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明日から

黒川能「王祇祭」を見学しに、山形へ行ってきます。
明日の夕方に京都を出て、3日に帰る予定。
戸川安章『黒川能の歴史と風土』を読んで、黒川能もさることながら、黒川の土地に興味がわく。地元の方々に、たくさんお話をうかがいたい。

今日は林定期能を観能。
「養老 水波之伝」林喜右衛門、「海士」松野浩行。
「養老」、杉信太朗師の笛、すごかった。
「海士」、左鴻師匠の海士の掛をやっと聴くことができた。感無量。笛のお稽古では、なんだかわからないままに終わった海士の掛と盤渉早舞だったけれど、やっと、こういう曲だったんだと納得できた。家に帰って、さっそく真似っこするが、できない。とほほ。

明日の日中は、林吉兵衛襲名披露能を観能予定、林定期ももう少し書きたいけど、山形から帰ってから。

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『野上豊一郎批評集成 能とは何か』上・下

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頼んでいた本が届いた。

『野上豊一郎批評集成 能とは何か』 【上】入門篇 【下】専門篇 (書肆心水 2009年)

野上豊一郎氏の三部作『能ー研究と発見』(岩波書店 1930年)『能の再生』(岩波書店 1935年)『能の幽玄と花』(岩波書店 1943年)を、テーマ(役者論・奥義論・構成論・様式論・面論・謡曲論)で分類し二分冊としたもの。曲名索引付き。

野上豊一郎の著書は、岩波新書の『能の話』しか読んだことがなかったので読みたいと思っていた。
能楽関連の新刊書は注意してチェックしていたつもりだが、この本が出たのは知らなかった。

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久々の大阪のお稽古

昨日は、片山定期能の後、大阪のお稽古へ行く。
体調を崩してから、大阪と大津はお休みさせていただいていたので、久々の大阪のお稽古。
向かう道中、なんだかとってもうれしくなってきて、自然に顔がにやけてしまう。

左鴻師匠の能管のお稽古場は、京都、大阪、大津とあるが、稽古場によって雰囲気も全く違う。
大阪のお稽古場は、全員が社会人ということもあり、年齢層も高く、長く続けていらっしゃる方が多い、みなさんのお稽古を見ているだけでも、とても勉強になる。

さて羯鼓、テンションあがりっぱなしで、気合は十分!
でも、いざ吹くと、唱歌が違うと注意される。
またしても「次回も、がんばってください」だ。
初段からまたしても抜けられない。

お稽古アフターは、いつもの鶴橋駅の近くのひげさん。
トマト鍋が美味しかった。
2月の左鴻門下の鍋の会に、ぜひとも真似して作ってみたい。

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片山定期能1月公演@京都観世会館

日曜日、片山定期能1月公演へ行って来た。

能「絵馬」
シテ:武田邦弘 ツレ:橋本忠樹(姥) 梅田嘉宏(天鈿女命) 武田大志(手力雄命) ワキ:原大 小林努 有松遼一
笛:左鴻泰弘 小鼓:成田達志 大鼓:谷口有辞 太鼓:前川光範

囃子がすっごく楽しめたheart04

能「正尊」起請文 翔入
シテ:古橋正邦 子方:分林道隆 ツレ:武田欣司 味方玄 分林道治 河村博重 浦部幸裕 河村和貴 大江広祐 大江信行 ワキ:福王和幸 間:松本薫
笛:帆足正規 小鼓:林吉兵衛 大鼓:石井保彦 太鼓:井上敬介

古橋正邦師の正尊は、凄み(?)がぴったりだし、福王和幸師の弁慶は、凛々しく美しい。
武田欣司師は、義経には見えない(汗)味方玄師と分林道治師の武者っぶりは、カッチョ良かった。
橋掛りと舞台に分かれての斬り合いは、迫力満点。
大江信行師が斬り合いのすえ、階に足を一歩踏みだす場面があり、目をみはる。そのあと、舞台に戻り、仏倒れでバタンと倒れる。
前場の起請文を読む場面も真に迫って面白いけれど、後場のチャンバラもいいわ〜。
大好きな子方の道隆くんheart01の静。中之舞、まるで母親にでもなった気分でドキドキ。
無事につとめはりました。来月も楽しませてくださいね。

pencil2月の分林道隆くん出演情報
京都観世例会2月
平成22年2月28日(日)
能「船弁慶」前後之替(シテ:浦田保浩)

