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キモノな日々

昨日は、NHK京都のカルチャーセンターで、着物コーディネイターのもりたもとこさんによる簡単二部式帯のワークショップへ行く。
好きな生地で、簡単に結べる二部式帯を作るという講座。
わたしが選んだのは、カーテン地。厚めの接着芯を帯芯がわりに使い、簡単に仕上げることができる。
でも、裁縫が苦手なワタシには、とうてい時間内に仕上げるのは無理。ミシンがけを残してお持ち帰りしたのが下の写真。細かい黒の千鳥格子のウールのキモノに合わせるつもり。

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もりたもとこさんの「KIMONO Internet Club」の中で連載されているエッセイは、わたしが目指したいキモノライフそのもので、毎回楽しみにしている。最近、室町通押小路上ルに「omo/もりたもとこ」というお店も開店された。上の帯が完成したら、締めて見せに行こう。

今日は、みやこメッセで開催していた「ちょい遊び展」に行く。
かわいらしモノがたくさんで、どれも欲しくなる。レトロな柄の嘘つき襦袢をセットで買った。
着物姿の若い人もたくさんいて、キモノウォッチングをするのも楽し♪
着慣れていない人は、どこか違和感を感じるし、ファッションとして着くずしているのも、一歩間違えると野暮ったい。かっこよく粋に着こなして欲しいな。

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平家物語探偵団

昨日の晩は、T先生の出版記念のお祝いのお食事会に招かれて、新神戸のオリエントホテルの極上の中華料理をよばれる。おいしい料理と、楽しい話題で、とても充実した時を過ごす。
とてもご機嫌なT先生。若き日の研究が増補改訂と言う形で再び世に出るというのは、すごいことだと思う。
T先生、ありがとうございました。
帰りは楽をしたい一心で新幹線で帰ることにしたが、10時を過ぎていたので京都行きが無かった(T.T)

昼間は、ダンナさんと久々の探偵道中♪
名付けて平家物語探偵団。詳しくは平家物語歴史紀行で記事にするので、写真だけでもどうぞ。
現在彼は、福原京に関する論文を書いている。そのために、どうしても昆陽野を見ておきたいというので、伊丹市の昆陽池へ向かう。
平安時代から歌枕にもなっている名所でもあった。こんなにたくさん鳥が!
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鳥に混じって、ヌートリアもいる。
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害獣に指定されている大きなネズミ。
昆陽池のそばには、伊丹市立博物館がある。小さな博物館ではあるが、力の入った展示をされていて、とってもおもしろかった。

藤原邦綱の寺江の山荘跡伝説地の石碑。
阪神の杭瀬の駅から徒歩20分くらいだそうな(われらはタクシー)。神崎川の堤防に建っている。
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阪神の大物駅を降りて探偵。大物浦はこのあたりか。
なんと義経弁慶隠家跡の碑を発見♪
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新神戸駅から徒歩5分。布引きの滝。
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東寺百合文書展

京都府立総合資料館では、第19回東寺百合文書展「足利義満と東寺」を開催中。10月31日まで。
いつも見逃してしまうので、調べものついでに原付を走らせ、総合資料館へ行く。
見学し終わり図録など買おうかな〜と逡巡していたら、小気味好い関西弁を話す女性を中心とした年配のグループが入って来た。
どうやら女性は先生らしく、古文書の勉強グループのようだ。さっそく女性による解説が始まった。かなり高度な内容を、とても分かり易く解説していかれる。あつかましくもグループの後方で必死にメモをとる。東寺百合文書をこれだけ詳しく語るということは、もしかしたら橋本初子先生?と思いながら、1時間余り、しっかりとレクチャーを受けた。
たいへん勉強になったのでお礼をいわなくてはと、「勝手に聞かせていただき申し訳ありません。たいへん勉強になりました」と申し上げると、「全然かまいませんよ。なんでも聞いてくださいね」と気さくに挨拶を返していただき、お名刺までいただいた。やはり思ったとおり橋本初子先生。すっごいラッキーだった。こういう展覧会は、解説のあるなしで面白みが断然違ってくる。
橋本初子先生、本当に勉強になりました。ありがとうございました。

11月からはじまる古文書の勉強会にむけて、はずみがついた。がんばるぞ〜!

