« 若冲ワンダーランド@MIHO MUSEUM | トップページ | 週末の追っかけ »

通盛@世阿弥伝書発見刊行百周年記念能

1909年、吉田東伍が『世阿弥十六部集』を刊行して、世阿弥の実在を世に知らしめた。ちょうどその年から今年は100年目。世阿弥伝書発見・刊行百周年記念能を、味方健先生が大江能楽堂で主催された。能は、「晴れの申楽に通盛したきなり」と世阿弥が言った、「通盛」。

能の前には、法政大学名誉教授の西野春雄先生による講演〈「晴れの申楽に通盛したきなり」ー世阿弥と通盛〉があった。世阿弥の作の能のことなどを、短い時間に分かり易く説明された。

能「通盛」
シテ:味方健 ツレ:味方玄 ワキ:村山弘 ワキツレ:小林努 間:茂山忠三郎
笛:森田保美 小鼓:吉阪一郎 大鼓:河村大 太鼓:前川光範

味方健先生らしい演出が何点かあり、それがとってもしっくりときていてお見事と拍手したい。

1番大きな点は、前場のツレの姿。現在の演出では、後場の若い女姿で出てくることが多いが、水衣の姥の出立ちで登場。老翁と一緒に中入りして、小宰相局の姿で登場する。そうする方が、謡にも合っているし、視覚的にも劇的で断然面白い。

前場、小宰相局の最期を語って、海に飛び込む場面、小鼓と大鼓がすっごく良かった。

後場の小宰相局の装束の、美しいことったら!納戸色かなあ?浅葱色かなあ?縹色?っぽい大口、白地に団扇の中に花が描かれた大柄な文様の壷折で、その下は、瑠璃色ぽい地に銀で葵の文様。

あ〜能って、楽しい。

|

« 若冲ワンダーランド@MIHO MUSEUM | トップページ | 週末の追っかけ »

観能メモ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/49695/47005311

この記事へのトラックバック一覧です: 通盛@世阿弥伝書発見刊行百周年記念能:

« 若冲ワンダーランド@MIHO MUSEUM | トップページ | 週末の追っかけ »