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角川ソフィア文庫「風姿花伝・三道」

091030

9月に角川ソフィア文庫の1冊として、竹本幹夫訳注『風姿花伝・三道 現代語訳付き』が出ました!
現代語訳と、最新の研究成果が盛り込まれた詳しい本文解説がついている。
特筆すべきは、『三道』について、吉田文庫蔵の新出本を底本にしていること。

何よりも文庫本だし、いつでもどこでも世阿弥と一緒heart01

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乳ガンその後 その1

8月に乳ガンの手術を受けて早二ヶ月。
傷口も癒えたので、根治へ向けて、次の段階がスタートです。
最初は、放射線治療と言われていたのですが、切り取った腫瘍の組織検査の結果、転移し易い悪性なものであることがわかったので、化学療法(抗がん剤治療)を受けることになりました。
乳ガン手術後に、なぜ抗がん剤治療がなぜ必要かというと、ガンの細胞を殺すこと、ガンの再発を防ぐこと、がん細胞が他の部分へひろがることを防ぐためです。

先週、第1回目の抗がん剤治療を受けるため、一泊二日(通常は二泊三日)入院してきました。わたしが通う病院(京都ブレストセンター沢井診療所 乳ガン治療では、たいへん有名な病院であることを、後から知りました)では、1回目の抗がん剤治療は、入院して行われます。
抗がん剤は点滴で投与されます。毒々しいほどの真っ赤な薬。一般的なCEと呼ばれる種類です。
当日、二日目は自覚症状があまりありませんでしたが、三日目から悪阻のようなムカムカ感。一週間たった今は、舌の先などに異常を感じています。
2週間あけて、また投与します。これを4回(4クール)繰り返します。

がんは全身病です。でも早期治療で、必ず治ります。そして医療は、どんどんと進歩しています。
ぜひぜひ検診を!

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平家琵琶鑑賞会のご案内

くろ谷金戒光明寺の塔頭・永雲院さんで、平家琵琶鑑賞会を開きます。
平家琵琶を聴く機会は、京都ではめったにありません。
くろ谷金戒光明寺は、熊谷次郎直実が出家したお寺。その塔頭で平家琵琶の語りに耳をかたむけてみませんか。
平家琵琶は、前田流平家詞曲の相伝者・鈴木まどかさん。句組は、「小督」「一二駈」ほか。
また永運院さんは、江戸時代前期の天才面打師・天下一河内こと井関家重の菩提寺でもあります。境内墓地には、井関家重の墓もあります。

平家琵琶鑑賞会in永雲院

【日時】11月4日(水曜日)午後2時から

【場所】 永雲院(金戒光明寺 通称「黒谷さん」内) →こちら

【会費】1000円

鈴木まどかさんのサイト「平家詞曲研究室」

前回の様子

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DEN

091028

能・狂言愛好家のための雑誌「DEN」。
1999年7月に創刊されましたが、2009年7-9月号「道成寺」の特集号で休刊となりました。
私は、能に興味を持ったのが最近なので、手元には2号分しか残っていないのが、とても残念。
編集部のサイトも、もうすでに閉鎖されています。そのトップページには、「演者のエネルギーあふれる舞台と、観客をつなぐさまざまな情報を発信しています」とありました。
最終号の奥付には、DENはしばらくの間、休刊させていただくことになりました。新しい雑誌の立ち上げについては、販売ルートを開拓しながら、雑誌名、内容、発刊時期等を検討していきたい」とあります。
早期再刊を、心からお待ちしています。

で、前にも書きましたが、DENのライターさんと知り合い、昔の号を貸していただきました♪
興味ある記事がいっぱいで、秋の夜長を楽しみます。

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観世アーカイブ

観世文庫が所蔵する能楽関係文献資料をインターネット上で検索・閲覧できるデジタル・アーカイブ「観世アーカイブ」が公開された。観世宗家が守り伝えてきた貴重な能楽資料を保存・活用するための、すばらしい試みだ。

ウェブサイトの公開にあわせて、東京大学駒場博物館では、「観世家のアーカイブ 世阿弥直筆本と能楽テクストの世界」展が開催されているので行って来た。
まさに、すばらしいの一言!
常日頃、世阿弥に会いたい〜!と願っているワタシにとって、ほんの少しでも世阿弥に近づけた気分。
よく能の本に使われているテクストの写真の実物が、目の前にあるのだから!
味方健先生の役者が読む伝書で、ちょうど五音を読んでいる。講義の中でよく耳にする宗節が、いかに偉かったかもよくわかった。
10月に記念して行なわれた東大駒場薪能の映像も流されている。
これがタダ、無料ですよ〜。おまけにカラー刷のパンフレットまでもらえるんだから。なんてお得なんでしょう(講演会の資料なのかもしれない)。

