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金剛家能面・能装束展観@金剛能楽堂

毎年恒例の「金剛家能面・能装束展観」が、先週末の土日に行われた。
1日に2回、宗家と若宗家による解説がある。装束・小物について若宗家が解説されたのだが、まだ人前でお話なさることに慣れておらず、初々しい。
装束も能面も、どれもがすばらしく、いつまででも見ていたい。写真や本で見るのとは迫力が違うし、ことに能面は、見る角度によって表情が違う。本物を見ることの大切さを痛感させられた。

先日、偶然に知りお墓参りを果たした江戸時代前期の面打師・天下一河内こと井関家重の面も、数点、展示されていた。そのすばらしい面を見ると、全身がすいこまれそう。生きているのでは?とさえ感じる。天才とよばれたゆえんか。

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7月中盤の観能メモ

やっぱりその都度、書いていかなければ、印象が薄れていく(涙)

●蛍雪会@京都観世会館
能「清経」シテ:梅田嘉宏 ツレ:大江泰正 ワキ:原大 笛:左鴻泰弘heart01 小鼓:吉坂一郎 大鼓:谷口有辞初めて観る。
あと2つ「富士太鼓」と「融」。不覚にも寝てしまった!もったいない(涙)

●琵琶物語@宝生能楽堂
曲の取り合わせにひかれて、初宝生能楽堂。日帰りの強行軍。
能「経正」、初めて観る。何よりも平家モノだし、観世清和師だし、すっごく期待していたんだけど、期待が大きすぎて、えっ?という間に終わってしまった。
狂言「伯養」は2回目。「涼み」のこととか、花にいとふ風の史跡案内で取り上げたい。京都観世会館のすぐ近くには、ゆかりの地もあることだし。
能「玄象」も初めて。観世善正師は、やっぱり好きかもheart01早舞、品よく、ワタシの目はハートだったに違いない。
一噌流の一噌隆之師の笛も、常は聞かないので新鮮。

● 京都能楽養成会@京都観世会館
京都能楽養成会による研究発表会なので、無料。狂言、舞囃子と能がある。
森田浩平くんの笛を聴いてみたかったので、仕事が終わって直行。間に合う。
森田浩平くんは、森田保美師の息子さん。将来が楽しみ。たくさん舞台を踏んで、人に見られることでうまくなっていくのだろうなあ。
信太郎師の笛、男舞が印象的だった。

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能管教室8月のお稽古日

平成21年8月のお稽古日(能管教室)が決まりました。

* 京都 6日(木)、27日(木)
* 大阪 2日(日)、9(日)、30(日)
* 大津 4日(火)、25日(火)
* 東京 29日(土)

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7月前半の観能メモ

6月7月と仕事が忙しくて、なかなか書けません。
忘れないうちに7月前半の観能メモをば。

●TTR能プロジェクトの七夕ライブ能(7月2日)
TTR能プロジェクトとは、小鼓方成田達志師と、大鼓方山本哲也師の「能」企画ユニット。ワークショップやライブ能など、幅広く若い世代に能を広げようとした意欲的な活動をなさっている。
今回の「七夕ライブ能」のテーマは「出会いと別れ」。会場は西長堀にあるレトロなビル、細野ビルヂング。
1部
一管「音取」笛:竹市学
舞囃子「養老」水波之伝 シテ:上野雄三
舞囃子「楊貴妃」 シテ:片山清司
2部
素囃子「三番三」揉出
素囃子「祈り」
居囃子「俊寛」
居囃子「俊寛」
舞囃子「石橋」 シテ:浦田保親
小鼓:成田達志 大鼓:山本哲也。
ゲストは、シテ:片山清司、上野雄三、浦田保親、笛:竹市学 太鼓:中田弘美
ゲストの三人三様のシテ方の謡と舞姿に、完全に恋しましたheart01
上野雄三師は、初めて拝見。能楽堂で知り合ったお友達が、彼をずっと追っかけている理由が、よくよくわかった。上野師の勇壮な舞の後に、清司師の楊貴妃を真近に見たものだから、胸がドキドキ。美しすぎる。
さすがにライブの臨場感。保親師の獅子も、上野師とはまったく違う気迫。
2時間近くがあっという間に終わってしまう。

●同研能@嘉祥閣
「千手」シテ:吉田篤史
初めて観る演目なので、とても楽しみにしていた。
洗練されたストーリー。平家とは微妙に内容が違うけれど、感情移入しやすく作られている気がする。
笛は左鴻師匠heart01
吉田篤史師の千手、後半、いい感じ♪

