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ナルシスト

地上デジタル対応の大型テレビが届く。
クイールが、大画面に映る自分の姿を、真剣に見ている。
相当のナルシストだ。

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おまけ

マック兄ちゃんの新しい枕、カッチョいいね♪

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うん?

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かくして掃除が中断してしまいました。

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よいお年を

「マック、クイール、ルーク!
ママ、お買い物行くからお留守番しててね」

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いってらっしゃい〜。

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今年は、ママとパパにとって、試練の年でした。
来年は、楽しいことがいっぱいありますように…
よいお年をsign01

マック兄ちゃん、顔が寝ぼけとるで〜 by ルーク
こんなかでイケメンは完全にボクやね by クイール
ムニャ、ムニャ、、、 by マック

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年越し羯鼓

ちょいと体調が悪く、ブログが続きません。
昨日は、待望の乱能へ行った!楽しかった!それはまた後日に。
あっ!同明会能の番組も配布が始まったようだ。それも書きたい。
とりあえずは、先週の日記を書いておこう。

先週の金曜日は、今年最後の京都のお稽古日。
今年最後のお稽古なので、人もいっぱいでにぎやか。普段は会えない方ともお会いできて、とてもうれしかった。
見学者が2名いらした。お二方とも来年より入門なさることが決まった。京都のお稽古場も、社会人率が増えて来た。
さて羯鼓。唱歌も間違え、指も間違え。どのみち初段しかお稽古していないので、通して吹いておらず、年越し必定。

土曜日は、昼から河村研究能へ行く。「放下僧」と「胡蝶」を観る。
「放下僧」は、河村浩太郎さんのシテで、左鴻師匠の笛。
師匠の笛の聞き納めが羯鼓で幸せheart01
しっかりと耳に刻んだので、もう間違えない。やっぱり唱歌を間違えて覚えていたのがはっきりとわかった。
放下僧、おもしろい〜♪いろいろと考えてみたい能だと思った。
「胡蝶」のシテは、樹下千慧(じゅげちさと)さん。謡も声も良くて、恰幅も良さげだし、将来楽しみ。要チェック。

胡蝶が終わるや否や、金剛能楽堂へ。お友達の舞囃子を拝見に、金剛宗家の社中の会に駆け込む。
舞囃子「邯鄲」。杉市和・大倉源次郎・河村大・前川光長師の囃子で、さっそうと舞う姿に惚れ惚れ。凛としていて、キラキラ光っていた。
何ヶ月かごとに謡と仕舞を習いたい病が襲ってくるけど、お友達の姿を目の当たりにして、またもや発病。

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須田国太郎 能・狂言デッサン

大阪大学附属図書館のサイトに、「須田国太郎 能・狂言デッサン」というページがあることを、〈能楽の淵〉の柏木ゆげひさんに教えていただいた。
須田国太郎は、近代日本を代表する洋画家として知られているが、膨大な能と狂言のデッサンを残しておられる。大阪大学に寄贈されたそれらのデッサンは、電子化して公開されているのだ。
力のあるデッサンで、見ていて楽しい。

見ていると、絵心が刺激されて、ワタシも描いてみようと思い立つ。
RHODIAのA5サイズに、1曲1ページと決めて、せっせと描いている(笑)
気になったこととか、装束の文様とかも、メモしておくと、後から見直して楽しめる。

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みやびとひかり能之会

橋本雅夫初舞台六十五周年みやびとひかり能之会二十五周年の記念会へ行く。
実は橋本光史ファンなのだheart01

能「菊慈童〜遊舞之楽」
橋本光史 原大 有松遼一 岡充 井上裕久
杉信太朗 曽和尚靖 山本哲也 小寺佐七

橋本光史師のどこが好きかっていうと、声が良くて、謡が良くて、型もキレイで、何よりもオーラがある。楽しませていただいた。
信太朗さんの笛には、今日はどんな笛を聴かせてくれるんだろうという楽しみがある。
今日の笛は、いつもよりも高音?