観世アーカイブも、かなり遊べる。
私だったら笛に興味があるし、「楽器」で検索したら、「楽器考証」という書物が画像で公開されている。ページをめくって行くと、能管の構造などの説明がでてきて、面白いったら、時間を忘れます♪

「観世家のアーカイブ 世阿弥直筆本と能楽テクストの世界」

【会場】東京大学大学院総合文化研究科・教養学部 駒場博物館

【会期】2009年月10月10日〜11月29日 10:00〜18:00 (入館は17:30まで)火曜休館

【入場料】無料

観世アーカイブ http://gazo.dl.itc.u-tokyo.ac.jp:8080/kanzegazo/index.html

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乱能のチケット発売日ですよ〜

明日は、ってもう今日ですが、年末の京都薪能六十回記念祝賀乱能のチケット発売日note
金剛能楽堂と京都観世会館では、先着10名に歳末能のペアチケットをプレゼントしてくれるそうです。
がんばって買いに行ってきます。

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10月中間観能メモ

毎日更新を目指しましたが、あえなく挫折。10月の中間の観能メモ。

●豊春会
師匠の追っかけ。金剛能楽堂へ豊嶋家の会。豊春会秋の能。
能「烏帽子折」豊嶋幸洋 笛は師匠
能「乱」豊嶋三千春 笛は森田保美
わたしが観るのは、圧倒的に観世流の能が多いけれど、金剛流も観ているつもり。
でもこの日の舞台の地謡は、私がイメージしている金剛流と違うように聞こえててきたのはなんでかなあ。
豊嶋家についていろいろと調べてお勉強もできた。

●藤田六郎兵衛舞台五十周年記念能。
まばたきするのも惜しい舞台。

一管「中之舞」
能「清経 恋之音取」観世清和 武田友志 福王茂十郎 藤田六郎兵衛(笛) 曽和博朗(小鼓) 安福建雄(大鼓)
仕舞「遊行柳」 片山九郎右衛門
仕舞「船弁慶」 梅若玄祥
狂言「越後聟」野村萬斎
半能「石橋 大獅子」大槻文藏、観世銕之丞、片山清司、観世喜正、宝生閑、藤田六郎兵衛(笛)、大倉源次郎(小鼓)、亀井忠雄(大鼓)、金春國和(太鼓)

恋之音取を聴くの初めてでドキドキ。「間」というものの大切さというか、緊張感を無限に感じた。
静と動で九郎右衛門師と玄祥師の仕舞。
萬斎さん、やっぱりかっちょいいheart01獅子の姿で目だけしか見えないのに、色気があるってどうよ。前から2列目の席だった幸運。
開演前、混雑しないうちに六郎兵衛師のCDを買って、ちゃっかりサインをいただく。
パンフレットも読み応えありな立派なもの。

ワタシの国立能楽堂デビューでもある。
国立能楽堂の図書室で、見たかった『要技類従』を手にすることができたし、満足、満足。でも著作権の関係で25枚しかコピーさせてもらえないのが悔しい。時間が許す限り、ひたすら読んだ。欲しい…

藤田六郎兵衛師の笛は、師匠と真逆な感じが魅力的。
師匠の恋之音取を聴きたい…

●京の華舞台 弐の宴 夢幻の華
西本願寺の南舞台へ。
「羽衣」でシテは片山清司、小書が彩色之伝で師匠が笛を吹くし、行くしかないです。
ギリギリで行ったので、席は良くなくて、ほとんど見えなかったのだけど、ぼんやりながらシテのすばらしく美しい面と睡蓮の花を頂く冠が、陽の光に映えていっそう色めいて見えた。
イロエが始まったころからは、師匠の笛の音しか聴こえてなかったかも…うっとりですheart04
北舞台と国宝・白書院も公開されており、初めて拝見した。北能舞台は、日本で最古の能舞台。

●京都観世能
指定席が買えなかったので2階自由席。
前から観たいと思っていた「安宅」を初めて観た。シテは杉浦豊彦師、笛は森田保美師。
この舞台を観ることができて良かった〜と、心から思えた。
でもやっぱり2階席は、辛くて吐きそうだったし、安宅が終わるといったん帰宅。
「道成寺」シテは大江又三郎師、笛は杉市和先生。1階正面の後方で立ち見。大江又三郎師はすでにアラカン。体力大丈夫なんでしょうかと心配するが、すごい気力。今まで観た道成寺の中でも、1番印象深かったかも。
杉先生の笛は、大好きバージョンheart01(好きな時とそうでない時の違いが何なのかわかった!)

●金剛定期
師匠の追っかけのために、京都観世能から金剛定期へ。
廣田幸稔師のシテで「松虫」。直前まで勘違いして「松風」だと思って楽しみにしてたので、ちょっと残念。その上、「安宅」を観てきたばっかりだったので、なんか拍子抜けな感じ。
廣田幸稔師は好きなので、後場の舞は楽しめた。師匠の笛もheart01

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かわいそうな犬ルーク

091018

こんにちは。
突然ですけど、ボク、ルークです。
ママに忘れられたかわいそうな犬です。
10月で2歳になりました。
でもママはボクの誕生日をすっかり忘れて、能ばっかり観に行ってます。
おまけに、兄ちゃんたちの写真集はあるのに、ボクだけ無いです。
ボクの写真集も作ってよ!ママ!

