笛のお稽古やり直し楽3回目

昨日は、ついてない日。
そういう日は、とことんついてなくて、原付なのに雨具を忘れた。
ずぶ濡れになり、家に戻ってから、笛の稽古へ向かう。

疲れはててヘロヘロ気分が、笛を吹くと、無心になれて、気分も上向き。
間違えずに吹き通せたならば、もっと気分よくなるのになあ。
なかなか2段へ進めないけれど、楽だけに、ゆっくりと楽しもう。

京都のお稽古場は、新しい入門者も増えて、人口密度が高くなってきた。

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土生八幡神社の四つ太鼓

月の道成寺の開演を待つ間に、地域のお祭りに出会う。
和歌山県日高川町の土生八幡神社の例大祭の宵宮で、獅子舞と、四つ太鼓の屋台と出会った。

矛とささらを手にし、頭には鳥兜をかぶったオニと、獅子。
個人宅の前にござを敷いて、太鼓と笛に合わせ、獅子舞を披露する。

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こちらは四つ太鼓の屋台。
腰巻きと法被姿の男たちが、屋台をかつぐ。

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屋台の上には4人の化粧をした男の子が乗り、太鼓を打つ。
男の子たちの化粧が印象的で、違う世界に迷い込んだような不思議な感じ。

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月の道成寺

先週末の土曜日、紀州道成寺へ、黒川能下座による能『鐘巻』の奉納を観に行って来た。

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安珍と焼けた鐘を埋めたと伝えられる安珍塚と、三重塔。

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黒川能の一行は、前日に、伊勢に奉納のために訪問し、翌日に、下座は紀州道成寺、上座は京都の金剛能楽堂に演能のために訪れたもよう。
ちょうどこの日は満月。
道成寺の境内で、月を愛でながら『道成寺』の原型である『鐘巻』を観る。
何が起こるか?想像しただけで、ワクワク、ドキドキしてくる。

…が、曇りがちな天気で、雨がポツポツ。
境内の舞台は、無惨にも目の前で、撤収されていった。無念。

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中学校の体育館での演能となる。
体育館の舞台とはいえ、たっぷり2時間の幽玄の世界に、しばしうっとり。
蛇体になった時の真蛇の面が、むちゃ怖かった。

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演能後は、王祇祭で見たように、舞台に装束を広げての片付けが始まった。

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ほぼ丸1日の強行軍。
境内で観ることができなかったのは、とても残念だったけど、道成寺の絵解きも聞けたし、安くて美味しいミカンも買えたし、何よりも能を堪能し、大満足。
ご一緒してくださったみなさま、ありがとう〜♡


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小鼓のお稽古笠之段5回目&長地

昨日は、小鼓のお稽古、笠之段5回目。
家での練習時、何度やっても後半で間違えてしまう。
や〜だ〜と思いながら、お稽古に向かう。
やっぱり最後まで打ち通せない。
あ〜、今日も次へと進めないな〜と思っていたら、「何度やっても同じだし次へ行きましょう」との師匠のおことば。
とほほほほ。
そして中之舞へと進む。
まず長地を覚えることから始まった。

う、打てない。すぐに覚えられない。
同じ注意を、何度も何度も、毎回毎回受ける。
頭では理解できても、手も掛け声も、思うようについていかない。
厳しくて怖いと評判の師匠が、あきれて笑ってしまうくらい、打てない。
私のお稽古の後、師匠の6歳になる息子のリンペイ君が、お手本をみせてくれた。
う、上手い。すごい。お見事。

他の方のお稽古が始まると、リンペイ君からの長地の特訓が始まった。
私に長地を覚えさせようと、何度も何度も長地の唱えをくり返してくれる。
それを私が言えないものだから、さらにヒートアップ。
結局、最後までできずに、「今日はもう帰るよ」と言うと、「お稽古嫌いか?好きやろ?ならやろう!」と稽古をうながすおそるべき幼稚園児。
次のお稽古までには、絶対に覚えてくる!とリンペイ君と約束した。

