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筒と筒袋♪

私の笛「七草」の筒と筒袋ができたとご連絡をいただき、日曜日に取りに行って来た。

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運動会日和な秋の日、ポカポカと気持ち良い。
いつものように笛師の先生に駅まで車で迎えに来ていただき、工房へと向かう。
奥様と、猫のミイちゃんと鶏のケンちゃんがお出迎え。

筒の金具は「七草」にちなんで葉っぱのような流線にしてくださった。筒袋は、秋の七草模様。
まるでお姫様の笛のようで大満足
一生大切にいたしますと、再度お約束。

まずは先生に、笛のおかげで早舞をクリアして次へ進めることをご報告。とても喜んでくださった
今回は、初訪問の姉弟子さんと一緒だったので、裏山のお不動さんや、薬師堂のお薬師さんにも案内してくださり、お参りする。
庭には、自然がいっぱい。庭のムカゴをつむ。その葉が昔のお手紙の代わりに使われたという多羅葉(たらよう)という大木があった。その葉に、とがったモノで字を書くと、時間が経つと色が変色し、まさに葉書。先生がお名前をサインをしてくださる。←大切にいたします
先生の仕事場や、修理途中の笛、作成途中の笛なども見せていただく。その中に古い龍笛と高麗笛があった。先生が大切にしている笛だという。どんな音がでるのでしょうかとおききすると、吹きましょうと、龍笛で越天楽、高麗笛で納蘇利を吹いてくださった。静かな山里に、えも言われぬ笛の音が響き、極楽気分。雅楽の笛の音は、リラクゼーション効果抜群である。
遺跡の発掘調査で出土した笛を復元したものや、代々伝わる由緒ある笛を複製したものの写真なども見せていただきながら、その笛にまつわるお話を聞いていると、時間を経つのを忘れてしまう。
最後には先生に委託されているこれまた古い古い龍笛を見せていただき、蘭陵王の前に吹く曲を聴かせていただいた。

駅まで車で送っていただき、先生とお別れ。
帰りに名古屋駅のそばの居酒屋さんで、名古屋名物の名古屋コーチンの毛羽先や、ミソカツを食べながら生ビールで乾杯。幸せな1日だった。

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コメント

はい〜♪
もう絶好調です!次は羯鼓に挑戦です。

投稿: ヨウダ | 2009.10.12 21:48

とても素敵ですね~!!
益々、お稽古に励んでくださいね♪
笛が響きあう光景が見えてきそうです!

投稿: ししまる | 2009.10.12 20:43

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