ママ「だってルーは、真っ黒だから、写真撮っても何が何だかわらないし、第一、じっとしてないから写真撮れないやん。ルーのせいだよ」

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屋島@大阪能楽会館

午前中は、師匠heart01の追っかけで、京都観世会館へ、浦部好謡会へ行く。番囃子「井筒」を聴く。
素謡は苦手で、聴くことはめったにないけれど、囃子が入る番囃子だと断然と聴き易い。
久々に、能楽堂で師匠の笛を聴く。やっぱり大好きheart04後の席でしゃべりまくるおじさん、うるさい黙れ!となぐってやりたかったけど、ぐっとがまんで席を移る。
序之舞を聴いているうちに、昔、大きくなったらお嫁さんにしてあげると言っていた幼なじみは、今ごろどうしているんだろうと、妙になつかしく思い出された。

午後からは、大阪能楽会館へ、フィールノウ自主公演室町の仮面劇を観に行ってきた。
能の前に、落語による解説。桂九雀さんによる落語「弓流し」があった。これが想像していた以上に面白く絶品だった。屋島のあらすじを、笑わせながら、決して筋からブレずに見事に、話にのせた。下手な解説よりも、よっぽど良い。
落語の後は、舞囃子がふたつ。メインの能のシテ上田大介師の12歳の娘さんと、9歳の息子さんの登場。
ちびっ子だといって、あなどるべからず。堂々としていて、プロなんだと感心。お父さんに、お二人ともお顔がそっくり。
さて能は「屋島」弓流 那須語の小書つき。
わたしは能を観るのは、師匠の追っかけが多いので、ほとんどが京都。今回のシテの上田大介師の舞台を観るのは、今日が初めて。とてもドキドキで新鮮な気分。
わたしの中の義経のイメージとはちょっとだけ違ったのだけれど、最後まで楽しませていただきました。

最初は正面席に座っていたが、風邪気味だったので、能が始まる前には二階へと移動。大阪能楽会館の二階へは初めて上がった。桟敷席になっているのがうれしい。足を崩してゆったり鑑賞。
時節柄、受付ではマスクを配られていた。

今日も満足note 明日も追っかけですわheart04

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熊坂@東大寺鏡池

ほぼ一月ぶりに、師匠の追っかけheart01東大寺の慶讚能を観に行く。
東大寺の慶讚能とは、東大寺毘盧遮那大仏の造顕の大詔が発せられた天平15年10月15日にちなみ、例年10月15日に能を奉納されているとのこと。東大寺の鏡池に特設された舞台での演能。

無料だし野外だし、ちょっと早めに鏡池に着いて席を確保。でもあまりに暑すぎて、座っていられず、退散。始まるまで、大仏さまに会いに行く。
舞台は、鏡池の弁財天祠からまっすぐに橋が掛けられている。正面から見ると、舞台の後方にまっすぐに橋が伸び、池をへだてて見所があるということは、申楽談義にいう本来の能舞台の姿だということに、ちょっとときめく。役者は、どのように舞台に出るのか、興味津々。
さて能は、金春流「熊坂」。シテは金春穂高師。
地謡、囃子方は、真ん中をまっすぐにきて自分の場所へ。ワキは、真ん中を通って(小鼓と大鼓の間)を通って登場して退場。シテは、登場も退場も、囃子方の後を通って、舞台の前へ。
金春流の能を観るのは3回目。
でも舞台が遠く、マイクがはいっているんだけど、何を言っているのか所々しか聞き取れず、地謡の年配のみなさまが、暑さで顔を紅潮させていらしたのが、とっても心配だった。囃子方さんの楽器もだいじょうぶなんやろうか?
シテの金春穂高師の声は、とても好みかも。後場の熊坂長範の霊が、鏡池の池面に映り、良い感じの演出になっていた。
師匠の笛は、やっぱり師匠の笛。暑い中、お疲れさまでした。

びっくりしたこと
奈良へ向かう電車の中、途中から乗りこみ隣に座りはった人、ちらっと見るとコーヒーを片手に、見たようなカバン、師匠ぽいな〜と思ったら、ご出勤途中の本物の師匠だった。お互いにびっくり。
「運命ですね♪」と申し上げると、むっちゃ迷惑そうだった(笑)

今後の反省
別に前に座らんでも良かったような(そもそも1列目と2列目は、招待席だった)。舞台は池をへだてて遠かったし、地謡側の後の方が、大仏殿を背景にいい眺めだったろうな〜。でも師匠が見えないかも。う〜ん。
写真撮影の禁止はなかったので、望遠レンズのついた一眼レフを持っていくべきだった。横で望遠をつけた一眼レフで撮影しているおじさんに、笛の人を撮ってくださいまし〜と頼みたかった(汗)

