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範頼@黒川能

2010年黒川能の王祇祭、下座の「範頼」を観る。黒川能下座では80年ぶりの演能。
五流(観世・宝生・金春・金剛・喜多)では演じられていない曲。
平家物語好きなワタシにとっては、行った甲斐があったというもの。

平家を滅ばした源頼朝であるが、弟の範頼の謀反を疑い、御前に召す。範頼は、忠誠を誓う起請文を頼朝に送る。

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しかし、頼朝の疑いは晴れず、範頼のいる修善寺へ梶原景時を討手として差し向ける。

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梶原景時に攻められ、範頼は割腹して自害し、炎の中へと飛び込む。が、梶原景時によって首を討たれてしまう。
割腹する所作、ドキッとした。さらに、烏帽子で首を討取られたことの表現には驚かされた。

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「範頼」の詞章は、『校註謡曲叢書』第3巻に載っている。また、『未刊謡曲集』の16、18、続10には、異本が所収。


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コメント

そうなんですよ!
奥深いぞ、黒川能!
武家の式楽としての能ではなく、神さまに奉納する神事能として農民に伝承されてきた能。性格が全く違うということを、観世流シテ方の清水義也師から教わりました。

投稿: ヨウダ | 2010.02.08 00:18

おお~平家ものもあるのですね!
まだ,未知の世界。
黒川ならではの演能作品にはとても興味深いものを
感じますね。
都からはるか遠い土地でありながら
能の何が人々をひきつけたのか、とても興味有りますね。

投稿: ししまる | 2010.02.07 23:46

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