舞囃子「花筐」
観世清和
杉信太朗 曽和尚靖 山本哲也

心の中で、2009年クリコ能楽師大賞おめでと〜と、叫んでいた。
観世宗家、えりの見え具合、袴のつけ方が完璧で美しい。
って、何を見てるんだろうワタシ…

能「姥捨」
橋本雅夫 福王茂十郎 是川正彦 永留浩史 茂山七五三
杉市和 曽和博朗 山本孝 井上敬介

最近、「蕨野行」という姥捨をテーマにした映画をみたばかりで、映画のシーンと交錯する。
杉先生の中入りの時の笛、繊細でピュアな響きが心にしみた。

眠気に勝てそうも無いので、書きかけだけれど寝ます(汗)

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2009能楽大連吟 200人の能謡

年末に能の「高砂」を200人で謡おうという「能楽大連吟 200人の能謡」。
観世流能楽師の深野貴彦師、松野浩行師、宮本茂樹師の3人が講師で、「高砂」の謡を三ヶ月間練習し、京都府立文化芸術会館ホールで発表となる。

能楽関連の講座で知り合ったお友達が出演するというので、行って来た。

舞囃子「舟弁慶」
深野貴彦
松野浩行 宮本茂樹
左鴻泰弘 曽和尚靖 石井保彦 井上敬介

深野貴彦師、松野浩行師、宮本茂樹師による高砂の解説の寸劇。

かなり、かなり面白かった。
宮本茂樹師が素人さんに扮して、謡の先生と仕舞の先生に弟子入りしてお稽古をつけてもらうという筋立て。
能楽師は芸達者であることを証明。おまけにみんな男前heart01

「高砂」
松野浩行
深野貴彦 宮本茂樹
150人弱(くらいかな?)のみなさん
左鴻泰弘 曽和尚靖 石井保彦 井上敬介

舞台にずらっと並び、その前に囃子方、深野貴彦師、宮本茂樹師が並ぶ。壮観だわ。

老若男女、いろんな世代の方が参加していらして、みなさん本当に気持ち良さそうで、楽しげ。

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京都観世会十二月例会

京都観世例会の最後の会。さすがに人が多い。
開場と同時に行ったにもかかわらず、良い席は取れなかったのだけれど、お友達が、正面の目付柱寄りの3列目の九郎右衛門ひとりじめ席を譲ってくださったheart01
ありがたや、ありがたや。

能「俊寛」
片山九郎右衛門 河村博重 田茂井廣道 高安勝久 茂山正邦
笛:野口傳之輔 小鼓:曽和博朗 大鼓:山本孝

初見。平家モノだし、楽しみにしていた。
舟に乗せてくれ〜と、地団駄踏んだりするのかなあと思ったけれど、あっさりしたもの。
でも赦免状をためつすがめつするところは、哀愁がただよう。
シテの出立ちは、黒頭。

能「巻絹〜神楽留」
河村和重 武田大志 原大
笛:光田洋一 小鼓:林光壽 大鼓:井林清一

河村和重師の神がかりの巫女、手には梅の枝に幣がついたの、長絹に縫箔?、烏帽子が金色!
笛は光田洋一師。光田師の笛の音は、まるで空気みたいなところが好き。最後のヒシギが見事に決まる♪

能「大江山」
杉浦豊彦 福王和幸
笛:森田保美 小鼓:曽和尚靖 大鼓:石井保彦 太鼓:前川光範

初見。楽しかった♪
最後の仏倒しが、ぴしっと決まって、ステキheart01
後場の酒呑童子の第一声が片山伸吾師みたいに聞こえてびっくり。そんなはずないのになあ。

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描かれた能@細見美術館

岡崎の細見美術館で、特別展 国立能楽堂コレクション「描かれた能ー 絵で楽しむ、文様が語る」が始まったので、さっそく行って来た。
展示されているのは、2008年から巡回で展覧している「国立能楽堂コレクション展ー能の雅 狂言の妙」で展示されたいたものがほとんど。
期間中には、「能の楽器に親しむ」というワークショップもある。