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極楽へのいざない@龍谷ミュージアム

龍谷大学ミュージアムで開催中の特別展「極楽へのいざない 練り供養をめぐる美術」がおもしろい。
平安時代中期、阿弥陀信仰が盛んになり、臨終に際して、極楽浄土から阿弥陀如来が菩薩・天人を従えて、迎えにやって来る来迎という教えがひろまった。
阿弥陀如来に迎えられたいという願いが形となって、迎講、練り供養、来迎会というその様子を再現する宗教行事や造形美術が生まれた。
たくさんの来迎図が作られた。貴族たちはその絵画の中に、自身を描かせた。
寺院では、二十五菩薩の来迎の様子を、等身大の菩薩を作り具現する。

特別展「極楽へのいざない 練り供養をめぐる美術」では、来迎図をはじめ菩薩面がずらりと並び、極楽浄土に紛れ込んだ気分。
印象深いのは、なんといっても大好きな滋賀の新知恩院の二十五菩薩来迎図(前期展示)。楽器を奏でる天人たちの描写がいきいきとしていて、音楽が聞こえてきそう。
私は今回の特別展で初めて知ったのが、岡山県の弘法寺の踟(ねり)供養。中が空洞になっている大きな阿弥陀如来像を人がかぶり、六観音の行列を迎えるそうだ。かぶりものの阿弥陀如来が展示されていたが、圧倒された。実際の行事をぜひとも拝見しに行きたい。

先週の連休中に、岡山の弘法寺の踟供養の実演と講演もあったそうだ。私は残念ながら仕事で行けなかったのだが、参加したお友達から、関信子著『千手山弘法寺踟供養』というステキなお土産をいただいた。弘法寺の踟供養の解説書で、練り供養とはどういうものかが、わかりやすく書かれており、とても勉強になる。というか、78ページという小冊子であるけれども、漢字にはすべてフリガナ、索引までついているとう丁寧さに驚いた。

ミュージアムシアターでは、「岡山・弘法寺の踟供養」「奈良・當麻寺の聖衆来迎練供養会式」「よみがえる幻の大回廊 ベゼクリク石窟」が、交互に上映されているので要チェック。

会期は今週末の10月20日(日)まで。どうぞお見逃し無く!

最終日の20日(日)には、泉涌寺の塔頭・即成院さんで、阿弥陀如来二十五菩薩お練り供養があります。併せて行くのもおススメ。

龍谷大学ミュージアムのwebサイトは→こちら

大串純夫著『来迎芸術 』(法蔵館)を読み返して、後期展にも行きたいな。
発行年を調べようとしたら、書庫に無い!
実家に置いてきてしまったのかなあ…とほほ。

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八瀬赦免地踊り その4

赦免地踊りのためのメモ

八瀬天満宮までのアクセス
●バス
京都バス16・17・18・19系統で「ふるさと前」下車。
帰りは、 四条河原町行 21時50分 国際会館駅行 21時33分が最終。
●自家用車
臨時駐車場あり。バス停「ふるさと前」横で、かなり広いスペース。無料。
八瀬の旧道には一般車両は入れなので注意。京都から行くと、そのまま新道を進んで、駐車場へ。

村のほぼ中心の八瀬小学校前に、八瀬童子会の宝倉があり、灯籠の行列は、そこで集合する。テントがはられ、赦免地踊りの解説書が置かれ、蕎麦や、おにぎり、飲み物なども販売されている。八瀬に着いたら、まずここで、今年の花宿の場所がしるされたチラシ・解説書をいただくのがおすすめ。
前年の灯籠の切り絵が、色紙に貼られて販売されていた。

八瀬童子、赦免地踊りについて参考になる本
宇野日出生著『八瀬童子―歴史と文化』(思文閣出版 2007)
猪瀬直樹著『天皇の影法師』中公文庫
京都文化博物館で開催された『八瀬童子 天皇と里人』展の図録
京都府教育委員会編『京都の民俗芸能』(1975)
京都市産業観光局観光課『京都郷土芸能誌』(1953)

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八瀬赦免地踊り その3

真っ暗な村の道を、灯籠の灯りが行進。幻想的。

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神社の鳥居をくぐり、馬場を進む。神社の石段にさしかかると、行列をととのえ、音頭取りが、道歌を謡いながら進む。

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天満宮の境内では、舞台の正面に櫓が設けられ、音頭と太鼓はその上にあがる。
灯籠着たちは、櫓のまわりをぐるぐると廻る。これを灯籠廻しという。この一連の所作がメイン。