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お稲荷さんは奥が深い

昨日は京女の野口ゼミ例会。
今回のご報告は、京都精華大学大学院の末松憲子さんの「近世日蓮宗における略縁起の成立背景〜相州・妙善寺の稲荷略縁起を中心にして」。
民間信仰宗教に興味があるワタシにとって、たいへん、たいへんおもしろい内容だった。近世における「開帳」が、収益を得るための経済的な行為であり、そのために霊験あらたかであるはずの秘仏の由来が、どんどんと変化して略縁起として作られて行くだなんて、ちょっとびっくり。
聖跡が作られていく過程にも興味がわいてきた。芸能との関わりも興味深く、江戸の人たちは文化に対して敏感というか、造詣が深いというか、生活にゆとりがでてきたのだなあとも感じた。

わたしの子どもの頃、まわりの大人にお稲荷さんは恐いから絶対に近づくなと言われて育った。
そのせいか、必要の無い時にはお稲荷さんには絶対に近寄らない。どうしても近寄らなければならない時は、最大限に丁寧にお参りする。
祖父は若い時に狐に化かされたことがあるそうだ。祖母は狐がついた人を見たことがあるらしい。2人ともすでに亡くなっているので、本当かどうかは定かではない。子どもをむやみに祠へ近づけさせないための方便だったかもしれない。

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義朝の墓

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平家琵琶の演奏会の前に、知多半島の先端、野間の大御堂寺(野間大坊)にある源義朝の墓と周辺史跡を訪ねた。
『平治物語』で良く知られる場面の舞台だ。詳しくは平家物語歴史紀行で更新させるので、とりあえず写真だけでもどうぞ。
平治の乱に破れた源義朝は、東国へ落ちのびるの途中、家来の鎌田正清の義父長田忠致を頼る。しかし義朝は、長田忠致に裏切られ浴室で殺されてしまう。後に平氏を滅ぼした源頼朝は、父の供養のため大御堂寺に七堂伽藍を寄進したという。
源平関連の史跡とわたしのデジカメは、相当に相性が悪いらしい。
壇ノ浦へ行った時、カメラを落として壊したが、今回もメモリーカードが認識せずデジカメでは10枚ほどしか撮れなかった。まさに一押し入魂の写真だ。
野間駅は無人。駅のまわりは田んぼで店は皆無(T.T)。大御堂寺の前の旅館に駆け込み、使い捨てカメラを買いなんとか間に合わせたが、できあがってきた写真はどれもガックリな構図。
年に1度、大御堂寺では義朝の最期の絵解が行われるというので、リベンジを誓う。

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湯殿跡に建つ源義朝像。

一泊した次の日は、愛知県立図書館で、地元でないと手に取れない郷土資料をあさってコピー。
まだ資料を全部は読んでいないが、訪ねてみた感想として、野間の大御堂寺周辺の義朝関連史跡は、大御堂寺の絵解から発生して形作られていったんだなあと思った。
絵解を聞いて、ここがそうだといいながら周辺を回るのは楽しい娯楽だったろうし、わたし自身も絵解きの掛け軸を見てから、ああ、あの場面がここだ!と思いながら回ったもの。
近世の地誌には、知多半島の土産として長田蟹が載っていた。平家蟹のことを、知多半島では長田蟹というらしい。恨んで死んだ長田親子の怨念が蟹にのりうつったとされている。

