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日本国語大辞典

楽しい週末は、風邪をひいてしまったせいで、家で静かに過ごす。
来週から再開される吾妻鏡講読会の予習に専念する。
いよいよ次回は、実朝暗殺の日を読む。ワクワク。

古記録を読んでいて、つくづく『日本国語大辞典』(小学館、通称・日国)のすごさを痛感する。
「日国」が、わが家にやってきてからというもの、勉強はグンとはかどるし、あいまいに理解していたコトバの正しい意味や、全く知らない使い方を知識として得ることができる。

例えば、次回の吾妻鏡の建保7年正月24日条に次の一文がある。
「於御前有盃酒之儀。若少女房十人<各折花>。候陪膳役送云々。」
読み下すと、
「御前において盃酒の儀あり。若少の女房十人(おのおの花を折る)、陪膳の役送に候ずと云々」
(役送の役の左は人べん)
この一文を読む時、まず、「盃酒」「陪膳」「役送」の単語を日国で調べた。3つの単語とも日国に載っていて文章の意味は理解できる。
でもひとつわからない。「若少の女房十人」の割り注の「おのおの花を折る」って、いったい何?
役送をする時の作法? 何かの故事? たんに花を持たせただけ?
しばし悩んだあげく日国で、ためしに「花」をひいてみた。すると「花を折る」の項目がたてられているではないか。
「花を折る」とは「美しく着飾りたてる」という意味だった。これですっきりと文章の意味が通じる。

わが家にあるのは旧版だけど十分。とっても重宝している。
プレゼントしてくれたダンナさんに感謝である。

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「お気楽な毎日」カテゴリの記事

コメント

鐚銭載ってましたよ〜。
「鐚」っていう字も初めて知りましたわ。
ありがとうございます♪

投稿: ラン2 | 2006.10.03 22:34

すいませんでした。ビタセンで出てこなかったので、ビタを引いたのかもしれません。いつもうろ覚えばかりで・・・
こういう項目は交換レートとか百科事典の方が分があるかも。

投稿: 古都百話 | 2006.10.03 20:11

京都百話さん、こんばんは♪
ですよね、ですよね。
ビタ銭の最古の用例?
引かねば、引かねば!

投稿: ヨウダ | 2006.10.02 23:49

お邪魔します。
大事典やっぱり便利ですねえ。最近では、「ビタ銭」の最古の用例を引きました。

投稿: 古都百話 | 2006.10.02 23:43

セナままさん おはようございます♪
風邪薬とキョーレオピンで、元気になりました。

「花を折る」=「花を活ける」
なるほど、なるほど。
恥ずかしながらわたしの頭には浮かびませんでした。
庭に茶花を植えて、季節の折々に、一枝いける生活にあこがれます。

投稿: ヨウダ | 2006.10.02 10:31

お風邪の具合大丈夫ですか?
大分朝晩冷え込むようになりましたから、お大事にして下さいね。

古記録って難しそうですね~
でも辞典って便利なものがあるんですか?!
作る人はとっても大変そうですね(・ω・;)
プレゼントしてくれた旦那さま、優しいです♪

「花を折る」=「花を活ける」って事ですよね?
内容を理解すると素敵な表現に感じます。

投稿: セナまま | 2006.10.02 02:09

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