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西本智実withラトビア国立交響楽団@京都コンサートホール

大好きな指揮者のひとり西本智実さんが、ラトビア国立交響楽団と京都へやってきた。
これは行かねばなりますまい。
曲目は、チャイコフスキーの幻想序曲「ロミオとジュリエット」、ヴァイオリン協奏曲ニ長調 作品35、交響曲第4番 へ短調 作品36
後半、交響曲第4番、良かった〜。
西本智実は、女性的でない。かといって男性的でもないのがわたしにとっては、とても魅力。
ますます自信にあふれた指揮を見せてくれる。
アンコールは、ヴィヴァルディの「四季」の冬。
ヴァイオリンのサーシャ・ロジェストヴェンスキーが急病のため、パベル・シュポルツルに変更となった。トルコブルーな色のヴァイオリンって、初めて見た!(追記:ネットで検索すると、ブルーヴァイオリンは、トレードマークなんだそうです)

音楽を楽しんだ後は、美味しい料理とワインと、気の合う仲間との会話。
友人の研究者カップルと、いつものボッカ・デル・ヴィーノ(京都市中京区室町通四条上ル)さん。至福です。
作られたその日に宮崎から届けられる水牛のモッツァレラチーズの美味しいことったら!
カルガモも美味しかったし、豚も半端じゃなく美味しい。
そして料理に合ったワインが、極上。

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料理写真は、ダンナさんにもらったら追加いたします。
写真は、ダンナさんが午前中に見学してきた水無瀬の後鳥羽の御所跡から出た瓦の文様。リクエストにこたえて、真剣に作ってくださっているボッカ・デル・ヴィーノのバリスタ・Nさん。

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京都能楽養成会研究発表会@京都観世会館

森田浩平さんの笛が聴きたかったのと、今年になってまだ杉信太朗師の笛を聴いていないので、京都能楽養成会の研究発表会へ行く。

仕事を終えて、大急ぎで京都観世会館へ向かった。
狂言の最後でやっと到着。ドキドキしながら次の舞囃子を待つ。
でも浩平さん、登場せず。かわりにお父さんの森田保美師。


京都能楽養成会平成21年度第5回研究発表会

狂言「棒縛り」
次郎冠者:枡谷雄一郎 主人:山本善之 太郎冠者:新島建人

舞囃子「西王母」
大江広祐 笛:森田浩平森田保美 小鼓:古田知英 大鼓:石井保彦 太鼓:前川光範

仕舞「巴」 柴田良平
仕舞「東北」宇高竜成
仕舞「鞍馬天狗」山田夏樹

舞囃子「田村」
河村浩太郎 笛:杉信太朗 小鼓:古田知英 大鼓:石井保彦

小舞「桑の弓」山下守之
小舞「祐善」井口竜也
小舞「景清」鈴木実

舞囃子「雲雀山」
宇高徳成 笛:杉信太朗 小鼓:曽和尚靖 大鼓:渡部諭

居囃子「土蜘蛛」
笛:森田浩平森田保美 小鼓:曽和尚靖 大鼓:河村凛太郎 太鼓:前川光範

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新世界より@京都コンサートホール

チケットをいただいたので、プラハ交響楽団ニューイヤーコンサートへ行って来た。今年初の京都コンサートホールだ。
曲は、スメタナの交響詩「わが祖国」から「モルダウ」、ドヴォルザークのチェロ協奏曲と、交響曲第9番ホ短調「新世界より」 。指揮は、飯森範親氏。

前半の「モルダウ」と「チェロ協奏曲」は、好みの演奏じゃなかったけれど、後半の「新世界より」は、さすがプラハ交響楽団だ!と楽しめた。
コンサートミストレスが、颯爽としていてかっこ良い。

飯森範親氏の指揮は初めて。指揮する姿が、なんだか「のだめカンタービレ」の玉木くんにそっくりだな〜と思いながら見ていた。アンコール曲のスラブ舞曲でのノリノリの指揮は、のだめのヨーロッパ編で、石井正則さんが演じたのとすっごく似ている。終演後、ロビーで飯森氏のCDを見ていたら、飯森氏は、のだめの玉木くんを指導したのだと教えられ、似ているはずだと納得。
玉木くんぐらい、若い方だと思っていたら、昭和38年生まれだそうな。山形交響楽団でのエピソードなどを知ると、熱い方なのだなあと推察。 11月には、京響を振るという。ぜひ行きたい。