展示品で面白かったのは、「能楽双六」。ほ、欲しい!!!
能の曲が双六になっている。たとえば、「三笑」では「三人入るを待って出るなり 三人とも笑って出るべし」と書かれている。「猩々」には「酒 呑むべし」。「安宅」では「独吟あるべし」。
この双六で、笛のお稽古仲間と遊びたい。

会期は、平成21年12月19日(土)〜平成22年2月14日(日)

京都の朝日カルチャーセンターでは、観世流シテ方井上裕久師の案内で見学するという公開講座「細見美術館「描かれた能」展への誘い」があるようだ。とても魅力heart01

国立能楽堂の資料展示室では、特別展「細見コレクション—琳派にみる能—」12月23日(水)〜平成22年2月21日(日)が開かれる。細見コレクションの、俵屋宗達・尾形光琳らの流れをくむ琳派作品に反映した能の意匠が紹介されるという。こちらも気になる。

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春日若宮おん祭

先週、春日若宮おん祭へ行った。

春日若宮おん祭とは、春日大社の摂社である春日若宮神社の祭礼。
神様がおうつりになられる真夜中の遷幸の儀から、還幸の儀まで、いろいろな行事が執り行われる。
「お渡り式」「松の下式」などなど、見所がいっぱい。なかでも神楽をはじめとする、数々の芸能が順番に奉納される「お旅所祭」は、まさに神遊びという感じで必見。

春日大社の一の鳥居をくぐった南側に「影向の松」がある。この松は能舞台の鏡板に描かれている松といわれている。春日大明神が翁の姿で万歳楽を舞われたという由緒ある場所。
ここを通過する列は、それぞれの芸能や所作をしないと、お旅所へ参入できない。それが「松の下式」。下の2枚の写真は、猿楽と田楽。
暗くても写真が撮れるようにと一眼レフを持って行った。たくさんの写真を撮っていたのだが、猿楽が始まったところで、突然、コンパクトフラッシュが壊れた。きっと邪な心を持つワタシへの神罰に違いない(涙)
下の写真は、コンパクトデジカメで撮ったもの。

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猿楽の奉納。弓矢立合。

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田楽が、ささらを!中世芸能の世界や〜!

松の下式を見学して、ちょいと疲れたので、奈良国立博物館で開催中の特別展「おん祭と春日信仰の美術」を鑑賞。楽器や舞楽面、描かれたおん祭を興味深く見る。龍笛の筒って、蓋がついているんだ〜!
最近、奈良へ行くと必ず寄るムッシュ・ペペさんで休憩。タルトが美味なフランス家庭料理のお店。

さて、メインのお旅所祭へ!
神楽が終わるまでは、お旅所へは入れない。神楽が終わった所で、一般の参列者も中へ入ることができる。春日若宮保存会に入会している人は、より近くの席が用意されている。
お友達から、もうすぐ入れるというメールをいただいていたので、要領よく1番前で参列させていただけた。

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東遊は、かわいい男の子たち。装束がステキ。

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細男舞。細男というコトバは知っていたが、初めて見る。
神様がそこにいる!という感じ。感動、感動。
白い浄衣を身に着け、顔には白い布で覆面をした6人の男。2人は笛、2人は鼓、2人は素手。

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猿楽は、神楽式と鈴の段。
座っている裃姿の3人のうち、左が左鴻先生heart01
松の下式でもお旅所でも、師匠の後ろ姿しか見ることができなかった。神様には勝てませぬ。後からの吹き姿を見るのも滅多に無いことだ。

舞楽も見たかったけれど、寒さで断念。残念無念。

追記:結局、師匠の追っかけかいと、友人のつっこみあり(笑)

pencil来年のためのメモ
春日若宮保存会への入会すると、特典として、おん祭当日の松の下式の観覧席券(影向の松側の観覧席)と、お旅所祭参列券がついてくる。当日でも入会できる。年会費 正会員(3,000円以上)
松の下式の観覧席券は、3000円でパンフレット付きで売られているが、影向の松側の南側観覧席ではなく、北側の観覧席。当然、お旅所祭参列券はつかない。

防寒は、足の先まで完璧に!

