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和洋の再会@日本基督教団浪花教会

金曜日の晩、上方西洋古楽演奏会「和洋の再会」へ行って来た。
西洋古楽器と左鴻師匠の能管とのコラボ演奏会。
空間に、能管と西洋古楽器の音が、見事に調和して感動。
とても贅沢な時を過ごさせていただいた。

会場は、日本基督教団浪花教会。ウィリアム・メレル・ヴォーリズの設計した建物。
暗くてわかりにくいが、外観はステキなステンドグラスの窓が目をひく。
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礼拝堂は、2階。意外にすっきりとシンプルでモダンな感じ。
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礼拝堂の背後の上階にあるパイプオルガンが響く。
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上方西洋古楽演奏会「和洋の再会」
出演
そう楽舎
左鴻泰弘(能管)
赤坂放笛(バロックオーボエ、リコーダー、ゲムスホルン)
森本英希(バロックフルート、ルネッサンスフルート、ルネッサンスリコーダー、ゲムスホルン)
吉竹百合子(チェンバロ、打楽器)

プログラムは、
音取〜グレゴリオ聖歌「かくも大いなる秘蹟を」〜「羽衣」によるオーボエ独奏/作者不詳
「京のとある街角、屋敷から聞こえる音取の響き…そこにセミナリヨの少年たちの奏するサカラメンタの調べが交じり合う様子のイメージ」とプログラムの解説にあった。まさにそんな感じで、この日の演奏会にぴったりなプロローグだと思った。

14世紀スペインの写本「モンセラートの朱い本」/作者不詳
短い10曲。後からの解説によると、歌と踊りを伴うものだそうな。道理で、踊りたくなる衝動を押さえるのに必死だった。
オーボエ・ダ・カッチャって、一回吹いてみたいなあ。

能管独奏「神楽」/作者不詳
能楽囃子としての「神楽」とは違い、吹く人の個性が全面にでる演奏。
左鴻師匠の笛ファンとしては、たまりません。笛の音の中にずっとつつまれていたかった。

能「翁」三番三より「鈴の段」/作者不詳、左鴻泰弘案、吉竹百合子編曲
この曲は、前にも聴いたと思うが、チェンバロと能管の不思議なコラボ。バロック時代の作曲家ルイ・クープランの前奏曲と、「鈴の段」を合奏曲に仕上げたもの。

春の海/宮城道雄作曲
尺八と箏のためにかかれた曲を、バロックフルートとチェンバロで演奏。違和感が全くないから不思議。チェンバロの音色は、箏になんとなく通じるし、バロックフルートと尺八もしかりか。

舞「羯鼓」〜中世の舞曲「エスタンピー」/作者不詳
ふたつのゲムスホルン(角笛)から始まって、能管の羯鼓をはさみ、にぎやかで大道芸人さんたちの舞が目に浮かぶ旋律。

能管、バロックフルート、バロックオーボエ、チェンバロのための「序・破・急」/森本英希作曲
昨年は「序」、一昨年は「破」が完成し、とうとう「序・破・急」の完成!
日本の古楽器である能管と、西洋の古楽器たちが奏でる現代音楽。

アンコール曲もステキだった。
またぜひとも開催して欲しい。

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コメント

こじんまりとした小さな会ですが、もっと、もっと多くの方に足を運んでもらいたい演奏会です!
東京でもやったら良いのになあ〜。

投稿: ヨウダ | 2010.01.18 20:59

素敵な教会で、これまた素敵な企画のコンサート♪

お能の友人で、邦楽の笛をやられる方がいますが、じつはリコーダーも演奏されます。
こんなコンサートがあったら、喜んじゃうと思いますよ!!

投稿: ししまる | 2010.01.18 20:38

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