今週末には、西本智実さんの指揮で、ラトビア国立交響楽団を聴きに行く。楽しみheart02

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聲壽会@京都観世会館

日曜日、観世流シテ方橋本家三兄弟の能の会「第36回 聲壽会」へ行って来た。
橋本雅夫師、橋本磯道師、橋本擴三郎師の三兄弟。
長男、三男は井上家、次男が片山家で修業されたのだと、お友達から教わった。
また、橋本雅夫師の子息に橋本光史師、橋本磯道師の子息に橋本忠樹師がいらっしゃる。

能「盛久 夢中之出」 
シテ:橋本擴三郎 ワキ:江崎金治郎 ワキツレ:江崎敬三 アイ:茂山正邦
笛:杉市和 小鼓:林吉兵衛 大鼓:河村大

夢中之出の小書がつくと、前場で道行きが省略される。
擴三郎師の男舞、見事、すごい!
ワタシの口は、ポカンとあいたままだったに違いない。

能「三山」        
シテ:橋本雅夫 ツレ:橋本光史 ワキ:福王和幸 アイ:茂山正邦
笛:森田保美 小鼓:曽和尚靖 大鼓:山本哲也

初見。解説の言葉をひくと、大和三山の耳成山と畝傍山を女、香具山を男と見立てて、男女の三角関係を能にしたてたもの。
若い女と、年を経た女。必然的に、年を経た女の方に、思いが重なって応援したくなる。
おもしろい能だと思った。

能「野守 白頭、天地之声」
シテ:橋本磯道 ワキ:原大 アイ:丸石やすし
笛:左鴻泰弘 小鼓:吉阪一郎 大鼓:谷口有辞 太鼓:井上敬介

後シテの持つ大きな鏡、照明に反射して、見所のあちこちを照らしてしまうのは興ざめな感じ。
囃子の残り留というのがあるんだ。

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四季彩能〜京八景@京都観世会館

土曜日、今年から始まった企画公演〈四季彩能〜京八景〉の第1回目に行って来た。
京都を舞台にした春夏秋冬の季節にあわせた曲が取り上げられ、毎回、演能前に解説もあるそうだ。
京都を舞台にした曲というのがいいなあ。
この公演にあわせて、京都謡曲史跡案内の記事を更新させよう!と思っていたのだが、ちょっと間に合わなかった(汗)

今回は、 対談「面」、第一景「嵐山」、第二景「田村」。

対談「面」 見市泰男(能面打師) 河村晴道
能面について、短い時間に、わかり易くレクチャー。勉強になった。

能「嵐山」
シテ:浅井通昭 ツレ:浦部幸裕 武田大志 吉田篤史 ワキ:原大 ワキツレ:小林努 岡充 間:茂山あきら
笛:左鴻泰弘 小鼓:曽和尚靖 大鼓:石井保彦 太鼓:前川光範 地頭:井上裕久

能「田村」替装束
シテ:味方玄 ワキ:江崎金治郎 ワキツレ:松本義昭 和田英基 間:網谷正美
笛:森田保美 小鼓:吉坂一郎 大鼓:谷口有辞 地頭:浦田保浩

ワキ方の江崎金治郎師の舞台は、ほとんど観たことがなかったのだが、その存在感に圧倒される。シテワキが「春宵一刻値千金 花に清香〜」の場面、ゾクゾクした。

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和洋の再会@日本基督教団浪花教会

金曜日の晩、上方西洋古楽演奏会「和洋の再会」へ行って来た。
西洋古楽器と左鴻師匠の能管とのコラボ演奏会。
空間に、能管と西洋古楽器の音が、見事に調和して感動。
とても贅沢な時を過ごさせていただいた。

会場は、日本基督教団浪花教会。ウィリアム・メレル・ヴォーリズの設計した建物。
暗くてわかりにくいが、外観はステキなステンドグラスの窓が目をひく。
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礼拝堂は、2階。意外にすっきりとシンプルでモダンな感じ。
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礼拝堂の背後の上階にあるパイプオルガンが響く。
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上方西洋古楽演奏会「和洋の再会」
出演
そう楽舎
左鴻泰弘(能管)
赤坂放笛(バロックオーボエ、リコーダー、ゲムスホルン)
森本英希(バロックフルート、ルネッサンスフルート、ルネッサンスリコーダー、ゲムスホルン)
吉竹百合子(チェンバロ、打楽器)