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DVD 能楽師

能観世流シテ方・関根祥六・祥人親子を取材したドキュメンタリー映画のDVDをみる。

おもしろかった!
60分という短い時間の中だが、道成寺の乱拍子を稽古する姿、お弟子さんに稽古をつける姿、プライベートな姿、舞台の姿、父子の対談、あいまに世阿弥の風姿花伝の原文の朗読などもはさみながら盛りだくさんな内容。盛りだくさんと言っても、ごっちゃ煮的な印象はなく、簡潔にまとめられ、能を伝えていくという緊張感が伝わってくる映像だ。

わたしは、生での関根祥六師の舞台も、祥人師の舞台も観たことがない。
来年こそは、ぜひぜひ観たいものだ。

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監督・製作:田中千世子
出演:観世流シテ方関根祥六:関根祥人
朗読:佐野史郎

英語 仏語 中国語の字幕入り。

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黒川能のカレンダー

例年、自分の部屋のカレンダーは、奈良の仏像カレンダーと決めていた。
でも来年は、黒川能のカレンダーにしようと思う。

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仕事場宛に送られてきた黒川能カレンダーをみて、一目惚れ。さっそく注文。
1部1300円。王祗会館へ申込むと、送ってもらえる。

いつかは行きたい黒川能。
でも京都からは遠い。

カレンダーを入手するにはこちら

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芸術活動への支援削減は許せない

たしかに景気は悪く失業者も増え、多くの問題をかかた日本は疲弊しています。しかし世界でも有数な経済大国である日本が、文化芸術を大切にしないのは明らかに間違っています。

文部科学省で、今回行政刷新会議の事業仕分けの対象となった事業について、広く国民から意見を募集しています。その締切が明日12月15日(火)まで。
文部科学省の該当ページはこちら

文部科学省に反対の声を届けて下さい
15日までに、2通のメールを下記へお送り下さい。
メール送り先: nak-got@mext.go.jp 中川正春様、後藤斎様

事業番号、事業名と削減、撤廃に対する反対を明記して下さい。

1通目は
 ①日本芸術文化振興会への文化庁交付金への圧倒的な縮減(助成金の大幅削減) 反対!ということで

事業番号:3-4-(2)
事業名:文化関係1-独立行政法人日本芸術文化振興会
※『優れた芸術活動への重点的支援の削減に反対します』 と文章に入れていただきたいです。

2通目は
②本物の舞台芸術体験事業からの国の撤退(いわゆる学校派遣の実質廃止)反対!ということで

事業番号:3-4-(4)
事業名:文化関係1-独立行政法人日本芸術文化振興会 子どものための優れた舞台芸術体験事業 (旧「本物の舞台芸術体験事業」)
※『本物の舞台芸術体験事業の削減・廃止に反対します』と文章に入れていただきたいです。

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週末の追っかけ

週末の師匠の追っかけメモ。

巻絹@杉浦定期能(京都観世会館)
シテ:杉浦悠一朗 シテツレ:河村浩太郎 ワキ:有松遼一 アイ:茂山良暢 地頭:林喜右衛門
笛:左鴻泰弘 小鼓:林大和 大鼓:谷口正喜 太鼓:前川光範

味方健先生の百周年記念能のチケットを買っていたので、あきらめていたが、時間的に大丈夫そうなので出かける。だって杉先生の会の三輪を観てからというもの、私の頭の中はずっと神楽がグルグルなんだもの。師匠の神楽を聴いてもっとグルグルしたい。

ロビーで、姉弟子のあひる姉さんに遭遇!ご同伴のお友達は、前からお会いしたいと思っていた方。紹介していただけて、うれしい♪

シテの杉浦悠一朗師は、後から聞くところによると高校生だそうな。
将来が楽しみ。要チェックとメモしておこう。

師匠の笛で特に好きなのは、神楽、天女が舞い降りる時の下り端、神舞とかの神サマ系。堪能、堪能heart01

巻絹は、和歌による利生譚。和歌が読めないとダメですなあ。
そういえば、『吾妻鏡』の中にも、和田合戦で捕らえられた武士が、死刑にされる前、和歌を天神社に奉納したところ、その和歌を見て将軍源実朝が、罪を許したという話しがあったような。