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ブログ「能 狂言 ビラくばり」

少し前から気になってたいたブログ「能 狂言 ビラくばり」。
全国の演能情報を伝えるブログ。必要最低限な情報を、きっちりとまとめられている。
きっと編集のプロが作っているに違いないと感じていた(いちおうワタシも業界の人間なので)。でも作成者に関する情報がいっさい無かったので、誰が作っているのだろうとずっと気になっていた。

今日は偶然にも、その作成者の方と知り合えた。
能の話しをしていて、謡や能囃子を習っていらっしゃらないにも関わらず、かなりの情報通。で、なんでですか?という話になり、ブログ「能 狂言 ビラくばり」を書いていらっしゃること、惜しくも先号で廃刊となった能楽雑誌「DEN」のライターさんであったことをお聞きする。
え〜!と、びっくりいたしました。
ここ最近、行こうと思っている舞台の情報を検索すると、必ず上位にあがってくるブログが、「能 狂言 ビラくばり」。
これからもお世話になります。情報をたくさん載せていってくださいませ。

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近江八景@近江神宮薪能

湖都大津十社寺湖信会結成五十周年記念事業「湖都の祈り 三井流声明と薪能」がこの週末に、滋賀県大津市の近江神宮拝殿で催されます!
梅若玄祥師が、国立能楽堂所蔵の天智天皇の面をつけ「近江八景」を舞われます。
「近江八景」は蘭曲(らんぎょく 曲舞)のひとつで、たいへん、珍しい曲。
しかも梅若玄祥師の舞でといえば、御用とお急ぎでない方は、見なくちゃ損です!しかも3000円ですよ!

詞章は短いんで記しておきます(「謡曲三百五十番集」より)


「近江八景」
あれに見えたる比良の山 小松が原に吹く嵐は 山市の晴嵐もかくやらんと思はれ 真野の入り江の洲崎の真砂は 雪かと見えて江天の暮雪に異ならず あら面白やと見る程に いとど心の澄み渡る
堅田の裏の釣舟の 沖より家路に急ぐをば 遠浦の帰風かとうち眺め雪の一むら のこれるは夜の雨の名残か さて比叡山の鐘の声を 遠寺の晩鐘かとうち聞きそれ唐崎の洲崎に 翅を垂るる 沙鴎平砂の落雁にこれをなぞらへ さて洞庭の月には 鏡の山を喩へたり
誰を漁村の夕照に釣垂るる者とは 思ふべし 釣垂るる者とは思ふべき

また能の前に披露される声明(しょうみょう)とは、仏教儀式において、仏を賛美してお経に節をつけて歌うものです。三井流声明は、天台声明の中でも寺流(寺門流)と呼ばれ、三井寺に伝えられるものです。

湖都大津十社寺湖信会結成五十周年記念事業 「湖都の祈り 三井流声明と薪能」

【日時】10月24日(土)17時〜19時(荒天中止)
【場所】近江神宮拝殿(滋賀県大津市)
【参加費】3,000円(全席自由席、記念御朱印帖付き)
大津駅・石山駅・堅田駅前観光案内所にて販売
※定員先着250人←まだ十分席があるみたいです
【プログラム】
講演「大津の寺と社」講師:木村至宏(成安造形大学名誉教授)
三井流声明
薪能「近江八景」(梅若玄祥)
【主催】湖信会

<問い合わせ先>
びわ湖大津観光協会 TEL 077-528-2772 (平日のみ)
大津駅観光案内所 077-522-3830
石山駅観光案内所 077-534-0706
堅田駅観光案内所 077-573-1000

近江神宮へのアクセスは、JR大津京駅から徒歩15分、タクシー5分。京阪近江神宮前駅から徒歩7分。
近江神宮のサイトはこちら

小川酒店のおーちゃんのブログには、近江の造酒屋・福井弥平商店の福井専務さんのメッセージがのっていますので、そちらもご参考に♪

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筒と筒袋♪

私の笛「七草」の筒と筒袋ができたとご連絡をいただき、日曜日に取りに行って来た。

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運動会日和な秋の日、ポカポカと気持ち良い。
いつものように笛師の先生に駅まで車で迎えに来ていただき、工房へと向かう。
奥様と、猫のミイちゃんと鶏のケンちゃんがお出迎え。

筒の金具は「七草」にちなんで葉っぱのような流線にしてくださった。筒袋は、秋の七草模様。
まるでお姫様の笛のようで大満足heart01
一生大切にいたしますと、再度お約束。