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五感にひびく、平家琵琶の世界

23日、名古屋の和風庭園ギャラリーで、平家琵琶の若き相伝者鈴木まどかさんの演奏会を聴くため名古屋へ一泊2日で出かける。
朝日カルチャー名古屋主催で「秋風に和の音色 覚王山でのスペシャルな三夜」の第一夜「五感にひびく、平家琵琶の世界」。
会場となった和風庭園ギャラリー「いち倫」さんは、日本家屋を喫茶とギャラリーとして解放されている。座敷の広間からは、自然斜面を利用した見事な和風庭園を見ることができる。今回の演奏会も、ライトアップされたお庭に面した座敷での演奏会。平家琵琶を味わうにはもってこいの空間だ。
夕方の5時からの開演で、ちょうど夕暮れ時から日が落ちる時を、平家琵琶の語りと響きに酔う。
鈴木まどかさんは、最近、講談社から『CD-BOOK声で読む「平家物語」名場面』をだされたばかり。
鈴木まどかさんのWEBサイト「平家詞曲研究室」は、平安京探偵団からもリンクを貼らせていただいている。初めてお会いしたが、凛とした美しい女性で、ますますファンになった。
今回聴いたのは、祇園精舎、生好、宇治川、紅葉。
ちょうど京女のゼミの吾妻鏡講読で、宇治川の合戦の場面を読んでいたので、ぐんぐんと内容に引き込まれ、時が経つのが本当に早く感じた。
ぜひとも京都の朝日カルチャーでも企画してもらいたいなあ。

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噛まれる

犬たちの喧嘩の仲裁に入り、肘を思いっきり噛まれた。
2匹とも犬小屋に閉じ込めてお仕置き。
たいていはおもちゃの取合い、帰って来たパパへの挨拶の先陣争いから喧嘩が始まる。
日常のプロレスごっこは互角に戦うが、本気の喧嘩ではクイールが圧勝。
クイールは、普段からは想像もつかないような恐ろしいうなり声をあげ、映画のグレムリンのようだ。

本屋さんへ行ったら、岩波新書から五味文彦著『義経』が出ていたので購入。
読みたいけれど、しばしお預け。土日と遊びに出かけるので、月曜日の『吾妻鏡』講読の予習を、今日と明日中に終わらせなければならない。週末の旅行のお供にしよう。

週末は、平家琵琶の若き相伝者鈴木まどかさんの演奏会を聴くために名古屋へ行く。名古屋の朝日カルチャー主催で「秋風に和の音色 覚王山でのスペシャルな三夜」の第一夜は、「五感にひびく、平家琵琶の世界」。
名古屋だと日帰りも可能だけれども、せっかくだから源義朝の墓へも行きたいし、熱田神宮にも行きたいし、徳川美術館へも行ってみたいし、名古屋の古本屋さんめぐりもしてみたいし、プチ旅行を計画中。

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台風

ダンナさんは日帰りで東京へ講演に行くが、予想通り台風のために足留め。
犬たちは散歩に行けずイライラ。
小雨を狙ってあわてて外に連れて行く。お友達のワンに会っても、挨拶もそこそこにお互い先を急ぐ。
わたしは、衣類の整理で半日を費やし、残りの半日は読書。
図書館で予約しておいた楠木誠一郎著『実朝を殺した男〜「吾妻鏡」殺人事件』(有楽出版社)の順番がやっと回って来た。『吾妻鏡』の欠落部分をめぐって引き起こされた殺人事件と、源氏三代の死の真相に迫る若き女性研究者と歴史雑誌の記者のお話。これはサスペンスドラマにして欲しいな。配役は、女性研究者は山口智子さん、雑誌記者は水谷豊さんがいいなあ。

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千利休居士聚楽屋敷趾石碑建立

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京都市上京区の晴明神社に、千利休の聚楽屋敷の跡地であることを示す石碑が、茶道の武者小路千家によって奉納され、16日に除幕式が行われた。
京都新聞の記事によると、「近年、江戸時代の茶書から、現在の同神社の境内に当たる<葭屋町通元誓願寺下ル町>に利休屋敷があったことが確認された」とある。
利休は豊臣秀吉によって切腹させられ、その首は一条戻り橋にさらされた。ということは、自分の屋敷の目と鼻の先に、首がさらされたというわけなのね。ひぇ〜。