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舞台では、新発地(しんぼち)による三番叟(私たちがイメージする三番叟とは違うもの)を皮切りに、踊り子たちの「潮汲踊」「花摘踊」、余興として長唄、地歌舞などが交互に演じられた。

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最後は、警固が灯籠を戴き、灯籠廻しが行われる。だんだんと早いペースになり、そのまま宿へと帰って行く。

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八瀬赦免地踊り その2

透彫りの切り絵模様の灯籠は、全部で8基ある。灯籠は、灯籠着(とろぎ)と呼ばれる女装した少年が、頭に戴く。
八瀬4町、それぞれに花宿があり、2基ごと出る。花宿では、見学者に酒やお菓子をふるまう。
時刻になると灯籠に火を灯し、村の中心地へと向かう。
村の中心地に集った、灯籠8基、踊り子、音頭取りは、行列して天満宮へと向かう。

花宿・豊田家。灯籠着くん。中学2年生とうかがった。

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花宿・三好家。出発するところ。

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灯籠着の介添えは、警固(けいご)と呼ばれる青年。

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踊り子は、小学生の女の子。少女たちの踊りは、昭和5年に復興されたもの。

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八瀬赦免地踊り その1

昨年の末から今年の初めに京都文化博物館で開催された、「重要文化財指定記念 八瀬童子 天皇と里人」展を鑑賞して以来、ダンナさんが、赦免地踊りの灯籠の美しさに魅せられた。
赦免地踊りを見学したいというダンナさんの強い希望で、昨日、行って来た。
毎年10月の体育の日の前の日曜に執り行われる。

赦免地踊り(しゃめんちおどり)とは、京都市左京区八瀬天満宮社の摂社・秋元神社の例祭に奉納される風流踊で、別名「灯籠踊」ともいう。

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詳しくは、八瀬赦免地踊りの公式ホームページで。→こちら


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本売りな1日@日本史研究会大会

今日、明日と、日本史研究会の大会が、京都産業大学で開催される。
大きな学会では、書籍展示販売があり、学会参加の研究者や学生さんに、出版社が直接販売する。
多くが2割引の学会特別価格となる。
歴史系の学会はたくさんあるけれど、私が勤める出版社は、日本史研究会だけ参加する。
のんびりと本売りな1日。
そして自分の所の売上以上に、他の出版社の本を買うというパラドックス。

今日、買った中で、本多健一『中近世京都の祭礼と空間構造 御霊祭・今宮祭・六斎念仏』(吉川弘文館)が、おもしろそう。早く読みたくてうずうず。やっぱり私はお祭りが好きなのね。

明日は、八瀬の赦免地踊りがある。車で行けるのかなあ?

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小鼓のお稽古・笠之段4回目と、笛のお稽古・やりなおし楽2回目

今日は、週末の学会での本売りの準備で、お仕事お忙しモード。
疲れた〜と思いながらも、アフターワークは、お稽古ハシゴ日なので、ウキウキ。
練習不足で、きっと上手く打てないし、上手く吹けないだろうけど、ワクワク。

小鼓は、笠之段4回目。
朝起きたらと、寝る前に、ポンポンと練習し、今日はなんとかクリアできるかなと思ていたけれど、甘かった。やっぱりなんとなくしか覚えておらず、師匠の前では自信が無くて、ついつい手が止まってしまうし、元に戻れない。とっさに唱えが出てこないし、何度も同じ所でつまづく。
師匠には、同じ所を、何度も何度も謡わせて、本当に申し訳ない。
お稽古の後に、師匠の息子さんが、見本に打ってくれた。お見事。
次回までには、謡と唱えを確実に覚えること。

失意のうちに、笛のお稽古へ。
こちらは楽(ラクっていうコトじゃなくて、ガクです)。小鼓以上に練習不足。
空き地だった隣に家が建ち、休みの日中しか笛の練習ができなくなったんだと、自分へいいわけ。
唱歌を覚えてないので、なおさら吹けないし、指がもつれる。