まずは先生に、笛のおかげで早舞をクリアして次へ進めることをご報告。とても喜んでくださったnote
今回は、初訪問の姉弟子さんと一緒だったので、裏山のお不動さんや、薬師堂のお薬師さんにも案内してくださり、お参りする。
庭には、自然がいっぱい。庭のムカゴをつむ。その葉が昔のお手紙の代わりに使われたという多羅葉(たらよう)という大木があった。その葉に、とがったモノで字を書くと、時間が経つと色が変色し、まさに葉書。先生がお名前をサインをしてくださる。←大切にいたしますheart01
先生の仕事場や、修理途中の笛、作成途中の笛なども見せていただく。その中に古い龍笛と高麗笛があった。先生が大切にしている笛だという。どんな音がでるのでしょうかとおききすると、吹きましょうと、龍笛で越天楽、高麗笛で納蘇利を吹いてくださった。静かな山里に、えも言われぬ笛の音が響き、極楽気分。雅楽の笛の音は、リラクゼーション効果抜群である。
遺跡の発掘調査で出土した笛を復元したものや、代々伝わる由緒ある笛を複製したものの写真なども見せていただきながら、その笛にまつわるお話を聞いていると、時間を経つのを忘れてしまう。
最後には先生に委託されているこれまた古い古い龍笛を見せていただき、蘭陵王の前に吹く曲を聴かせていただいた。

駅まで車で送っていただき、先生とお別れ。
帰りに名古屋駅のそばの居酒屋さんで、名古屋名物の名古屋コーチンの毛羽先や、ミソカツを食べながら生ビールで乾杯。幸せな1日だった。

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京都薪能六十回記念祝賀乱能の番組

京都薪能六十回記念祝賀乱能の番組の配布が始まりましたので、あげておきます。
一気にタイプしたので、タイプミスがあるかもしれません。確認は、ご自身で願います。
おまけに管理人は番組の正しい見方を知らないので、書き方の順番おかしいかも…とほほ。

乱能とは

能楽の上演形態の一つ。通常の演能と異なり、演者は専門外の役を演じる。たとえば狂言方の役者がシテ方や囃子方を、シテ方が囃子方や狂言方を、ワキ方がシテ方や囃子方を、囃子方がシテ方やワキ方を、といったように常の本職(専門)とまったく違った役を勤めるのである。(平凡社「能・狂言事典」より)

京都薪能六十回記念祝賀乱能

平成21年12月27日(日)午前1時開演(午前9時半開場)
於 金剛能楽堂
8,000円(全席自由) ※チケット10/27(火)発売
主催/京都能楽会

(能)翁
茂山七五三 三番三:種田道一 千歳:吉阪一郎 面箱:左鴻泰弘
笛:河村和晃 小鼓:河村和重 河村和貴 味方團 大鼓:宇高通成
後見:茂山逸平 茂山千三郎 狂言後見:宇高竜成 嶋崎暢久 
地謡:山口耕道 茂山良暢 茂山童司 松本薫 茂山茂 茂山千五郎 茂山千之丞 茂山正邦

(半能)絵馬
シテ:林光寿 ツレ:井上敬介 河村大 ワキ:石井保彦 谷口有辞 井林久登
笛:河村和晃 小鼓:吉浪壽晃 大鼓:河村晴道 太鼓:片山伸吾
間:豊嶋幸洋 山田安造 都丸勇 重本昌也 和田次夫 掛川昭二
後見:杉市和 光洋一
地謡:林大輝 林大和 有松遼一 小林努 杉信太朗 武重方軌 前川光長 前川光範
台後見:久馬治彦 岡充

(狂言)仏師
井上裕久 梅田邦久
後見:梅田嘉宏

(舞囃子)盛久
石井喜彦
笛:有松遼一 小鼓:深野貴彦 大鼓:宮本茂樹
地謡:林大和 前川光範 武重方軌 杉信太朗

(舞囃子)羽衣 和合之舞
光田洋一
笛:分林道治 小鼓:浦田保裕 大鼓:原大 太鼓:藤井千鶴子
地謡:林大輝 杉市和 帆足正規 左鴻泰弘

(一調)屋島
謡:竹村英雄 小鼓:杉浦元三郎

(能)安宅
シテ:茂山あきら ツレ:茂山忠三郎 茂山正邦 茂山良暢 茂山千三郎 茂山童司 茂山茂 茂山逸平 松本薫 山口耕道 綱谷正美 ワキ:森田保美
間:成田達志 曽和尚靖
笛:廣田幸稔 小鼓:今井清隆 大鼓:青木道喜
後見:茂山千五郎 茂山七三五
地謡:岡充 小林努 原大 久馬治彦 井上敬介 井林清一 石井喜彦 河村大