プログラムは、
音取〜グレゴリオ聖歌「かくも大いなる秘蹟を」〜「羽衣」によるオーボエ独奏/作者不詳
「京のとある街角、屋敷から聞こえる音取の響き…そこにセミナリヨの少年たちの奏するサカラメンタの調べが交じり合う様子のイメージ」とプログラムの解説にあった。まさにそんな感じで、この日の演奏会にぴったりなプロローグだと思った。

14世紀スペインの写本「モンセラートの朱い本」/作者不詳
短い10曲。後からの解説によると、歌と踊りを伴うものだそうな。道理で、踊りたくなる衝動を押さえるのに必死だった。
オーボエ・ダ・カッチャって、一回吹いてみたいなあ。

能管独奏「神楽」/作者不詳
能楽囃子としての「神楽」とは違い、吹く人の個性が全面にでる演奏。
左鴻師匠の笛ファンとしては、たまりません。笛の音の中にずっとつつまれていたかった。

能「翁」三番三より「鈴の段」/作者不詳、左鴻泰弘案、吉竹百合子編曲
この曲は、前にも聴いたと思うが、チェンバロと能管の不思議なコラボ。バロック時代の作曲家ルイ・クープランの前奏曲と、「鈴の段」を合奏曲に仕上げたもの。

春の海/宮城道雄作曲
尺八と箏のためにかかれた曲を、バロックフルートとチェンバロで演奏。違和感が全くないから不思議。チェンバロの音色は、箏になんとなく通じるし、バロックフルートと尺八もしかりか。

舞「羯鼓」〜中世の舞曲「エスタンピー」/作者不詳
ふたつのゲムスホルン(角笛)から始まって、能管の羯鼓をはさみ、にぎやかで大道芸人さんたちの舞が目に浮かぶ旋律。

能管、バロックフルート、バロックオーボエ、チェンバロのための「序・破・急」/森本英希作曲
昨年は「序」、一昨年は「破」が完成し、とうとう「序・破・急」の完成!
日本の古楽器である能管と、西洋の古楽器たちが奏でる現代音楽。

アンコール曲もステキだった。
またぜひとも開催して欲しい。

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2010年の京都の初稽古

2010年の京都の初稽古日♪
大阪と大津の初稽古には、体調が悪くて行けなかったので、今年初めてのお稽古。

お調べを吹く時、今日は上手く吹けそうとか、音が出にくいとか、なんとなくわかる。お調べを吹きながら、今日もダメダメやな〜と思いつつ、持越し羯鼓にのぞむ。案の定、初段から脱出できない。
このまましばらく羯鼓ラビリンスから抜け出せないのかしらと思うと悲しくなってくるけれど、久々に左鴻師匠、お稽古仲間のみなさまとお会いできて、本当に楽しかった。

お稽古仲間のSさんが、差し上げた装束の端布で、笛袋を作ってこられた。
ステキです。上手です。ちゃんと柄を合わせていらっしゃるところが細かい!

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お稽古アフターは、久々の加夢居さん。お酒は飲まなかったけど、美味しゅうございました。

【京都の能管教室】
御所八幡宮境内の御池会館(京都市中京区御池通高倉東南角)
月2回の木曜日。夕方から午後8時ごろまで。
お稽古はいつでも見学を受け付けております♪
興味がある方は、こちらまでメールくださいませ。

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宣伝/上方西洋古楽演奏会シリーズ「和洋の再会」

今週末の金曜日、日本基督教団浪花教会で、ステキな催しがあるのでご案内いたします。
日本基督教団浪花教会は、ウィリアム・メレル・ヴォーリズの設計した建物。一見の価値あり。
私も行く予定にしています。

〈現代芸術創造支援事業〉
上方西洋古楽演奏会シリーズ「和洋の再会」

【日時】
2010年1月15日(金)19:00開演(18:30開場)
【会場】
日本基督教団浪花教会(〒541-0043 大阪府大阪市中央区高麗橋2-6-2)
※大阪市営地下鉄御堂筋線および京阪本線「淀屋橋」駅より、徒歩5分
【入場料】1000円
チケット取り扱い:電子チケットぴあ http://ent.pia.jp/pia/event.do?eventCd=0954293
予約:Pコード 343-331 電話 0570−02−9999
※取り扱い店舗:チケットぴあ店舗/ファミリーマート/サークルK・サンクス