●稽舞会@大江能楽堂
京都で囃子を稽古している学生さんたちの稽古会「稽舞会」に行く。
見ていて、とても勉強になった。
学生さんだけでなく、OB、OGもたくさん参加されているので、すっごく上手い人や、もっと練習した方がいい人が玉石混合。地謡もメンバーによってずいぶんと違うこともよくわかる。
学生さんたちを見ていて、あらためて思ったのは、プロの囃子方の先生方は、その所作、楽器を持つ姿、奏でる姿、歩く姿、立つ姿が美しいなあということ。
もうひとつ感じたのは、楽器と自分がひとつになれるかなれないかはとても重要だということ。

●NHKテレビ「夜討曽我」
大阪からというアナウンスが気になる。京都からやん!と画面に向かってつっこむ。
イケメンがヒタメンでの登場なので、目の保養、目の保養♪
初めて観る演目。
能はエンターテインメントで、スペクタクルなんだ〜と妙に感心。
舞台で観ると、もっとすごいんだろうなあ。

●囃子堂プレイベント
囃子堂プレイベント、マンガミュージアムと新風館に1回づつ見る。
早笛、祈り、鞨鼓、獅子の4曲を聴く。師匠の笛heart01
本番が楽しみ♪

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平成21年囃子堂のご案内

今年も囃子堂の季節がやってきましたので、勝手に宣伝いたします。
本舞台を前に、新風館とマンガミュージアムで、プレイベントが行われます。
左鴻師匠は、オープニングと鶴亀。プレイベントにも出演なさいます。
京都囃子方同明会 サイトはこちら→http://www.noh-doumeikai.com/
花にいふ風でもページを作りました♪→http://noubue.com/fue/fue02.html

平成21年 囃子堂

【日時】 平成21年8月1日(土) 14時開演(開場13時半)
【会場】 京都コンサートホール(小ホール)
【入場料】前売券 一般3000円 当日券 一般3500円( 全席自由席)

後援:京都府・京都市  協力 エラート音楽事務所
主催:京都囃子方同明会 サイトはこちら→http://www.noh-doumeikai.com/
【囃子堂番組】

素囃子 「オープニング」笛:左鴻泰弘 小鼓:曽和尚靖 大鼓:井林久登
素囃子 「鶴亀」笛:左鴻泰弘 小鼓:林 大輝 井林久登 太鼓:前川光範
独調「咸陽宮」 小鼓:古田知英 宇高竜成
素囃子「野宮」笛:光田洋一 小鼓:吉阪一郎 大鼓:石井喜彦
一調一管「絃上」笛:杉 市和 小鼓:曽和博朗 地謡:宇高通成 宇高竜成
一 管「蝉丸」琵琶之会釈 笛:光田洋一  地謡:杉浦豊彦 浦田保親
素囃子「松山天狗」笛:杉信太朗 小鼓:竹村英敏 大鼓:谷口有辞 太鼓:前川光範
居囃子「大典」笛:杉信太朗 小鼓:林 大和 大鼓:谷口有辞 太鼓:井上啓介 地謡:浦田保親
居囃子「草子洗」笛:帆足正規 小鼓:伊吹吉博 大鼓:武重方軌 地謡:宇高通成 宇高竜成
一 調 「花筐」クルイ 笛:帆足正規 小鼓:吉阪一郎 地謡:杉浦豊彦
一 調「花筐」クセ 太鼓:石井喜彦 地謡:杉浦豊彦:
居囃子「東天紅」笛:相原一彦 小鼓:竹村英雄 大鼓:井林清一 太鼓:前川光範 地謡:浦田保親
素囃子「内外詣」笛:森田保美 小鼓:林 光寿 大鼓:石井保彦 太鼓:井上敬介

案内人:森田光廣
囃子堂プレイベント

■新風館de囃子堂■
新風館Re-Cue(リキュウ)ホール 入場無料
7月5日 13:00 15:00
7月10日 12:15 14:00
7月17日 12:15 14:00

■京都国際マンガミュージアム・えむえむの夕べ■
京都国際マンガミュージアム (マンガミュージアムの入場料が必要)
7月15日 16:00 18:00
7月25日 16:00 18:00

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CD能楽囃子体系届く

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発売日からちょっと遅れで、CD能楽囃子体系がやっと届いた!
光り輝く桐箱入りです♪
CD復刻版は、昭和48年に出た「能楽囃子体系」(LP6枚組)と翌年に出た「補遺編」(LP2枚組)をデジタル化してCD7枚組となった。初回限定で特典CDが1枚ついている。24490円(税込)
特典CDを聴きながら、この日記を書いている。そうなんや〜と、耳を傾ける。
解説書は、檜書店さんによると、誤植や誤りが訂正されているそうだ。