(一調)班女
謡:茂山千作 小鼓:金剛永謹

(一調)船弁慶
謡:茂山千之丞 太鼓:橋本雅夫

(狂言)膏薬煉
大江又三郎 林喜右衛門
後見:河村和貴

(独調)杜若
謡:網谷正美 太鼓:大塚嘉則

(舞囃子)高砂
井林清一
笛:茂山逸平 小鼓:大江泰正 大鼓:味方玄 太鼓:浦部幸裕
地謡:有松遼一 曽和尚靖 吉坂一郎 小林努

(舞囃子)花月
帆足正規
笛:宇高竜成 小鼓:橋本光史 大鼓:橋本忠樹
地謡:久馬治彦 石井保彦 成田達志 茂山千三郎

(狂言)猿聟
大江信行 味方健 浅井通昭 松野浩行 梅田嘉宏 河村浩太郎 武田大志 大江広祐 吉田篤史
後見:大江泰正 味方團

(仕舞)鶴亀
清水利宣
地謡:岡充 久馬治彦 原大 有松遼一

(小舞)幼けしたるもの
小林努
地謡:岡充 久馬治彦 原大 有松遼一

(舞囃子)熊坂
茂山千五郎
笛:廣田泰能 小鼓:金剛龍謹 大鼓:松野恭憲 太鼓:今井克紀
地謡:茂山茂 井林久登 谷口有辞 茂山正邦

(能)一角仙人
シテ:前川光長 ツレ:杉市和 杉信太朗 前川光範 ワキ:武重方軌 林大和 林大輝
笛:田茂井廣道 小鼓:浦田保親 大鼓:杉浦豊彦 太鼓:河村晴久
後見:曽和尚靖 森田保美
地謡:井林久登 谷口有辞 左鴻泰弘 吉阪一郎 石井保彦 林光寿 竹村英雄 成田達志
台後見:茂山良暢 茂山童司 作物後見:松本薫 山口耕道

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観世寿夫に会いたい

観世寿夫と同時代に生きながら、その舞台を生で観たことがない悔しさといったら…

Book11

8月に出たCD「砧・羽衣 観世寿夫 至花の二曲」。聴けば聴くほど、もっと聴きたい。
観世寿夫の追悼盤の5枚組のレコード「至花の風曲」やら、NHKのDVDやら、家にある観世寿夫をかたっぱしからかけて、観世寿夫の本を読み、妄想にふける。

「砧」の、一噌幸政師の笛に魅入られる。私は、ひと世代前の一噌流の笛が好きheart01
ダメダメ(>_<) わたしが習ってるのは森田流!

「砧・羽衣 観世寿夫 至花の二曲」2枚組

日本伝統文化振興財団

収録曲

「砧」

シテ〈観世流〉:観世寿夫 ツレ〈観世流〉:奥善助 ワキ〈宝生流〉:宝生閑 アイ〈和泉流〉:野村万之丞(野村萬) 笛〈一噌流〉:一噌幸政 小鼓〈大倉流〉:北村治 大鼓〈葛野流〉:亀井忠雄 太鼓〈金春流〉:三島元太郎 地謡:観世静夫(八世観世銕之亟)、山本順之、浅見真州、永島忠侈、長山禮三郎、浅井文義

「羽衣」

シテ〈観世流〉:観世寿夫 ワキ〈観世流〉:観世静夫(八世観世銕之亟) ワキツレ〈観世流〉:山本順之 地頭〈観世流〉:観世静夫 地謡〈観世流〉:未詳 笛〈一噌流〉:一噌正之助 小鼓〈幸流〉:穂高光晴 大鼓〈高安流〉:安福建雄 太鼓〈金春流〉:金春惣右衛門

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伝音講座@日本伝統音楽研究センター

京都市立芸術大学の日本伝統音楽研究センターが主催する連続講座「能をよりよく鑑賞するための、音楽演出面のポイント」と「中世京都の芸能空間—文献史料・絵画史料から読み解く—」が始まった。講師は藤田隆則先生と、家塚智子先生。

能の講座は、昨年の春にも受講して、とても勉強になった。今回受講することで、さらに理解を深めることができるんじゃないかと楽しみ。
もうひとつのお楽しみは、毎回、日本伝統音楽研究センターが所蔵する映像や音声を見聞きすること。
今日は、「高砂」を金春惣右衛門・亀井忠雄・北村治・藤田大五郎という人間国宝囃子の映像をみせていただく。シテは観世清和。藤田大五郎師の晩年だと思うのだけれど、ヒシギが見事にひびいていた。生で聴きたかった。

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ジャパニーズ・トラディショナル・ミュージック 能・琵琶・尺八1941年

Book10

日本伝統音楽「ジャパニーズ・トラディショナル・ミュージック 能・琵琶・尺八1941年」を買う。今年の6月に発売されたもの。

ライナーノートによると、太平洋戦争直前の1941〜1942年頃に、国際交流基金の前身である国際文化振興会によって、海外に日本の音楽文化を紹介するために発行された、非売品のSPレコードのうち、能、狂言、琵琶、尺八をまとめた復刻版とのこと。
ノイズがひどくて音量をあげたらイラっとくるけれど、聴き応えあり。尺八の音色には、うちの犬たちがいっせいに吠えだした。
若くして亡くなった一噌流の十三世一噌鍈二師(一噌庸二師のお父さん)の笛を聴くことができた。