【出演】
左鴻泰弘(能管)
森本英希(バロック・フルート、リコーダー、ゲムスホルン)
赤坂放笛(バロック・オーボエ、リコーダー、ゲムスホルン)
吉竹百合子(チェンバロ)

【プログラム】
作者不詳:三番三「鈴之段」
森本英希:能管、フルート、オーボエ、チェンバロのための「序破急」(新作・初演)
作者不詳:「モンセラートの朱い本」より 
ほか

【問合せ先】そう楽舎 こちら
【主催】大阪市
【企画運営】そう楽舎、(財)大阪城ホール文化振興部
【後援】リコーダーJP、大阪音楽大学同窓会≪幸楽会≫、コウベレックス、日本民謡幸真会、松榊日本民謡研究所

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醍醐寺清瀧宮

月曜日、世阿弥を歩きたくて、醍醐寺へ行って来た。ちょうど京都冬の旅で、霊宝館も公開されている。

室町時代、醍醐寺清瀧宮の祭礼には、能が演じられていた。
世阿弥と同じ場所に立てて、ちょっとうれしい。

醍醐寺の鎮守社・清瀧宮本殿
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清瀧宮拝殿と国宝五重塔
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醍醐寺の説明板によると、清瀧宮は、永長2年(1097)に、上醍醐より分身を移し祀られた。文明の兵火により焼失した後、永正14年(1517)に再建され、また、慶長4年(1599)、拝殿が整備されたという。
上醍醐には、国宝の清瀧宮拝殿(室町時代)がある。しかし、上醍醐へ登るには、1時間山道を行かねばならないので、今回はパス。体調が良くなったらリベンジしたい。できたら桜の頃が良い。

醍醐寺三宝院にも寄って、謡曲「藤戸」ゆかりの、「藤戸石」を拝見する。


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京都観世会一月例会@京都観世会館

日曜日は、京都観世会一月例会に行く。
杉先生の笛むちゃ良かったし、光田先生の笛も大好きだし、左鴻師匠heart01の早笛聴けたし、満足、満足。
大阪の初稽古の日だったが、貧血がひどく、断念。

能「翁」
翁:大江又三郎 千歳:梅田嘉宏 面箱:茂山逸平
笛:杉市和 小鼓頭取:曽和尚靖 脇鼓:成田達志 脇鼓:伊吹吉博 大鼓:河村大 太鼓:小寺佐七

大江又三郎師の翁は、力強く豪快だった。梅田嘉宏師の千歳は、若々しくて、清々しい印象。

能「絵馬」
シテ:井上裕久 ツレ:宮本茂樹 河村晴久 大江信行 ワキ:福王和幸 間:網谷正美
笛:杉市和 小鼓:曽和尚靖 大鼓:河村大 太鼓:小寺佐七

中入りの来序、杉先生の笛に胸キュンheart04
井上裕久師の天照大神は、可憐で少女のような感じ。

絵馬の白馬と黒馬の頭の向きって、なんか意味があったように思うのだけれど、なんだっけ?そのうち調べよう。

能「鉢木」
シテ:観世清和 ツレ:河村晴道 ワキ:福王茂十郎 永留浩史 森本幸冶 間:茂山千三郎 松本薫
笛:光田洋一 小鼓:曽和博朗 大鼓:石井喜彦

観世清和師は、動きのすべてが美しかった。
松本薫師、やっぱり好きだわ〜heart01

能「岩船」
シテ:武田大志 ワキ:原大
笛:左鴻泰弘 小鼓:竹村英敏 大鼓:谷口有辞 太鼓:前川光範

みじかっ。

flairこの日の一番の収穫は、あこがれの月扇堂さんに初めてお会いできたこと!
初会の観世例会で満員の中、隣に座り合わせたって、運命と呼ばせていただいてもいいですか。

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ラッキーセブン

左鴻泰弘先生のファンサイト「花にいとふ風」のカウンター、7777をゲットする。
記念にはっておこう。

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京都薪能六十回記念祝賀乱能 休憩後

京都薪能六十回記念祝賀乱能の休憩後♪

乱能では、普段の舞台からは決して見ることができない笑顔や、お人柄が垣間見え、十二分に楽しませていただいた。

舞台の上から、干菓子(箱から推測して両口屋是清の二人静か?)が見所へ撒かれたりもした。
一口1000円で、出演者全員のサイン色紙が当たるクジもあって、私は、橋本雅夫師と竹村英雄師のサインの入った色紙をゲット♪左鴻師匠のサインみたかったな…