これ以上の老化防止に、小鼓も笛も、とにかく覚えよう。
1日のうち数回、それぞれ通して唱えること。

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古墳ゼリー

先日、奈良にちなんだ雑貨をあつかうフルコトさんへ行って来た。

奈良のきたまちにある古民家の2階の小さなお店。
その小さな空間には、考古学好き人間の心をくすぶる品々が満載。

古墳クッションや、古墳椅子、古墳のアクセサリーなどなど、欲しいものがいっぱい。

とりあえずプラスチック多目的古墳カップ「こぷん。」と、「発掘調査ミニスプーン」を、古墳時代が専門の考古学者であるダンナさんへお土産に買った。

さっそく作ってくれたのだけれど、後円部が高すぎて、平行に置けなかったとのこと。
顛末は彼のブログhappy02

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中に干しぶどうを被葬者に見立てて埋葬し、埴輪を立ててと、妄想が広がる。
でも小さいので、食べるのは一口だけど(笑)


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京観世岩井家の歴史

昨日から、京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センターの平成25年度後期でんおん連続講座「謡を楽しむ文化-京観世とその周辺」が始まりました。
それに関連して同時開催しているのが、「 展観:京観世岩井家の歴史」です。
日本伝統音楽研究センター7階展示スペースで、展示されています。
同センターのWEBサイトに、詳細な案内がありますので、ぜひぜひ!
弟子入りするときの起請文の案文とか、面白かったです。

WEBサイトから、以下引用いたします。

京観世岩井家の歴史

京都において観世流の謡を伝えてきた主要な家のひとつに岩井家がありました。明治時代、能役者としての岩井の芸の系統は、大西家や大江家等の弟子家に引き継がれましたが、その後も京都の謡の「五軒家」のひとつである岩井の謡は、素謡を楽しむたくさんの素人を生み出し、昭和の中頃までは、「岩井派/岩井流」をなのる素人の謡い手も存在していました。いわゆる「京観世」の謡の様式や、近代の京都における謡の普及を考える際、岩井家、そしてその弟子たちの活動を辿っていくことの意味は決して少なくありません。  
この度、日本伝統音楽研究センターは、岩井家後裔の岩井弘氏(本学美術学部名誉教授)より、岩井家に現存する文書や伝書類の寄贈を受けました。寄贈いただいた資料の中には、謡の指南家としての岩井、宗家との取次の家としての岩井、そして能楽の技法そのものの伝承者であった岩井、謡の理論家であった岩井など、江戸中期後期の岩井家の幅広い活動を示す資料が含まれています。  
日本伝統音楽研究センタ―「京観世の記録化」プロジェクト研究会では、代表的な資料をテーマごとに分け、解題を付して展観を行います。展観を通じて、岩井氏のご好意に感謝の気持ちを表したいと思います。(大谷節子・藤田隆則)

昨日は、大谷節子先生による「岩井七郎右衛門家と岩井家蔵書」と題した講義がありました。
興味深かったのは、江戸時代の門人帳によると、京都に限らず、弟子が全国に広がっていたこと。
直弟子によって、地方へとまた弟子がふえ、京都流の謡がひろがっていたことになるのかなあ?
禁裏御用の謡が、ひとつのステータスとしてあるのかなあと考えると、おもしろい。

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2013年日本伝統音楽研究センター公開講座「西浦田楽」

今年の京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センターの公開講座は、「西浦田楽(にしうれでんがく)伝承の現在と未来」です!
チラシができあがったようですので、アップいたします。楽しみ、楽しみ♪

西浦田楽(にしうれでんがく)とは、毎年旧正月18日、浜松市天竜区水窪(みさくぼ)町西浦で、夜を徹して行われる観音の祭のことを言います。中世の芸能を感じることができる貴重な芸能です。
私は、今年の西浦田楽へ見学に行ってきました。見学記を8回にわけてアップしているので、ご参考に。

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【日時】平成25年11月9日(土)午後2時〜午後6時(午後1時半受付開始)
【場所】京都芸術センターフリースペース(京都市中京区室町通蛸薬師下ル)
【参加費】1,000円
【定員】150名(要予約)
【内容】企画構成 藤田隆則(日本伝統音楽研究センター教授)
●学術講演
細馬広通(滋賀県立大学)「西浦田楽の時空間と身体」
菅原和孝(京都大学) 西浦田楽の伝承および身体技法の変容
●祭の奉納
能衆(西浦田楽保存会)
地能 庭ならし・獅子舞・麦つき・田うち・水口・高足もどき・鶴の舞・出体童子・鳥追い・早乙女・田楽舞
はね能 しんたい・くらま・猩々・弁慶

※申込は、はがき・FAX・電子メールのいずれかの方法により、京都市立芸術大学教務学生支援室(事業推進担当)まで。詳しくは、京都市立芸術大学のWEBサイトで確認してください。

