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古事記 成長する神々

100313佛教大学で神話学を教える斎藤英喜先生の新刊『古事記 成長する神々』(ビイング・ネット・プレス 1800円)が出た。さっそく読ませていただいた。

プロローグに、
『古事記』の神話世界のほんとうの魅力を知ろうとするならば、やはり「原文」にそくして理解することが一番大切だ。
そして概説やあらすじからは見えてこない『古事記』のほんとうの面白さは、原文のなかの言葉、一語、一語のなかに秘められていることはまちがいない。

と書かれていた。

そりゃそうだよなあと思いながら読み進めていくと、『日本書紀』と『古事記』では、神話の描かれ方が全く違うということを知り唖然とする。それは単に『日本書紀』が編纂モノであるということだけではない。それぞれが明確な意図と、性格を持っているようだ。日本書紀は、中国の新しい思想をふんだに取り込み、中国を意識して編集されている。古事記でも、中国の新しい思想抜きには考えられないとはいえ、古い形の歌謡や、より原始的なモノを残している。

本文は、イザナキ・イザナミの章 スサノオの章 オホクニヌシの章 アマテラスの章 天孫降臨の章 天皇と英雄の章と分かれており、それぞれの神が成長していく姿は、まるでロールプレイングゲームの主人公のよう。次はどうなるの?どうなるの?と、どんどんと読み進めてしまう。
この本は、古事記を中心に読み進めていくことが目的であるが、コラム的に「古事記偽書説」や「中世日本紀」「出雲大社参拝記」もはさまれており、さらに好奇心をくすぐる。巻末の参考文献をたよりに、日本神話探求の旅のゲームが始まりそうだ。

先日、著者の斎藤先生と会食する機会を得た。もちろん本を持参してサインしていただく。
初心者の質問にも丁寧に答えてくださり、古事記を精読してみようという気持ちがフツフツとわいてきた。ありがとうございました。
斎藤英喜先生の奥様くたくたさんのサイトはこちら 斎藤先生の部屋があります。

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「京都&歴史」カテゴリの記事

コメント

ししまるさん こんばんは。
東京のお稽古、行きたいのですが、なかなか日が合いませぬ。
でも、ぜひとも遊びに来てくださいませ。
現在、東京のお稽古場は、女性ばかりでにぎやかのようです♪

投稿: ヨウダ | 2010.03.26 22:21

日本の神様たちは本当にいろんな姿があって、
奥深いですね。
お祭を通して触れる神様達と私達との関係も
時代と共に気になります。
先生の本は必読!!ですね。
ところで、今月は東京のお稽古にはいらっしゃいますか?

投稿: ししまる | 2010.03.26 21:07

もとよさん こんばんは。
本の山に埋もれて遭難しそうなんですけど〜。
なんだか知りたいことがいっぱいで、頭が完全についていけません(泣)

投稿: ヨウダ | 2010.03.15 01:27

くたくたさんの掲示板が出てきました。よかったー。
いまは、おかげ横丁から伊勢泊まりみたいですね。
ではまた。

投稿: もとよ | 2010.03.14 20:54

こんばんは。

>さらに好奇心をくすぐる。日本神話探求の旅のゲームが始まりそうだ。

私には神々の話など、チンプンカンプンですが、でもその気持ちはよく分かります。私の場合は、素粒子を通して宇宙の構造を知ろう、壮大なる宇宙の旅へしゅっぱ~つ。

ヨウダさん、古事記などは全く分かりませんが、心より応援はできます;

  知識と探究の大海原へ、いざやボンボヤージュ!


PS  くたくたさんの掲示板にカキコしようとしたけど、サイトが出てこなかった?・・


投稿: もとよ | 2010.03.14 20:27

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