回 各月曜日18時30分〜20時30分
【会場】きらっ都プラザ 京都産業会館2階

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白拍子姿、絶賛公開中!

この週末に、花にいとふ風の京都謡曲史跡案内の曲解説の記事をいくつか更新できた。

史跡案内 夕顔塚
曲目解説 嵐山・土蜘蛛・夕顔・祇王

曲目解説には、イメージ画像を考えて1枚はることにしている。
これを考えるのがまた楽しい。
祇王では、完全に遊んでしまった。
一見して笑ってやってください。

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鼓魂の会@談山神社

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5月4日、大倉源次郎師主催の鼓魂(こだま)の会へ行って来た。今回は、平城遷都1300年記念特別企画「つづみの里〜多武峰に響く四流のしらべ」と題し、小鼓方四流(観世流・幸流・幸清流・大倉流)が揃っての奉納演奏と、鼓研究家の生田秀明さん等を交えてのシンポジウム。

談山神社へ行くのは久しぶり。新緑に十三重塔が美しく映える。
拝殿で神職さんによる神社の解説の後、本殿前で奉納演奏が始まる。いただいた行程表によると30分とあったが、長唄囃子の藤舎名生師も参加されて、1時間にわたる奉納演奏となった。

「三番三」
笛:藤田六郎兵衛(藤田流) 小鼓:大倉源次郎 清水皓祐 吉坂一郎(大倉流) 大鼓:安福光雄(高安流)

独調「天鼓」
謡:山中雅志(観世流) 小鼓:幸正昭(幸清流)

一調「松虫」
謡:上野朝義(観世流) 小鼓:林吉兵衛(幸流)

「安宅 延年」
笛:藤田六郎兵衛 小鼓:観世新九郎(観世流) 大鼓:亀井広忠(葛野流)

「神楽」
笛:藤田六郎兵衛 小鼓:荒木賀光(大倉流) 大鼓:大倉慶乃助(大倉流) 太鼓:中田弘美(金春流)

「鷹」
篠笛・能笛:藤舎名生 小鼓:中川秀亮 大鼓:藤舎悦芳

どの演奏もすばらしかったけれど、1番印象深かったのは「安宅」。藤田六郎兵衛師ならではの延年の舞。
小鼓方四流がそろったわけだけれど、ワタシにはその違いが耳でわからない。トホホ。

社務所の大広間で柿の葉寿司入りのお弁当をよばれて、そのままシンポジウム。
シンポジウムでは、大倉源次郎さん、藤舎名生さん、幸正昭さん、観世新九郎さん、林吉兵衛さん、生田秀昭さん他で、鼓のこと、鼓と多武峰との関係、それぞれの自己紹介と道具についてなどをレクチャー。しかしみなさん言いたいことがいっぱいありすぎたようだ。せっかくの四流がそろっているのだから、もう少し四流の違いを具体的に知りたかった。

会場では、6年前に京都で開かれた小鼓の展覧会「生田コレクション」展の図録『小鼓−心に響く音と技の世界』を販売していただけた。B5版63ページの本だが、小鼓についていろんな角度からわかりやすく書かれており、生田コレクションの鼓筒がカラー写真で紹介されている。ミーハーなワタクシ、その本に、大倉源次郎さん、生田秀昭さんのサインをいただくことも忘れない♪

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素人の発表会シーズン

春と秋は、素人の発表会(=社中の会)のシーズン。
素人さんだけで演じるのではなく、囃子や謡を担当するのは玄人。
無料で一般公開しているので、気軽に能に触れることができる良い機会。
食事や、お茶席の接待もあって、何も予定の無い休日には、もってこいの娯楽だ。

この連休中、29日は河村青嵐会、1日と2日は林木双会へと行く。
能舞台の上で、主人公になれて、緊張するけれど楽しいだろうな〜。

来年の夏には、左鴻先生の第1回目の社中の会が開かれる予定。その日を目指して、しっかりと練習しよう。


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連休1日目

みやこめっせで今日から、春の古書大即売会が始まった(5日まで)。

午前中、さっそく行く♪
あいかわらず能の本ばかりを物色。欲しかった何冊かを手に入れて、ホクホク。
しかし午後から予定があったので、半分しか回れなかった。また後日にお楽しみ。
岩波書店の『世阿弥自筆能本集 影印篇 校訂篇 』を8000円で購入。
自筆能本の古い影印本は持っていたけど、刊本が欲しかったので、うれし、うれし♪

昼の1時間、林吉兵衛襲名祝賀記念の林木双会へ行く。
金剛宗家がシテの能「雪 雪踏之拍子」が観たかった。金剛流だけにある曲。
雪踏之拍子の小書がついて、盤渉の序之舞となる。
月明かりの中で舞う雪の精、なんとも優美な能。
拍子を踏む時に音を立てないのは、雪だから?

そして鴨川をどりへ行く。
都をどりとは、まったく違っていて、楽しめた。
笛の音が澄んでいて心地よく響いていた。
最後に手ぬぐいをゲットできたのもうれし。

義妹夫婦が帰ってきているので、夕食は家族みんなで河原町二条の中華料理の鳳泉へ。
お腹いっぱいにごちそうになる。

連休1日目、確実に太った(汗)

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能楽写真家 上杉遥

親しくさせていただいている山名騒然氏に、ステキなサイトを教えていただいた。

京都の能楽堂で写真を撮っていらっしゃるステキな女性、能楽写真家の上杉遥さんが、ご自身のサイトを立ち上げられた。

能楽写真家 上杉遥
URL : http://halca.petit.cc/

能の写真はもちろん、キモノの写真、日記の中の写真も、写真というよりも、絵画のような印象で良い感じ。
小鼓の曽和尚靖さん、笛の杉信太朗さんの写真、携帯の待受にしたいようなポートレート。おそらくこの写真は、茶道資料館でのミニコンサートだと思うのだけれど、信太朗さんの写真からは、笛の音が聴こえてきそうな感じがする。

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