鉢木@林定期能(京都観世会館)
シテ:河村晴久 ツレ:河村晴道 ワキ:江崎敬三 ワキツレ:和田英基 是川政彦 松本義昭
アイ:茂山忠三郎 山口耕道 地頭:味方健
笛:左鴻泰弘 小鼓:荒木賀光 大鼓:河村大

「鉢木」は、能にはまるずっと以前から観てみたいと思っていた曲。とても楽しみにしていた。
内容は、執権北条時頼の廻国伝説をベースしたもので、「いざ鎌倉」となれば、すぐに鎌倉へと馳せ参じる鎌倉武士の姿と、それに誠意をもってこたえる為政者の姿が描かれている。これは室町以降の武士の理想的な姿をあらわしたものなんだろうと思う。

解説に、時頼は水戸黄門のようなキャラクターだとあるが、まさにそんな感じ。日本人が昔から大好きなパターン。スカッとするもの。終わりに男舞を舞ってくれたら、もっと気持ちいいのに!

前場の登場人物が、誰もいなくなってしまうので、能というよりも、お芝居を観ているように錯覚してしまう。ワキの江崎敬三師が、かっこ良く時頼を演じていたし、シテの河村晴久師も、直面で鎌倉武士そのもだったし。

ここのところ装束ばっかり気になるというか、好きなの。
前シテの素袍の文様、雪輪の中にタンポポがキュート♪

早笛、竜神や怨霊とかの登場に比べて、とてもゆっくりした感じ。

歴史の師匠である野口実先生に教わったところによると、「いざ鎌倉」は、鎌倉時代の文献には出てこない言葉で、鉢木のストーリーが一般的に流布した江戸時代に広まったものだという。鎌倉武士の実像も、もっとドライで合理的なもの。

あ〜、能っておもしろい。
イマジネーションとコミュニケーションできる(昨日の西野春雄先生の講演でのおコトバ)

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通盛@世阿弥伝書発見刊行百周年記念能

1909年、吉田東伍が『世阿弥十六部集』を刊行して、世阿弥の実在を世に知らしめた。ちょうどその年から今年は100年目。世阿弥伝書発見・刊行百周年記念能を、味方健先生が大江能楽堂で主催された。能は、「晴れの申楽に通盛したきなり」と世阿弥が言った、「通盛」。

能の前には、法政大学名誉教授の西野春雄先生による講演〈「晴れの申楽に通盛したきなり」ー世阿弥と通盛〉があった。世阿弥の作の能のことなどを、短い時間に分かり易く説明された。

能「通盛」
シテ:味方健 ツレ:味方玄 ワキ:村山弘 ワキツレ:小林努 間:茂山忠三郎
笛:森田保美 小鼓:吉阪一郎 大鼓:河村大 太鼓:前川光範

味方健先生らしい演出が何点かあり、それがとってもしっくりときていてお見事と拍手したい。

1番大きな点は、前場のツレの姿。現在の演出では、後場の若い女姿で出てくることが多いが、水衣の姥の出立ちで登場。老翁と一緒に中入りして、小宰相局の姿で登場する。そうする方が、謡にも合っているし、視覚的にも劇的で断然面白い。

前場、小宰相局の最期を語って、海に飛び込む場面、小鼓と大鼓がすっごく良かった。

後場の小宰相局の装束の、美しいことったら!納戸色かなあ?浅葱色かなあ?縹色?っぽい大口、白地に団扇の中に花が描かれた大柄な文様の壷折で、その下は、瑠璃色ぽい地に銀で葵の文様。

あ〜能って、楽しい。

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若冲ワンダーランド@MIHO MUSEUM

MIHO MUSEUMの秋季特別展「若冲ワンダーランド」へ行って来た。
会期が12月13日までだったので、ギリギリで駆け込み。
最近、発見されて初公開の「象と鯨図屏風」、ゾウの目がなんともいえずユーモラス。
若冲、やっぱりおもしろいわ!