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鰻と波乃音斗瓶どり@余花朗

日曜日、キモノシスターズの姉さん方と殿方と総勢10名で、湖西の堅田にある余花朗さんへ、鰻を食べに行って来た。
余花朗(よかろう)は、波乃音酒造さんがやっていらっしゃる鰻屋さん。前々から1度行ってみたかった所。
その建物は、どの座敷からも琵琶湖が一望できるように作られており、俳人高浜虚子が逗留した座敷でのお食事は、ちょっと文化人になった気分。
そして美味しいお料理に、いろんな斗瓶どりのお酒を味あわせていただき、贅沢な時間を過ごす。

お酒は、普通の雄町と、雄町の斗瓶どり、山田錦の斗瓶どりと濁り、愛山の斗瓶どり、2007年の9号の大吟斗瓶どり(山田錦)、渡り船の9号の2008年、2009年、2007年の中汲み。←ちょっと自信ない。
雄町の斗瓶どりと最後によばれた2007年の中汲みが好み♪

写真は、欧陽修(宋代の詩人)の詩の一節「酒浮山色入樽中」。
最初の膳は、カルパッチョみたいなお造りと、アスパラ、冷たい茶碗蒸し。
メインの膳は、鰻と赤出し。
最後は、鰻のお茶漬け。
デザートは、日本酒のアイスクリームと、クレープ包み。

お料理は、3500円。これにお酒を含めて一人4500円也。
お土産には、ココでしか買えないお酒と、一升瓶の携帯ストラップがおすすめ★

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余花朗

滋賀県大津市堅田1丁目

tel 077(573)0001

不定休 完全予約制

「うなぎ御膳」

昼3,500円 5,500円 夜8,000円

ワタシのこの日のキモノは、綿麻の縞に、ダンナさんの兵児帯を拝借。

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6月後半の観能メモ

だいぶと日があいてしまった。取り急ぎ追いつかねば!

6月後半の観能メモ

●林定期能 「賀茂」「融」@京都観世会館
能がふたつ「賀茂」と「融」。「賀茂」は左鴻師匠の笛。「融」は竹市学師の笛。
今回の林定期は、すっごく楽しみしていた。初めて竹市学師の笛を聴いた時、師匠の笛とは全く正反対の笛の音!と感じた。それを、ふたつ並べて聴くことができるなんて、考えただけでもワクワク、ドキドキ。
竹市学師の笛も大好きなのだけれど、なんで師匠の笛が好きなのかよくわかった気がする。
いつもはたいてい一人だけれど、お笛のお稽古仲間のNさんと観能。ユニークな視点で能を観る彼女の感想を聞いていると、楽しくてしょうがない。

●若手能 @京都観世会館
左鴻師匠heart01は、観世流舞囃子「生田敦盛」と、金剛流舞囃子「善知鳥」。
「善知鳥」のカケリ(かな)に、心臓がドキドキ。

「邯鄲」シテ:河村和貴 子方:分林道隆 ワキ:宝生欣哉 笛:森田保美 小鼓:林大輝 大鼓:石井保彦 太鼓:加藤洋輝
大好きな子方の道隆くんの舞を見ることができて、感激heart01早くおっきくなあれ。

「殺生石」シテ:金剛龍謹 ワキ:原 大 笛:相原一彦 小鼓:船戸昭弘 大鼓:井林久登 太鼓:前川光範
父子だから当然といえば当然なんだけど、若宗家は宗家の声に似ている。

●京都観世六月例会 「通盛」「百萬」「藤戸」@京都観世会館
立ち見がでるくらいの満席。ちょっと出遅れたので、良い席がゲットできず。脇正面の後の席だったけど、前にでかい男の人が座って何も見えないので、大慌てで2階席に移動。

「通盛」シテ:片山九郎右衛門 ツレ:味方玄 ワキ:宝生欣哉 笛:杉市和 小鼓:曽和尚靖 大鼓:河村大 太鼓:井上敬介
シテとツレの掛け合いが絶妙で、能ってホントにおもしろいを実感。「通盛」という曲自体が、能管をはじめるきっかけを作ってくれたもなので、思い入れが強いせいかもしれない。

「百萬 法楽之舞」シテ:梅若玄祥 ワキ:江崎金次郎 笛:藤田六郎兵衛 小鼓:曽和博朗 大鼓:石井喜彦 太鼓:前川光長
梅若玄祥師は初めて。もう1度みたくて、帰りに秋のチケットをゲット。

「藤戸」シテ:浦田保浩 ワキ:福王茂十郎 笛:帆足正規 小鼓:林光寿 大鼓:谷口有辞

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