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興福寺塔影能『谷行』

初めて、興福寺塔影能へ行く。
塔影能とは、東金堂の本尊・薬師如来に能狂言を奉納する恒例行事で、毎年、興福寺境内で開催される。
残念ながら今回は、雨が降る確立が高く、奈良文化会館での演能となった。

『谷行』は、初めて観る曲。
ワキ方と子方が活躍する曲で、一言でいうと、スペクタルな劇的な能。
ワキは大好きな宝生閑師。子方はお孫さんの宝生尚哉くん。宝生欣哉さんも出ているので、三代揃いぶみ。
宝生閑師、お元気になられて良かった。
宝生尚哉くんの演ずる松若が、峰入りした後に病気になり、阿闍梨役の宝生閑師の膝枕で休む場面。
谷行を行わなければならず、別れを惜しむ場面。
ホロリとさせられた。

観世流には、後場に役行者が登場しないのだけれども、今回は味方健先生が、役行者役でご出演。
何よりそれが楽しみだった。
健先生、むっちゃカッチョ良かったheart02
後場のシテは、やはり役行者ですよ。
面は、片山家の鷲鼻悪尉であると、健先生に後日にお聞きした。

谷行(たにこう)とは、「修験者が峰入りの時、同行の者に病人があれば、掟によって谷に突き落として行くこと」と、日本国語大辞典にもあるけれど、実際にそういう掟があるのかしらと気になってしょうがない。

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奈良の休日

昨日、興福寺塔影能へ行って来た。
塔影能とは、東金堂の本尊・薬師如来に能狂言を奉納する恒例行事。毎年、興福寺境内で開催されている。
残念ながら今回は、雨が降る確立が高く、文化会館での演能となった。能については次の記事で。

朝から奈良へと出かけ、能つながりのお友達と一緒に、東大寺の転害会の日に特別開扉される東大寺勧進所で、僧形八幡神坐像、五刧思惟阿弥陀如来坐像、公慶上人座像を拝む。
僧形八幡神坐像は、いくどかお目にかかっているが、やはり東大寺でお目にかかるのが一番。
五刧思惟阿弥陀如来坐像は、独特のお姿に、やはり圧倒される。
お位牌に、右大将源頼朝のお名前を見つけた。東大寺の大檀越だものね。
天蓋の浮彫り天女が美しかった。いつの時代のものだろうか?

ランチは、東大寺戒壇院裏の工場跡さん。
乳酸菌飲料を製造していた工場建物をリノベーションしたカフェ。
木造のステキな空間。隠れ家を見つけた。

ランチの後は、奈良にふさわしい雑貨をそろえたフルコトさんへ。
ダンナさんへのプレゼントに、古墳クッションを注文。
古墳ピアスと、古墳のプリン型、発掘スプーンもお買い上げ。

その後、お友達の車で、薬師寺へ向かう。
お目当ては、東塔水煙降臨展(~11月30日)。
飛天が舞い飛ぶ姿を、手が届く距離で見ることができるのは、またとない機会。
どんな音色を奏でているのでしょう。
水煙フィギュアもゲット。
白鳳の観音さまにお会いするにも久しぶり。
びっくりしたのは、小倉遊亀の描いた天武天皇・持統天皇・大津皇子の絵像が、大講堂内に飾られていたこと。
薬師寺サイトを見ると、近く天武忌があるためのようだ。

ご一緒していただいたそうびさん、光さん、ありがとう〜!

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小鼓のお稽古 笠之段(芦刈)3回目

小鼓のお稽古、芦刈3回目。
今日は、完璧とはいえないけど、なんとかクリアして次へ進む気満々だった。

なのに…

一カ所間違えると、次の手がでてこず、打てない。
同じ所で何度もつまずき、打てない。
焦ってコミがとれずに、打てない。
汗が吹き出て気になって、打てない。
あまりにもできないので、自分でもおかしくて、つい笑ってしまい、打てない。

でも鼓を打っていて、良い音が耳元に響き、指に振動が伝わると、薬師丸ひろ子風に快感〜と顔がゆるんでしまう。
プの音、チとタの音が、うま〜くハマると気分も高揚してくる。
これで間違えずに打ち通せたら、どんなに気持ちが良いだろうか?