MIHO MUSEUMは大好きな美術館のひとつ。まさに桃源郷へ来た感がある。

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なかでもストランのおにぎり膳は、大のお気に入り。自然農法で栽培された食材のみを使用されており、やさしく安心な味。うちの食事もかくありたい。
喫茶の紅茶も、すっごく美味しいの。期間限定の、象と鯨図屏風にちなんだスイーツを食べる。
帰りにはレストランで天然酵母のパンを買うのも忘れてはならない。

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小鼓の神サマ

わが家で、小鼓の神サマと呼ばれている、土人形。

Book20

寺町通りのキモノのアンティークショップで見つけて、わが家にお越しいただいた。

花にいとふ風能の本棚小鼓の神サマ

能グッズのコーナーに、能トランプも更新♪
能の音楽その1には、レコードジャケットの画像をアップ。収録曲は、準備中(汗)

平安京探偵団の中で、訂正しなければならない地図を差し替えようとするのだけど、できない。とほほ。
来年は、10年目になるので、マックの部屋とともに、真剣にリニューアルを考えねば…

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三輪@杉市太郎三十三回忌追善能

杉市太郎三十三回忌追善能へ行く。
開演が5時で、開場は4時半。4時過ぎに行ったら、すでに長蛇の列!

能「三輪 白式神神楽」
シテ:片山九郎右衛門 ワキ:福王茂十郎 間:茂山忠三郎 地頭:片山清司
笛:杉市和 小鼓:曽和博朗 大鼓:河村総一郎 太鼓:前川光長

はじまり、後座に、杉市和・信太朗、曽和博朗・尚靖、河村総一郎・大、前川光長・光範と、囃子方が並ぶ。
子、孫へと、つないでいく世界なんだと、あらためて思い、妙に感心。

白式神神楽の小書がつくものは、初めてみる。
三輪明神、白一色の出立ちは、静謐そのもの。
舞台の正先に座って榊を振る姿、神楽を舞う姿、本当に神サマかと思った。
岩戸隠れの場面、おもしろい。

番組の解説に「スリ拍子」とあったが、どの部分をさすのかわからないのが悔しい。修行が足りませぬ。

pencil自分用のメモ
前シテの装束…浅葱色の地にタンポポの文様と縞に桐の文様の段違いの唐織。手には水桶と数珠。
後シテの装束…衣紋付の単狩衣(白地に雪輪の文様に、金と銀の縞の箔)。白大口。手にはシデがついた榊。髪は喝食みたいなの。
面は、一緒だったのか違うのか?前シテは、中年だったけど、後シテは、愛らしくみえた。

ブログを書くBGMは、もちろん杉市太郎師の「豊後下り端」(能楽囃子体系に収録されている)

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屋島@テアトル・ノウ

先週、味方玄師の主催するテアトル・ノウへ行って来た。20回を重ねる今回は、「屋島」弓流 那須語。
とても感動。シテはもちろん、ツレもワキも囃子も地謡も、アイも、すべてが良かった。終了後は、ため息ばかり。
何に、どう感じ、どう感動したのか、ブログに書き留めておこうと何度も書きかけるのだけれど、その度にまたため息。

書かないとブログが続かない!と、がんばるけれど、やっぱり書けない。
目を閉じると、玄師の義経の戦語りがよみがえる…

まっ、そんな時もあっていいか。

修羅能好きであることを自覚。カケリ、大好きheart01

能「屋島」弓流 那須語
シテ:味方玄 ツレ:橋本忠樹 ワキ:宝生欣哉 アイ:茂山千五郎
地謡:片山清司 武田邦弘 青木道喜 片山伸吾 古橋正邦 河村博重 分林道治 梅田嘉宏
笛:杉市和 小鼓:吉阪一郎 大鼓:河村大

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週末の観能メモ

金曜日、抗がん剤3回目の投与。副作用が、今まで1番最悪。

金曜日
●歳末能
舞囃子「融 酌之舞」
井上裕久 笛:左鴻泰弘 小鼓:竹村英雄 大鼓:吉坂一郎

せっかくの歳末能だったけど、午前中、抗がん剤投与のため、フラフラであえなく最初の舞囃子だけで退場。残念無念(涙)
でも笛は師匠で、シテは井上裕久師だし、完全に夢心地で陶酔heart01
酌之舞の小書がついた笛は、どんな構造になっていたのだろう?