今日は野口ゼミの日。
野口先生主催の『吾妻鏡』講読は、義経関連の記事を読み進める。史実の義経って、いったいどんなだったんだろう?どんどんと興味がわいてきた。

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伏見城下町見学会

午前中、1617会(中世近世の都市を研究する研究会、実際の都市遺跡を見学して研究会を行なっている)の見学会に参加した。
今日のテーマは、伏見城下町。ダンナさんが見学会の案内役をつとめたので、連れて行ってもらう。
2002年、『豊臣秀吉と京都ー聚楽第・御土居と伏見城』(日本史研究会編 文理閣)が出版された。その中で、ダンナさんは伏見城と城下町復元図を作った。
その地図をもとに、実際に伏見を歩いたのだ。
遺跡が残っているポイントごとは、何度か行ったことがあるが、通して歩いてみたのは初めて。とても新鮮で勉強になった。
上記の本には復元図がついている。ぜひ多くの方に、その地図を片手に歩いてもらいたいと思う。

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栄春寺墓地は、伏見城の北側の惣構の土塁の上にのっている。写真ではよくわからないかもしれないが、観音さんが建っている向こうに石垣が見えるが、その上が墓地。

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海寳寺は、土塁の上に建っているので、他よりも一段高くなっているのがわかる。

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清涼院の裏側。

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国宝中尊寺展

宇治を後にして、伏見でダンナさんの用事を済ませた後は、守山の佐川美術館へ向かった。
佐川美術館では、現在「国宝中尊寺展」を開催中だ。
この展覧会、思っていた以上に良かった。おすすめである。
後で平安京探偵団情報局へ入れておかなければ。

展示は大きく2つに分かれ、一つ目のテーマは奥州藤原氏と中尊寺。
前九年合戦絵詞、後三年合戦絵詞が並ぶ。
「前九年合戦絵詞」の場面は、頼義出陣の宴の場面。正面に、ぽっちゃりした義家が!
日ごろお世話になっている北条本『吾妻鏡』。「国史大系」本の底本になっているものなので、これまた日ごろお世話になっていますとご挨拶。
有名な平泉全盛古図もありの、平泉の発掘調査で出土した遺物が展示されていて、なかなか楽しめる。
展示品の数は少ないものの、それでも京都との関係、大陸との関係を物語る良い展示品が並んでいた。
ワタシ的には、柳之御所跡遺跡の井戸から出土したという平安時代の烏帽子にはまる。
二つ目のテーマは、義経東下り。
義経伝説に関する展示品が多かった。よく本などに登場する義経と弁慶の画像の本物を初めて見ることができた。
宝簡集の源義経自筆書状や腰越状も初めて見た。
特別公開として、藤原秀衡ゆかりの岐阜県石徹白(いしとしろ)の銅造虚空像菩薩座像が展示されている。平安時代のそれは美しい仏さまだった。

この展覧会は巡回なしなので、この時代に興味がある人は行って損なし。
帰路の琵琶湖の夕景は本当に美しく、道路両脇のススキの群生が黄金色に光るのも趣があった。

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宇治の遺跡オープンディ

今日は、宇治市の「菟道遺跡(大鳳寺跡)」「宇治市街遺跡」の現地説明会に行ってきた。
現地説明会という名前ではなく、遺跡オープンディ。
通常なら午前中だけ現場作業を中断して開催される。今回は10時から3時まで発掘現場をオープンし、現場作業を中断すること無く、発掘作業を含めて市民に見てもらうという新しい試み。大鳳寺跡の現場では、希望者には実際に発掘を体験させてもらいことができた。
大鳳寺とは、飛鳥時代後期に創建された古代寺院で、昭和46年の発掘調査では、瓦積基檀の金堂跡が発見されている。今回の調査地は、この大鳳寺跡の西隣にあたり、大鳳寺の附属施設と推定される建物跡が検出された。

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上の写真は、宇治市街遺跡の現場(黄色い矢印は、道路が延びている方向)。
道路が側溝とともにきれいに出ている。そしてこの道路は、現在もある道と重なるのに驚かされる。古代の宇治のメインストリートであったかもしれないと思うとワクワクする。
他にも平安時代の木の井戸枠が残っていたり、平安時代前期の園池跡、平安時代後期の道路、園池、建物跡など、もりだくさんの成果にびっくり。

