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第10回冬青能「大原御幸」@冬青庵能舞台

第10回冬青能は、能「大原御幸」(おはらごこう)。
『平家物語』の灌頂巻を本説としたお話。
平家物語フェチとしては、ずっと観たかった曲なので、楽しみにしていた。

今日は、能には、「みる」楽しみと、「きく」楽しみの二通りがあることが理解できたいような気がする。
「みる」楽しみは、シテの美しい舞姿に見とれること。天女の優雅な舞だったり、神様の荘厳な舞だったり。
「きく」楽しみは、シテ・ワキ・地謡の詞章に耳をすまして、その韻文調の調べを聞くこと。

「大原御幸」は、「きく」ことに面白みがある曲だった。
寂光院の風景。後白河法皇に問われるままに答える建礼門院の語り。
兄弟たちの入水の様子から、二位の尼が安徳帝を抱いて入水する様子は、真に胸に迫ってくる。

演能の前には、詩人・村瀬和子氏による「女院落飾」のお話があった。
建礼門院の心中にせまるお話。村瀬氏は、「大原御幸」を観る前には、必ず長楽寺へとお参りなさるそうだ。わたしも近くお参りに行こう。

第10回冬青能 於 冬青庵能舞台

平成21年5月6日(水)

講演「女院落飾」 詩人・村瀬和子

仕舞「花筐」片山清司

仕舞「芭蕉」キリ 片山九郎右衛門

能「大原御幸」

シテ:青木道喜 ツレ:味方健 片山伸吾 河村晴道

ワキ:宝生欣哉 ワキツレ:則久英志 大日方寛 御厨誠吾 アイ:綱谷正美

笛:杉信太朗 小鼓:吉坂一郎 大鼓:河村大 地謡:

以前、平家ブログに、長楽寺の記事を書いたので、そちらもご覧くださいませ。
ブログでふれている供養塔にまつわる記事を書き上げて、「花にいとふ風」の記事にしよう♪

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コメント

kinacoさま
せっかくコメントをいただきながら、お返事が書けずに申し訳ありません。
お小さい時から能にふれられて、まだお若いのにすばらしい感性をお持ちなのでしょうね。うらやましい限りです。
ぜひぜひ、日本が誇る能楽を、若い方々に伝えるパイプ役となってくださいませ。

安曇野薪能、美山能、機会があれば行ってみたいと思っています(o^-^o)

投稿: ヨウダ | 2012.05.24 23:58

はじめまして(o^-^o)青木道喜の娘です。
この度は冬青能を取り上げていただき、ありがとうございます(*´v`*)近頃は歌舞伎といった華やかな文化にスポットが当たっておりますが、能を観に来て下さる方々から「良かった」という言葉をお聞きするたびに
やはり能は日本の文化なのだ、とビンビン感じております。先日、高校の授業で能の鑑賞会がありました。
今の私たち若い世代も、能に感銘を受けるような心を持てるようになればなぁと思います。
父は冬青能だけではなく、8月に長野県で安曇野薪能、9月に美山町でも薪能をしております。
お時間があるようでしたら是非足を運んでいただけたらと思います。
最後に図々しいお願いすみません( ̄Д ̄;
このブログに出会えて本当に嬉しかったです(*^.^*)
ありがとうございました。

投稿: kinaco | 2012.04.12 22:47

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