一調「放下僧」
謡:茂山千作 小鼓:金剛永謹

一調「舟弁慶」
謡:茂山千之丞 太鼓:橋本雅夫

狂言「膏薬練」
大江又三郎 林喜右衛門
後見:河村和貴

大江又三郎師と林喜右衛門師の洒脱な掛け合いが、狂言を超えておかしかった。

独調「杜若」
謡:網谷正美 太鼓:大塚嘉則

舞囃子「高砂」
井林清一
笛:茂山逸平 小鼓:大江泰正 大鼓:味方玄 太鼓:浦部幸裕
地謡:吉坂一郎 曽和尚靖 小林努 有松遼一

茂山逸平師の笛の後見に河村和晃師がついていて、頼るそぶりを見せたり、もういいよというそぶりを見せたり、仲良し兄弟みたい。

舞囃子「花月」
帆足正規
笛:宇高竜成 小鼓:橋本光史 大鼓:橋本忠樹
地謡:成田達志 石井保彦 茂山千三郎 久馬治彦

橋本兄弟の鼓が印象的。

狂言「猿聟」
大江信行 味方健 浅井通昭 松野浩行 梅田嘉宏 河村浩太郎 武田大志 大江広祐 吉田篤史
後見:大江泰正 味方團

もとの狂言を見た事がないのが悔しいな。
大江信行聟猿、ホントに悪い先輩に飲まされたお酒で顔が赤かったの?それともメーク?
松野浩行お嫁さん猿、きっとワタシより美人。
吉田篤史猿は、見所へバナナを渡していた。欲しかった。
クラッカーを鳴らしたのにはびっくりした。

小舞「幼けしたるもの」
小林努
地謡:原大 久馬治彦 有松遼一 岡充

京都のワキ方の中で、1番ご贔屓なのが小林努師。
ただ者ではないと思っていたけれど、やっぱただ者ではないと思う。
でもこちらも残念なことに、もとの小舞を知らないので、何ともいえない。

舞囃子「熊坂」
茂山千五郎
笛:廣田泰能 小鼓:金剛龍謹 大鼓:松野恭憲 太鼓:今井克紀
地謡:谷口有辞 井林久登 茂山正邦 茂山茂

能「一角仙人」
シテ:前川光長 ツレ:杉市和 杉信太朗 前川光範 ワキ:武重方軌 林大和 林大輝
笛:田茂井廣道 小鼓:浦田保親 大鼓:杉浦豊彦 太鼓:河村晴久
後見:曽和尚靖 森田保美
地謡:竹村英雄 林光寿 成田達志 石井保彦 吉阪一郎 左鴻泰弘 谷口有辞 井林久登 
台後見:茂山良暢 茂山童司 作物後見:松本薫 山口耕道

杉市和先生の旋陀夫人姿を見ることができただけでも感激。
前川光長師、とても良い感じ。
作り物から飛び出した龍神は、信太朗師と光範師。面ではなく魚のマスクをかぶっていた!縦横無尽でむっちゃカッコいい!お二人は、囃子方きっての若手イケメンコンビなのだから、直面ででてきて欲しかった〜!

さて次は10年後ですかね。

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新春能@大槻能楽堂

大槻能楽堂の新春能の2日目に行って来た。
能舞台に注連縄が張り巡らされたお正月の能楽堂の雰囲気が好き。そしてやっぱり正月といえば翁だ。
休憩時間には、甘酒と日本酒の振舞い酒があった。

「翁」
翁:片山幽雪 三番三:善竹隆平 千歳:分林道治 面箱:善竹隆司
笛:杉市和 小鼓:大倉源次郎 清水和音 清水雅音 太鼓:守家由訓
後見:片山清司 味方玄
地謡:大槻文蔵 泉嘉夫 上田拓司 山本博通 寺澤幸祐 武富康之 長山耕三 長山桂三 
狂言後見:善竹忠一郎 上吉川徹

片山九郎右衛門あらため片山幽雪となった。師の舞台は、できるだけ見ておきたいと思う。
千歳が分林道治師だったので、なおうれし♪
笛は杉市和先生。ヒシギがキレイにひびいて気持ち良い。