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上の写真は、平安時代のお箸をさわらせてもらったところ。もしかしたら忠実さまがお使いになられたお箸かも〜と想像にふける顔は削除した。

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犬もまどろむ午後の日差し

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犬もまどろむ午後の日差し。
兄ちゃん 遊んでよお♪
(瀑睡中のマックに身体をすりすりして遊んでポーズ)

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お兄ちゃんに相手にしてもらえなかったクーは、猫を相手に一人遊び。

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ぼちぼちと勉強しよう

夕方からは、野口ゼミの例会。
京都府立大学大学院のMA薗田美和さんが「鎌倉後期宇佐神宮の支配構造」について報告された。
参考文献の論文をいくつか読んでいったものの、難しかった〜。
荘園の基本を理解できていないとダメなのかなあ。ぼちぼちと勉強しよう。

平安京探偵団情報局に加えたが、大山崎町歴史資料館で「都とともに」という企画展が開かれる。それにともなう講演会があり、ダンナさんが第1回目の講演を担当する。
全然知らなかった。ダンナさんは、宣伝してよ〜と言うくせに、ちゃんと情報をくれないから困る。ブツブツ。
そのころワタシは、一泊で一人旅に出る。源平の史跡を訪ね、平家琵琶を聴く予定。楽しみ、楽しみ♪

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円仁の見た風景

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お盆休みを利用して中国山西省を旅行してきました。
仏教聖地・五台山と、世界歴史遺産・平遙古城を訪ねる旅です。

上の写真は、五台山竹林寺からの遠景です。この風景を目前にしたとき、同じ風景を目にしたであろう円仁のことを考え胸が熱くなりました。
1000年以上も前に、求法のために五台山を訪れた僧・円仁。
平安時代のはじめにここまで来るには、並々ならぬ情熱と努力が必要だったに違いありません。

●円仁(794〜864)
平安時代初期の天台宗の僧。第3世天台座主。15歳で叡山に登り最澄の弟子となる。838年44歳で入唐、約10年間滞在するが、847年皇帝武宗の廃仏に遭遇し、やむなく帰国する。
天台密教の行法である蘇悉地法を伝えたことで日本の天台密教を大成させ、また五台山念仏を伝えたことによって後の浄土教の発展に大きな影響を与えました。死後、慈覚大師と謚号。
『入唐求法巡礼行記』は、約10年間に及ぶ在唐中の日記。

●仏教聖地・五台山
中国山西省忻州地区五台県にある霊山。東・西・南・西・中の五つの峰からなり、それぞれの山頂が平らで台形の形をしていることから総称して五台山と呼ばれています。
文殊菩薩の霊場として知られています。

●五台山(竹林寺)
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五台山を目指した円仁が、まずはじめに15日間滞在した寺が竹林寺です。
円仁が訪れたころには、6つの院を持ち、40人余の僧が居住していました。
現在では荒廃し、その面影は残っていません。わずかに明代の舎利塔だけが、かつての栄華をしのばせます。
現在、文化大革命時に毀された殿舎の修復・再建の真っ最中です。

まわりには高山植物が咲き乱れ、心地よい香りにつつまれていました。
村の子どもたちに鉛筆などのお土産を持参したのですが、そのお礼にと花を摘み花束にして、私たちに差し出してくれました。わたしはもらった花束を仏様に手向けてきました。同行のS夫人は、大事に持ち帰り、押し花にして分けてくださいました。
とても大切な思い出です。