土曜日
●井上同門定期能
朝から絶不調だったけど、せっかくお友達からいただいたチケットだし、師匠の笛heart01も聴きたかったので、途中から。なんとか「葛城」に間に合う。

能「葛城 大和舞」
シテ:吉田潔司
笛:左鴻泰弘 小鼓:竹村英雄 大鼓:谷口有辞 太鼓:井上敬介

ギリギリに到着したので、2階席から観る。
大和舞の小書がついているので、雪山の作り物がでた。
後シテの天冠が蔦が紅葉したのが飾られていて、白衣に映えて美しい。
大和舞の小書がついて序之舞が神楽になる。

能「邯鄲」
シテ:浅井通昭
笛:左鴻泰弘 小鼓:吉坂一郎 太鼓:石井保彦 太鼓:井上敬介

浅井通昭師の廬生は、今まで観た廬生のうちで1番わたしの廬生のイメージに近いかも。
一畳台ギリギリで舞う姿が、今のワタシの人生みたい。

●能の世界に誘う夕べ
NPO法人京都文化企画室による催し。
能「経正」
味方團
笛:竹市学 小鼓:曽和尚靖 大鼓:河村大
地謡:味方玄、吉浪壽晃、河村和貴 名前を知らない若い人(番組には載っていなかった)

演能の前に呈茶あり。
長唄から始まり、京都市長の挨拶があり、能の解説があった。
最初は、味方團師による装束の着付け解説。今までも装束の着付け解説をみたことがあるが、事細かくおもしろおかしく解説しながら、実際に着付る様を再現してくださった。河村和貴師との絶妙のやりとりがおかしみをます。モデルは、梅田嘉宏師。胴着だけの姿がチャーミング。
次に、囃子方3人による囃子の解説。竹市学師の笛の筒の蒔絵がステキheart01折鶴?
最後に、吉浪壽晃師による能と経正の曲の解説。短い時間に、分かり易くまとめられた。

さて「経正」、短い曲でシンプル。修羅能と言っても、とてもキレイな印象で大好き。
今日の面は「十六」。装束ともピッタリ合っている。味方團師らしい舞姿。
竹市学師のカケリは、京大観世能で聴いた師匠のカケリとは、当然だけど全く違う。 
いろんな笛方さんのカケリが聴いてみたい。

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図書館を利用しよう!

先日、借りたい本があって、醍醐中央図書館へ出かけた。
醍醐中央図書館は初めて行く。ソファーでくつろぎDVDを見ている人がいる。開架で、DVD、CDがたくさん並べられていた。
へぇ〜と思いながら、棚を眺めていると、欲しいけど高くて買えないというDVDが並んでいて、おまけに借りれる!しばらく通いつめそう。
とりあえず「日本の伝統芸能の魅力② 能・狂言」と「能のすべて 能の音楽」の2本を借りてきた。
いずれも学校の授業で流す教材だけど、「日本の伝統芸能の魅力② 能・狂言」には、片山九郎右衛門、宝生閑の「羽衣」、大槻文蔵の「船弁慶」、茂山千作、茂山千之丞、茂山忠三郎の「蝸牛」が、超ダイジェスト版ながらみることができる。
次回は、「世阿弥の能」「能楽師」を借りたいな。

花にいとふ風の能の音楽その1、その2に、画像を追加。

花にいとふ風能の本棚能の音楽その1能の音楽その2


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豆人形の能舞台

アンティークショプで、豆人形の能舞台を手に入れた。
わが家のリビングで、能「舟弁慶」上演中!

Book16

人形の大きさは、豆粒くらい。

花にいとふ風の能の本棚に、能グッズコーナーを新設。
個々の写真も載せているので、おヒマな時にどうぞ!

花にいとふ風能の本棚豆人形の能舞台

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