収録曲
1. 高砂 素謡 謡:観世鐵之丞(六世)(観世流)
2. 八島(屋島) 素謡 謡:金剛巌(初世)(金剛流)
3.4. 羽衣 番囃子 謡:桜間金太郎(金春流) 大鼓:川崎利吉、小鼓:幸悟朗、太鼓:柿本豊次 笛:一噌鍈二
5. 松虫 素謡 謡:喜多六平太(喜多流)
6. 葵上 素謡 謡:桜間金太郎(金春流)
7.8. 鉢木 素謡 シテ:桜間金太郎(金春流) ツレ: 不明、ワキ:宝生新
9.10.. 夜討曽我 一調 謡:近藤乾三(宝生流)、小鼓:大倉六蔵
11,12. 定家一字題 独吟 謡:梅若万三郎(初世)(観世流)
13,14. 実方 独吟 謡:宝生新(下懸宝生流)
15. 狂言小謡土車 、七つになる子謡:茂山千五郎(十世)
16. 狂言小謡 宇治の晒 、福の神謡:茂山千五郎(十世)
17. 盲僧琵琶地神経 演奏:北田明澄
18. 平曲那須与一 演奏:佐藤正和
19. 薩摩琵琶小敦盛 演奏:吉村岳城
20. 筑前琵琶義士の本懐 演奏:田中旭嶺
21. 阿字観 演奏:宮川如山
22. 虚空鈴慕 演奏:青木鈴慕(琴古流)
23. 岩清水 演奏:片山雄山、関野生山(都山流)
24. 追分節 演奏:涌井古月

同じシリーズで、「雅楽・声明」がある。同時に購入したけれど、まだ聴いていない。

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杉市和@KENSYO

能楽堂に置いてあるフリーペーパー「KENSYO(けんしょ)」は、能楽・文楽・歌舞伎の世界へアプローチのための情報誌。舞台情報をはじめ、インタビュー記事で構成されている。

最新号のvol.74に、左鴻先生の師匠にあたる杉市和先生のインタビューが載ってます!

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杉市和先生の祖父・杉市太郎師、森田光春師とのエピソード、杉家のこと、また12月9日(水)に開催される「杉市太郎三十三回忌追善能」(会場 京都観世会館)への思いが綴られている。「魂が呼吸に乗り音になる。」のコトバを胸に刻み、にこやかなお写真とともに、保存版にいたします。

保存版といえば、昨年11月、杉先生の子息・杉信太朗師が、新聞紙面の文化欄に、男前な写真入りで紹介されていた記事もスクラップしてます♪

「KENSYO」を発行するセクターエイティエイトのサイトはこちら。インタビュー記事のバックナンバーあり。

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第13回廣田鑑賞能@金剛能楽堂

第13回廣田鑑賞能に行く。
廣田幸稔師は、金剛流の中で1番好きな能楽師さんなので、どんな融をみせてもらえるのか楽しみにしていた。

第13回廣田鑑賞能
平成21年10月3日(日)金剛能楽堂

狂言「月見座頭」善竹忠一郎

能「融」遊曲 思立之出 金剛返
シテ:廣田幸稔 ワキ:高安勝久 笛:杉市和 小鼓:久田舜一郎 大鼓:谷口有辞 太鼓:前川光範

狂言の「月見座頭」、狂言なのに笑えないお話。深い。

融には4つも小書がついている。
「思立之出 金剛返 脇留」は、ワキ方の演出。
「遊曲」、何がどうなったのかわからない。とほほ。
パンフレットによると、旧金剛能楽堂での最後の金剛定期能で家元が舞われたのが「融 遊曲」だそうだ。後シテの装束が通常の初冠から小菊をさした翁烏帽子に代わり、融の大臣の風雅をさりげなく強調した出立ちとある。

後シテの装束、袷の狩衣は黄色(金色?)に濃紺(黒かなあ)の菱形をつないだ文様で、指貫は紫。なんだかすっごく重たくって、融の雅さが、私には感じられない。そう感じたのは、今までみた融のイメージが私の頭に定着しているせいだと思う。終了後、年配の女性のご一行は、装束がすばらしかったねえと言い合っていたので、見る人が見れば良いのかもしれない。
秋の風情は、十分に感じたのだけど…
ワキの高安勝久師、良いわ〜。