能「正尊 起請文 翔入」
シテ:観世銕之丞 子方:寺澤拓海 ツレ:片山伸吾 浦田保親 山本章弘 生一知哉 寺澤幸祐 武富康之 長山耕三 長山桂三 斎藤信輔 水田雄晤 ワキ:福王茂十郎 愛:善竹忠亮
笛:藤田六郎兵衛 小鼓:曽和尚靖 大鼓:河村総一郎 太鼓:中田弘美
後見:大槻文蔵 泉泰孝 赤松禎英
地謡:上野朝義 多久島利之 斎藤信隆 上野雄三 山本正人 泉雅一郎 味方玄 越知芳彦

昨年、「松風」でステキな舞台をみせてくださった観世銕之丞師。
子方の静が中之舞を舞う。六郎兵衛師の中之舞、大好きheart01
起請文を読み上げる場面、大小の鼓の音、掛け声、シテの銕之丞師の声が、とても良い感じに重なりあって感動的。大槻能楽堂の音響効果も影響してるように思う。
斬り合い場面もスペクタルで、一対一とかじゃなくて、二対二とか、二対一とか面白かった。浦田保親師の斬られっぷりが見事。

ちょっと追記したいけれど、まずはここまで。
あ〜能って、おもしろい♪

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京都薪能六十回記念祝賀乱能 休憩前

体調悪くて書き終えられなかった、昨年末の観能メモ。
記憶があやふやになりかけている(>_<)

乱能(らんのう)
能楽の上演形態の一つ。通常の演能と異なり、演者は専門外の役を演じる。たとえば狂言方の役者がシテ方や囃子方を、シテ方が囃子方や狂言方を、ワキ方がシテ方や囃子方を、囃子方がシテ方やワキ方を、といったように常の本職(専門)とまったく違った役を勤めるのである。(平凡社「能・狂言事典」より)

【京都薪能六十回記念祝賀乱能】
2009年12月27日 於金剛能楽堂 午前10時開始

京都薪能60回の記念祝賀として乱能が開催された。
チケットは10月に金剛能楽堂と京都観世会館で発売されたが、あっという間に完売。
わたしは金剛能楽堂へ、発売の1時間弱後に行って、最後の1枚を奇跡的に入手。

金剛能楽堂に着くと、京都薪能の舞台まわりのように、金剛座・観世座の大きな提灯が並び、紅白幕がはられたいた。びっくりするような大勢の人、人、人!

平安神宮の宮司さんが能奉行。階から舞台に上がり、揚幕の方へ向けて能のはじまりの掛け声をかけた。

まずは
「翁」
翁:茂山七五三 三番三:種田道一 千歳:吉阪一郎 面箱:左鴻泰弘
笛:河村和晃 小鼓:河村和重 河村和貴 味方團 大鼓:宇高通成
後見:茂山千三郎 茂山逸平 狂言後見:嶋崎暢久 宇高竜成 
地謡:茂山千之丞 茂山千五郎 茂山正邦 茂山茂 松本薫 茂山童司 茂山良暢 山口耕道

「翁」というのは「能にあって能にあらず」といわれている神聖なもの。それをいったいどうするつもりなのだろう?と、ちょっと思っていた。
でも、演者が私たち観客を楽しませようとしているという思いに満ちていて、これもまたひとつの芸能という形なんだと納得。

河村和晃師、笛、むっちゃ上手heart01
小鼓の面々が途中でスポーツドリンクのペットボトルの回し飲みもあり、大鼓の宇高通成師が「痛っ」ともらす場面もあり。
通成師が、大鼓を打ちながら舞台の前に出てきた。てっきりパフォーマンスなんだと思っていたら、小書「打掛り」だということを、徒然京大狂言会・同大狂言会さんのブログで後から知る。←然京大狂言会・同大狂言会さんのブログは、とっても勉強になりますo(_ _)o
小鼓のおひとり味方團師の晴姿は團師のブログに♪
そして左鴻師匠は!!!!弟子の口からは何も申せません。装束姿もステキheart01

半能「絵馬」
シテ:林光寿 ツレ:井上敬介 河村大 ワキ:石井保彦 井林久登 谷口有辞
笛:河村和晃 小鼓:吉浪壽晃 大鼓:河村晴道 太鼓:片山伸吾
間:豊嶋幸洋 山田安造 都丸勇 重本昌也 和田次夫 掛川昭二
後見:杉市和 光田洋一
地謡:前川光長 武重方軌 前川光範 杉信太朗 小林努 有松遼一 林大和 林大輝

