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野口傳之輔喜寿記念能と囃子の会

大阪でご活躍なさっていらっしゃる森田流笛方野口傳之輔師の喜寿記念 能と囃子の会へ行って来た。
喜寿記念とあるだけに、出演者も豪華絢爛で、いっぺんに観るのはもったい。

舞囃子「絵馬」
山本章弘 大西礼久 浦田保親
笛:左鴻雅義 小鼓:上田敦史 大鼓:辻芳昭 太鼓:中田弘美

師匠のお父さまの笛。
おめでたい舞台なので、キレイな蒔絵の筒。そちらばかりに目がいくワタシって…

一管「豊後下り羽」 森田啓子
女性の笛方さんが、笛を吹く姿、とても勉強になる。
指の押さえ方、吹き込む口元ばかりみていた。

能「鷺」
梅若玄祥 大西智久 福王知登 善竹忠一郎 
笛:野口亮 小鼓:荒木賀光 大鼓:守家由訓 太鼓:三島元太郎

初めて観るのでワクワク。
もっと鷺なのかな〜と(動物的だと)想像していたのだけれど、粛々としているんだ。
全身白一色の玄祥師、似合ってた。シテのセリフって、二言なんや。
鷺乱、初めて聴く。

狂言「蝸牛」 茂山七五三 茂山宗彦 茂山逸平
休憩いれないと、もたないので、みてない。ごめんさい。来年の春秋座で観ます。

能「景清 松門之会釈」
大槻文蔵 赤松禎英 武富康之 江崎金治郎
笛:野口傳之輔 小鼓:久田舜一郎 大鼓:山本孝

こちらも初めてでワクワク。
平家好きなワタシにとっては、見逃せない能。
平家諸本によって景清の最後がどうなったかは違うし、能の中では、景清伝承がベースになっている。
松門之会釈がよくわからなかった。もっと予習していくべきだった。とほほ。
大槻文蔵師のほかの舞台も観てみたい!と強く思う。
傳之輔師、喜寿というと77歳。お姿もお笛も、そのお歳にはみえない。

一調一管「安宅」 長山禮三郎 森田徳和 清水晧祐
森田徳和師の笛は初めて。音色が高音に聴こえる。
とっても男前heart01

能「道成寺」
観世清和 福王茂十郎 善竹隆司 善竹隆平
笛:斉藤敦 小鼓:大倉源次郎 大鼓:山本哲也 太鼓:上田悟

観世宗家の乱拍子をじっくりみたいと、中正面の正面よりの前から3列目の端の席。私にとってベストポジションheart01
白拍子の装束は、鶴菱文様(だと思う)の唐織だけど、とても淡い色遣いで、地はクリーム色。その下は、薄いグリーンの鱗文様。で、黒地の丸尽しの縫箔。それが蛇になると、黒地の丸尽しの縫箔が、白地の丸尽しの縫箔にかわってた!薄いグリーンの鱗文様も別の色に!(って、何色だっけ)
観世清和師は、やっぱり家元、オーラがすごくて、ぐんぐんと引き込まれてしまう。
斉藤敦師の披きでもある。緊張気味な面持ち。後見には師匠の傳之輔師。印象的だったのは、急之舞がとても丁寧であったこと。
鐘を吊るした茂山宗彦師と松本薫師の手際の良いことったらお見事。

至福の時を過ごしたけど、体力も気力も使い果たした。
帰りの電車の中では、しばらく能を観なくてもいいと思う。
しばらくはおとなしくしていよう。

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コメント

もひとつ残念な〜(>_<)
茶道もなさっているのですね。
月扇堂さんの「道成寺」の観能記が読みたかったです!

投稿: ヨウダ | 2009.12.02 23:11

今年一番悔しかったのは、このお舞台を見られなかったことです(>_<)

かなりよい席を確保していたのに、茶道文化検定と重なってしまい泣く泣くキャンセルしました(滂沱)

しかも検定のほうもなかなか悲惨だったし。嗚呼。

投稿: 月扇堂 | 2009.12.02 22:19

クリコさん こんばんは♪
もしかして来ていらっしゃるかも〜とは思っていましたよ。
わたしもすっかり観世清和師のファンになりました。
大槻能楽堂、トイレも改善して欲しい!(笑)

投稿: ヨウダ | 2009.11.30 22:44

クリコです、こんばんは~♪

私も遥々遠征しておりました~!
すごい会、すごい一日でしたね!

私はお能は当分いい、というよりは、大槻能楽堂は当分いい、というキモチになりました(笑)。

だって、(休憩の)居場所がないんだもん!!

投稿: クリコ | 2009.11.30 22:36

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