**************
上は、2000年8月に平安京探偵団の「探偵団的中国談々」というコンテンツで公開した記事です。容量の関係から中国史のコンテンツは無くしてしまいましたが、円仁の見た風景を紹介したくて載せました。

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遣唐留学生の墓誌

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夕方、マック探偵とクー探偵を引きつれ、「殿下乗合事件現場」を探偵。
猪熊通と竹屋町通が交わる所。最初に事件が起きた場所だ。まだまだ明るいと思っていたが、暗くて何がなんだかさっぱりわからない。向こうに見えるのは二条城。
おまけにマックが妖怪みたい。この後、マックはいつもより遠出なので疲れて動けない。家に帰り着いた時には、みんなくたびれ果ててダウン。

昨日驚いたのは、中国の西安で遣唐留学生の墓誌が発見されたというニュース。
阿倍仲麻呂らとともに遣唐使の一員として唐へ渡り、勉学途中で客死した留学生の生前の功績を記した墓誌が見つかったという。
祖国を思いながら夢半ばにして亡くなったのかと思うと胸が痛む。一人の日本人が、そこに生きたという証が残って良かった。

何年か前に中国の五台山へ旅行したことがある。
その時、艱難辛苦の旅をして五台山までたどり着いた円仁と同じ風景を見た。それ以来、遣唐使や留学僧のことが気になってしかたがない。
円仁は日本へ帰国したが、円仁ととも中国へ渡りついには帰国できなかった円載。また彼等より前の時代でそこに生きて名を残した霊仙(あまりに優秀すぎて恨まれ毒殺されたという説もあるが・・)。新しい知識を求めて旅立った思いは、どれだけ強い意志があったろうか。
★おすすめブック★
佐伯有清著『悲運の遣唐僧 円載の数奇な生涯』(吉川弘文館 歴史文化ライブラリー)

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殿下乗合事件

朝から体育祭の余韻、筋肉痛と戦う。だるい!

午後から京都文化博物館で開催中の、「近世京都の狩野派」展(〜10月24日)を見に行く。
近世画壇の頂点に立ち、多くの画家を輩出した狩野派のすばらしい作品に触れることができた。
美術に興味がある方にはぜひおすすめの展覧会だ。

美術と言えば、家の近所の倉庫で精華大学の学生さんが現代美術のアート制作に取組んでいる。アートユニット「wah(ワウ)」という。
いつも犬の散歩で倉庫の前を通るのだが、何をしているのかずっと謎だった。ある日、倉庫の前の電信柱に、ドロ〜リとしたジェル状の液体が塗られており、アート作品との張り紙があった。それでアート制作のアトリエであることがわかった。
7日から13日(午後6時〜10時 京都市上京区出水通堀川西入ル アラキビル1階)まで、スタジオをオープンして、自分たちの活動を紹介している。さっそくダンナさんと見に行った。スタジオには、自動車に、透明の液体状のゲルがかけられた作品が展示されている。さわるとぶよぶよのそれは、日々変化して行くとのこと。来年には、ビルにゲル状の液体をたらすというプロジェクトを行うそうだ。がんばって欲しい。

犬の散歩といえば、今日は『平家物語』の「殿下乗合」事件を想像しながら散歩した。
最近、寝る前に、『保元物語』『平治物語』に続いて『平家物語』を原文で読んでいる。昨晩、ちょうど「殿下乗合」を読んだのだが、犬の散歩コースがまさに事件現場だと気がつく。
マックとクーが毎日お世話になっている電信柱。「平家物語殿下乗合事件現場」と張り紙しようよ!とダンナさんと笑いあう。
明日は少し遠出して、松殿跡から歩いてみよう。

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体育祭

今日は学区の体育祭。
今年と来年は体育委員が当たっているので参加必須。
疲れた〜。運動はダメというのをつくづく感じた1日。
子どもの頃のように、先頭をきって走りたい・・・
来年もガンバロ〜!

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日本史研究会大会

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今日から日本史研究会大会が佛教大学で開催されている。
高橋昌明先生の『清盛以前』、大会時に催される出版社による本の即売会で初お目見え。
文理閣の社長さんにはお世話になっているので、販売のお手伝いに行く。高橋先生ファンとして、『清盛以前』が売れて行く様子を見たかったのだ。
上の写真は、文理閣のブース。中央が自著を手にする高橋昌明先生、右は文理閣の黒川社長、左はお隣の校倉書房のベテラン山田氏。

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ずらりと並ぶ『清盛以前』。
改訂版のあとがきに、平安京探偵団の名をあげて感謝の言葉をいただきました。天にも昇る心地とはこのことです。高橋先生、本当にありがとうございます。
現物を手にされた方、表紙もステキだけれど、カバーをはずして背表紙をご覧下さい。金色に光る文字がかっこいいです!