お笑い路線。
作り物に、男湯と女湯の絵馬が掛けられているぞ!
ワキの3人の登場、自信なさげな石井保彦師と自信ありげな谷口有辞師のコントラストが、またおかしさを誘う。
シテとツレの3人の登場、なんか巻物を持ってるけど、なんだろう?と思っていると、橋掛りで一斉に広げる。そこに書かれていたのは、それぞれの演者の名前だった。
作り物の中からは、「祝 初シテ」や「見ちゃダメ(だったと思う)」などの垂れ幕も。
蓬莱の鬼さんたち、かわいらしかった。

狂言「仏師」
井上裕久 梅田邦久
後見:梅田嘉宏

田舎者役の梅田邦久師、はまりすぎで、なんともいえないおかしみを醸し出していた。
一方の都のすっぱ役の井上裕久師の笑顔には、ぽ〜っとみとれてしまうheart01
最初の仏像には、シテ方の浦田保親師の顔写真の面が使われ、大爆笑。どんな面だったかは浦田保親師のブログで♪

舞囃子「盛久」
石井喜彦
笛:有松遼一 小鼓:深野貴彦 大鼓:宮本茂樹
地謡:武重方軌 前川光範 林大和 杉信太朗

石井喜彦師、キュートとしかいいようがない。

舞囃子「羽衣」
光田洋一
笛:分林道治 小鼓:浦田保浩 大鼓:原大 太鼓:藤井千鶴子
地謡:帆足正規 杉市和 左鴻泰弘 林大輝

笛の分林道治師、ご自身のブログで苦労話を書かれていらっしゃったので、道治ファンとしては、こちらまでドキドキwobbly
一噌流の笛を、京都で聴くのは貴重です!

一調「屋島」
謡:竹村英雄 小鼓:杉浦元三郎

まじめモード。

能「安宅」
シテ:茂山あきら ツレ:茂山忠三郎 茂山正邦 茂山良暢 茂山千三郎 茂山童司 茂山茂 茂山逸平 松本薫 山口耕道 綱谷正美 ワキ:森田保美
間:成田達志 曽和尚靖
笛:廣田幸稔 小鼓:今井清隆 大鼓:青木道喜
後見:茂山千五郎 茂山七三五
地謡:石井喜彦 井林清一 河村大 井上敬介 久馬治彦 原大 小林努 岡充

狂言ですか?能ですか?
茂山家の独壇場で、客席をわかせる。
囃子方の成田達志師と曽和尚靖師も、かなりのパフォーマー。尚靖師の男前な姿は、尚靖師のブログで♪
茂山忠三郎師の存在感ありすぎの子方はステキだし、森田保美師の富樫も何度も押し倒されて斬られそうになるけれどカッちょ良い。

そして休憩15分。
チケットには直会券がついており、黒豆入りとん蝶(絹笠製)という白蒸しを2ついただく。美味。幕間にさっと食べるのに重宝な品。振る舞い酒もあった。
人が多すぎて、会おうと約束していた知合いに行き当たらない。

休憩後へつづく

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謹賀新年

100101

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い申し上げます。

お節料理は、お姑さんが作ってくれました。
わたしが用意したのは、かまぼこと、焼きぐりと、雑煮。
京都は白みそ雑煮。夜はおすましの雑煮にします。

さて初観能(初追っかけともいう)は、京都能楽会新年奉納。
平安神宮の神楽殿で毎年元旦に奉納されている。

「翁 日吉式」 
翁:井上裕久 千歳:橋本光史 三番三:茂山千五郎
笛:森田保美 小鼓:林吉兵衛、林大和、林大輝 大鼓:石井保彦

一昨年、翁にはまって、いろんな本を読んだけど、結局、自分の中でまとめられないままに放置していた。今年は翁をもう一回考えてみよう。

舞囃子「高砂」 
金剛龍謹 原大
笛:左鴻泰弘 小鼓:竹村英敏 大鼓:谷口有辞 太鼓:前川光長

師匠の初笛が、神舞なのが、とってもうれしいheart01

来年の夏、左鴻先生の門下の会が予定されている。
神舞もいいなあ…

人混みにずっといる勇気がなかったので、舞囃子「嵐山」まで残れず。
残念ながら杉信太朗さんの笛を聴くのはお預け。

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