お稽古の帰り道、流し、トリ、ツヅケと、頭の中がグルグル。

夜は、近所の商店街のおまつりで、夜店がでる。
さざえのつぼ焼き、焼き鳥、スジ煮込み、鯛のあら炊き、イカ焼き、生ビールを買って帰り、家の前にテーブルと椅子を用意して、夕涼みしながら一杯。ささやかな幸せ。

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日本の古典芸能3『能 中世芸の開花』

観世流シテ方味方健先生の、役者が読む世阿弥・伝書を読む会も25期を終え、次回からは26期となる。
現在読んでいるのは、『風姿花伝』。

タイトルの本『能 中世芸の開花』は、1970年に平凡社から出版されたシリーズ日本の古典芸能の1冊。
藝能史研究會編で、味方健先生が、「猿楽能の展開」「能の演出」を執筆されている。

次の週末の日曜日、奈良の興福寺で、塔影能が開催される。その演目が能『谷行』だ。
観に行くつもりなので、その予習のため、『谷行』の演出について書かれている本書を読んだ。

読みながら強く感じたのは、健先生の伝書を読む会の講義を聴いているようだということ。
健先生の伝書を読む会に参加しようと思われる方、参加されている方は、ぜひ一読をおすすめいたします。

能『谷行』では、元来観世流では、役行者は登場しないのだけれど、今回の塔影能では、健先生が役行者役となって出演されます。ワクワク。

どうぞ役行者の験力をもって、雨が降りませんように。中止になりませんように。
おん ぎゃくぎゃく えんのうばそく あらん きゃ そわか


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ヨガは楽しい

京都市の某施設主催の、ヨガ講座に、まる1年通い、2年に突入した。
ガン手術後、動きにくくなっていた手のリハビリにと始めた。
35人の参加者に講師のインストラクターが一人という講座なので、ポーズ(アーサナといいます)について、丁寧には学べず、見よう見真似で、ポーズが正しいかどうかわからないままに身体を動かしてきた。

固い身体が少しづつ動くようになると、面白くなってきて、もっと知りたい、もっと深めたいという気持ちが強くなり、別の教室へ通い始めた。
ヨガの団体が主催する少人数のクラスで、今日で2回目。
10人ほどの生徒に、講師のインストラクターが2人。
ポーズを丁寧に教わり、一人一人のポーズを直してくださるので、今まで自分がやってきたポーズってなんだったの?と、目からウロコ状態。
そしてチャクラや、プラーナなどなどの、ヨガの本に出てくる単語が飛び交い、気分はインドのヨガ行者見習い。
ヨガにもいろんな流派がある。
ラージャヨガという瞑想に重きをおくヨガ講座なので、最終的に呼吸と瞑想を学ぶこととなる。
禅の座禅とも通じる瞑想は、以前から興味があった。

いくつか習ったポーズの中で、できないポーズがいくつかある。
まず立ち木のポーズ。
まっすぐに片足立ちとなり、両手も上方へ伸ばし、合掌する形。
グラグラとバランスを崩し、すぐに足がついてしまう。
4回に1回くらいは、成功するのだけれども。

習った中で、いまだにできないポーズが、鋤のポーズ。
仰向けになって、両足を伸ばしたまま床に垂直になり、さらにその足を腰から持ち上げて、頭の上の床の方へともっていく形。
ほとんどの人ができるのに、私の足は床に垂直になったまま。腰が自分であげられない。弾みをつけたらあがるのだけど…
人生で1度も逆上がりができないことと関係があるのかなあ。
WEBで検索していたら、60代以上はできない人が多いとあったけれど、老化かなあ…

身体と心の健康のためになる趣味と出会えた。
妄執や執着にとらわれているわが心を、ヨガによって解放することができるか、乞うご期待。

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片山九郎右衛門講演会能『姨捨』

今日は、片山九郎右衛門講演会能。

能『姨捨』を観るのは、今回で4回目。
2時間半余りという演能時間だったが、そんな長さを感じさせずに、あっと終わってしまった。

前シテの唐織は、とても上品で美しく、凛とした女性。
後シテは、白一色で、老女といった雰囲気ではなく、透明で崇高な感じ。
そして静かな舞は、恨みや悲しみを超越して、月と同化してみせた。

好きな囃子の先生方だったので、心地よく耳に残り至福。


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