初めて旧版『清盛以前』を読んだのは、大学を出て就職もぜずにフラフラしていたころだった。清盛の名前につられて買ったものの、そのころのわたしには難しくてなかなか最後まで読み進めることができなかったことだけを覚えている。探偵団を開設してからは、六波羅のこと平氏のことを勉強するのに、たいへんお世話になった。
新しくなった『清盛以前』、増補改訂された部分に注意しながら読み返し、知識を得たいと思う。

どさくさに紛れて、ダンナさんに欲しかった本を買ってもらいご満悦♪
明日も手伝いに行きたいが、学区の体育祭があるので行けない(T.T)

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はい。ポーズ♪

パパの実家には、アンドレ(キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル)というお兄ちゃん犬がいます。
お休みの日には、みんなで遊びに行きます。
ボクたちとっても仲良しなんだよ。   by マック

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マック〜、アンドレ〜♪
写真撮ってあげる、おいで〜。

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あっ! ゴメン。デジカメの電池切れ。

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はい。ポーズ♪

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上は、旧「愛犬マックの部屋」に1番最初に公開したページです。
来月5歳になるマックが、まだ1歳のころ。
なつかしい写真です。

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常盤就捕処

免許更新のためバイクで羽束師まで行く。
講習2時間。マックを車で散歩に連れて行った時、駐禁の切符を切られたのがまだ尾をひいている。とほほ。

せっかくバイクで南まで来たのだからと、気になっていた「常盤就捕処」の石碑を見に行く。
『源義経〜流浪の勇者』の中に、写真が掲載されていたのだ。
義経関連の京都の伝説地は、すべて把握したつもりでいたが、やはりまだまだのようだ。
伏見区の伏見合同宿舎内に、下の石碑が建っている。

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帰りは常盤御前になったつもりで、奈良街道沿いに家路につく。途中、石橋の写真を撮ろうと、御香宮に寄る。御香宮の石庭に使われている石橋は、「常盤井」の石が使われている。
しかし残念ながら、お祭りのため石庭は見ることができなかった。そのかわりに、神幸祭のご神体の神功皇后を見ることができた。この像は、この間京博で開催されてい「神々の美」にも出展されていた。

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岩倉散策

野口孝子先生の御堂関白記講読会のお姉さまたちのフィールドワークに参加。
洛北の岩倉を歩く。天気もよく絶好のハイキング日和。
叡電の岩倉駅からまず訪ねたのは、岩倉の地名の由来にもなった磐座がご神体の山住神社。
結界がはられ、そばまでは近寄れないが、立派な磐座が鎮座している。
次は実相院。
久々に拝観した実相院は、お庭がとても新鮮だった。
自然を取り入れた(といっても計算されて取り入れられている)庭園と、枯山水の庭園の2つが楽しめる。
どちらも趣があって甲乙つけがたし。紅葉時は、また一段と美しいだろうなあ。紅葉の頃には夜間ライトアップもある。
庭園を楽しんだ後は、石座神社と大雲寺跡。
源氏物語に出てくる「北山のなにがしの寺」のモデルといわれる大雲寺。
かつては大きな寺院であったが、今は廃れる一方。
わずかながらに残る遺物に、大雲寺の面影をしのぶ。
石座神社でお弁当をひろげ、U先生より小野皇太后の山荘についてのレクチャーを聞く。
午後からは、解脱寺の閼伽井跡、小野皇太后の常寿院跡、朗詠谷を訪ねる。
(これらについては、探偵団の「岩倉に藤原公任を訪ねる」をご覧下さいませ)
かなりの距離だが、大勢でおしゃべりしながら歩くと苦にならない。
最後に長谷八幡宮へ寄る。
長谷八幡宮には初めて行ったが、とても清らかな雰囲気を残す神社だった。
苔の美しさが印象的。
今日の失敗は、デジカメを持って行くのを忘れたこと。とほほ。