今日のウォッチング
杉先生の笛、金あり、桐の蒔絵の筒。
筒の蒔絵に見惚れていたら、小鼓や大鼓の胴も気になってしょうがない。

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面白能楽館 深窓の花@京都観世会館

面白能楽館を観に京都観世会館へ。
本公演の前にはプチ能楽講座があり、体験型のレクチャーがあった。
シテ方の橋本光史師が解説者。
まずは謡を解説。今夜は中秋の名月なので、月にちなんだ名曲「小督」を謡う。1度謡って、解説を加え、再び同じ謡を繰り返してくださった。この間の観世例会の舞台姿が浮かんできたheart01
次に源平の装束の違いを説明。源氏と平氏の装束の二人が登場し、その違いを説明しながら、面と烏帽子をつける。源氏と平氏のどちらの舞が見たいかと、観客にたずね多数決で平氏の舞で「清経」が舞われた。個人的には、平家好きだけれど、源氏の舞って、何があるのかなあ〜?すぐに思い浮かばないし、源氏の舞が観たかったぞ。
その後は、観客から抽選で10名が選ばれ、面をつける体験。残念ながら、当たらないsweat01
最後に、橋本光史師が、もう1度「小督」を謡っておしまい。
ロビーには、3体の顔出し看板がでていた。知合いにあったら写真にとてもらおうと思っていたのだけれど、誰にも会わず、本公演時には撤去されていて、ちょっとがっかり。
プチ講座では、写真撮影が可。デジカメを持っていってなかったのが残念。

さて本公演。

解説:河村晴道

舞囃子「養老 水波之伝」
シテ:浦田保浩 大鼓:谷口有辞 小鼓:曽和尚靖 太鼓:前川光範 笛:杉信太朗 

一調「玉之段」 謡:浦田保親 大鼓:河村大

仕舞「俊成忠度」 宮本茂樹
仕舞「弱法師」 片山伸吾

舞囃子「舎利」
シテ:深野貴彦 ツレ:橋本忠樹 大鼓:谷口有辞 小鼓:曽和尚靖 太鼓:前川光範 笛:杉信太朗 

能「楊貴妃  甲之掛 台留」
シテ:片山清司 ワキ:工藤和哉 アイ:茂山良暢 大鼓:山本孝 小鼓:大倉源次郎 笛:杉市和

「養老」「舎利」ともに、信太朗師の笛は、いつも以上にパワフル全開。高音も、低音も、ヒシギも、気持ちよくひびき、音をはじかせていた。曲が勢いがあるものだけに、谷口有辞師、曽和尚靖師、前川光範師の音が重なると、これぞ囃子だ!と思わせてくれた。

河村大師の一調も気持ちよく、音がひびいていたnote

片山清司師の楊貴妃は、上品で、美しい。装束の唐織の文様は、九華の帳なのかなあ?
杉先生の笛は、すっごく好きな時と、そうでない時がある。今日の笛は、大好きheart01甲之掛の序之舞、もっと、もっと聴いていたかった(笛は金色のじゃなかった)。

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相賀の能@相国寺

木曜日は、相国寺での相賀の能の二夜目。

能「半蔀」
シテ:片山九郎右衛門 ワキ:宝生欣哉 アイ:茂山あきら 大鼓:石井喜彦 小鼓:大倉源次郎 笛:杉市和

狂言「文荷」 茂山千三郎 茂山あきら

一調「小塩」 謡:梅若玄祥 太鼓:前川光長

能「碁」
シテ:金剛永謹 ツレ:金剛龍謹 ワキ:福王和幸 大鼓:谷口有辞 小鼓:大倉源次郎 笛:森田保美

半蔀。
前回に比べ日が暮れるのが早くなったせいか、最初から十分暗い。そして僧が供養を始めるころに、相国寺の鐘の音が聞こえてきたのは、偶然のなせる業。
前回も思ったのだけれど、相国寺の庫裡の白い壁を背にたつシテの姿は、幻想的。
ここのところ、昔の能のDVDやらレコードを聴くのがマイブーム。大好きな宝生閑師の若いころは、今の宝生閑とは違うことを知った。宝生欣哉師、若いころの宝生閑師と謡い方から姿までそっくりなのにびっくり。親子なんだから、驚くことでもないのだろうけど…
この間からずっと気になってしょうがないのは、杉先生の笛。笛の音ではなくて、笛そのもの。指穴の横に金色が見えるのは銘が入っているのかなあ〜?

碁。
初めて観る曲。珍しい曲。能を観る前には、あらかじめ詞章を読んでおくのだけれど、謡曲大観にも、解註謡曲全集にも、二百五十番集にも詞章が載って無い!ネットで、話のあらすじを追い、興味津々で観た。舞台の上で碁を打つシーンだなんて、想像しただけでもワクワクする。
碁を打つ前に、源氏物語の巻名を織り込んだ謡があるはずなんだけど、よくわからなかった。とほほ。舞がないのも寂しいな。
一夜明けて謡曲評釈には入っていたことが判明し、読む。もう一回観たいよ〜

山口安次郎氏の装束、今回もステキ。承天閣美術館の「心と技の饗宴 105歳山口安次郎作能装束展」の展示替に、また行かなくちゃ!

 

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