晩は、野口ゼミの女子コン参加。
バリ風のお店で、おいしい飲み物、おいしい料理、楽しい話題で大満足♪
若者たちは、元気いっぱいで、それぞれが楽しんで生きている。良いことだ。

帰りに本屋さんへ寄って、日本史ブックレット『武士と荘園支配』、NHKカルチャーアワー「義経をめぐる群像」のテキスト、淡交社から出ている新撰京の魅力シリーズから出た『平家物語の京都を歩く』を買う。
終日、ご機嫌。大満足。
足だけが疲れた〜!と悲鳴をあげている。
がんばった足を、お風呂でモミモミしてあげよう。

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バザー大好き

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私はバザーが大好き♪朝から隣の学区のバザーへ行く。
地域柄、和装小物や浴衣なども格安で出されているのもうれしい。
さんざん物色して、両手いっぱい買い物。
犬たちへのお土産を買うのも楽しい。
今回は掘り出し物がたくさん。
シュタイフのテディベアが、50円という値がついていた。しかも新品。お店で買うと9000円くらいすると思う。
で、よくよく見るとtyビーニーの大きいぬいぐるみも100円〜200円で売っている。これも新品。
マックたちへのお土産はたいていUFOキャッチャーのぬいぐるみだったが、今日はtyビーニーの猫ちゃんたち。
さっそくマックは独り占め。クイールが近寄ると牽制して唸る。

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『清盛以前』表紙公開

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表紙画像を文理閣・黒川社長よりいただきました。
写真は、厳島神社の伝重盛奉納紺糸威鎧。
ふちと裏表紙は、青みがかった緑色です。

高橋昌明著 『増補改訂 清盛以前 伊勢平氏の興隆』
文理閣より近日発売。本体価格 4600円。

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追悼 星吉昭氏

シンセサイザー奏者、姫神の星吉昭氏が亡くなった。
謹んでご冥福をお祈りします。
享年58歳。若すぎやしませんか。
ライブ聴きに行きたかった。
今日は1番好きな曲、「大地炎ゆ〜秀衡のテーマ」を繰り返し聴こう。
初めて姫神の曲を知ったのは、NHK大河ドラマ『炎立つ』の中で使われていた「大地炎ゆ」。
ドラマの最後に流れるミニ紀行のテーマソングだった。
その後、平泉を旅行した時、どこへ行ってもこの曲が流れていたのを思い出す。

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『清盛以前』表紙がすごいらしい

今日は半日、商店街のお祭りのお手伝い。
ずっとラムネを売っていた。
子ども相手の商売だったので、シールをはがし、栓をあけなければならない。百本以上は開けたか。
昨日、ネイルサロンへ行って、きれいになったばかりの指先がああああ(T.T)

待望の高橋昌明著『清盛以前』(文理閣出版社 本体価格4600円)、表紙がすっごい!という情報をキャッチ★
明日か、あさってには、表紙の画像が届くので、平安京探偵団とこのブログで紹介するつもり。
乞うご期待!

ミネルヴァ書房よりの贈呈本『安倍晴明』が届く。もちろん、ダンナさん宛に。
はい。お決まりで、ダンナさんより先に読んでます。
ダンナさん作成の地図が使われているが、著者の方と面識はなく、ミネルヴァ書房さんからの掲載依頼だったので、内容については全く未知。
この地図の記号、○やら×の記号だったのを、絵記号にするようにアドバイスしたのはワタシだもん♪
ワクワク、ドキドキしながら読み始める。

晴明といえば、嵯峨の晴明塚に関することで、新しい情報を入手。
その内容は、ダンナさんの論文の中でふれるらしいので、発表後、探偵団の晴明の記事に加筆します。
いつになることやら。

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