DVD 能楽師

能観世流シテ方・関根祥六・祥人親子を取材したドキュメンタリー映画のDVDをみる。

おもしろかった!
60分という短い時間の中だが、道成寺の乱拍子を稽古する姿、お弟子さんに稽古をつける姿、プライベートな姿、舞台の姿、父子の対談、あいまに世阿弥の風姿花伝の原文の朗読などもはさみながら盛りだくさんな内容。盛りだくさんと言っても、ごっちゃ煮的な印象はなく、簡潔にまとめられ、能を伝えていくという緊張感が伝わってくる映像だ。

わたしは、生での関根祥六師の舞台も、祥人師の舞台も観たことがない。
来年こそは、ぜひぜひ観たいものだ。

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監督・製作:田中千世子
出演:観世流シテ方関根祥六:関根祥人
朗読:佐野史郎

英語 仏語 中国語の字幕入り。

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黒川能のカレンダー

例年、自分の部屋のカレンダーは、奈良の仏像カレンダーと決めていた。
でも来年は、黒川能のカレンダーにしようと思う。

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仕事場宛に送られてきた黒川能カレンダーをみて、一目惚れ。さっそく注文。
1部1300円。王祗会館へ申込むと、送ってもらえる。

いつかは行きたい黒川能。
でも京都からは遠い。

カレンダーを入手するにはこちら

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芸術活動への支援削減は許せない

たしかに景気は悪く失業者も増え、多くの問題をかかた日本は疲弊しています。しかし世界でも有数な経済大国である日本が、文化芸術を大切にしないのは明らかに間違っています。

文部科学省で、今回行政刷新会議の事業仕分けの対象となった事業について、広く国民から意見を募集しています。その締切が明日12月15日(火)まで。
文部科学省の該当ページはこちら

文部科学省に反対の声を届けて下さい
15日までに、2通のメールを下記へお送り下さい。
メール送り先: nak-got@mext.go.jp 中川正春様、後藤斎様

事業番号、事業名と削減、撤廃に対する反対を明記して下さい。

1通目は
 ①日本芸術文化振興会への文化庁交付金への圧倒的な縮減(助成金の大幅削減) 反対!ということで

事業番号:3-4-(2)
事業名:文化関係1-独立行政法人日本芸術文化振興会
※『優れた芸術活動への重点的支援の削減に反対します』 と文章に入れていただきたいです。

2通目は
②本物の舞台芸術体験事業からの国の撤退(いわゆる学校派遣の実質廃止)反対!ということで

事業番号:3-4-(4)
事業名:文化関係1-独立行政法人日本芸術文化振興会 子どものための優れた舞台芸術体験事業 (旧「本物の舞台芸術体験事業」)
※『本物の舞台芸術体験事業の削減・廃止に反対します』と文章に入れていただきたいです。

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週末の追っかけ

週末の師匠の追っかけメモ。

巻絹@杉浦定期能(京都観世会館)
シテ:杉浦悠一朗 シテツレ:河村浩太郎 ワキ:有松遼一 アイ:茂山良暢 地頭:林喜右衛門
笛:左鴻泰弘 小鼓:林大和 大鼓:谷口正喜 太鼓:前川光範

味方健先生の百周年記念能のチケットを買っていたので、あきらめていたが、時間的に大丈夫そうなので出かける。だって杉先生の会の三輪を観てからというもの、私の頭の中はずっと神楽がグルグルなんだもの。師匠の神楽を聴いてもっとグルグルしたい。

ロビーで、姉弟子のあひる姉さんに遭遇!ご同伴のお友達は、前からお会いしたいと思っていた方。紹介していただけて、うれしい♪

シテの杉浦悠一朗師は、後から聞くところによると高校生だそうな。
将来が楽しみ。要チェックとメモしておこう。

師匠の笛で特に好きなのは、神楽、天女が舞い降りる時の下り端、神舞とかの神サマ系。堪能、堪能heart01

巻絹は、和歌による利生譚。和歌が読めないとダメですなあ。
そういえば、『吾妻鏡』の中にも、和田合戦で捕らえられた武士が、死刑にされる前、和歌を天神社に奉納したところ、その和歌を見て将軍源実朝が、罪を許したという話しがあったような。

鉢木@林定期能(京都観世会館)
シテ:河村晴久 ツレ:河村晴道 ワキ:江崎敬三 ワキツレ:和田英基 是川政彦 松本義昭
アイ:茂山忠三郎 山口耕道 地頭:味方健
笛:左鴻泰弘 小鼓:荒木賀光 大鼓:河村大

「鉢木」は、能にはまるずっと以前から観てみたいと思っていた曲。とても楽しみにしていた。
内容は、執権北条時頼の廻国伝説をベースしたもので、「いざ鎌倉」となれば、すぐに鎌倉へと馳せ参じる鎌倉武士の姿と、それに誠意をもってこたえる為政者の姿が描かれている。これは室町以降の武士の理想的な姿をあらわしたものなんだろうと思う。

解説に、時頼は水戸黄門のようなキャラクターだとあるが、まさにそんな感じ。日本人が昔から大好きなパターン。スカッとするもの。終わりに男舞を舞ってくれたら、もっと気持ちいいのに!

前場の登場人物が、誰もいなくなってしまうので、能というよりも、お芝居を観ているように錯覚してしまう。ワキの江崎敬三師が、かっこ良く時頼を演じていたし、シテの河村晴久師も、直面で鎌倉武士そのもだったし。

ここのところ装束ばっかり気になるというか、好きなの。
前シテの素袍の文様、雪輪の中にタンポポがキュート♪

早笛、竜神や怨霊とかの登場に比べて、とてもゆっくりした感じ。

歴史の師匠である野口実先生に教わったところによると、「いざ鎌倉」は、鎌倉時代の文献には出てこない言葉で、鉢木のストーリーが一般的に流布した江戸時代に広まったものだという。鎌倉武士の実像も、もっとドライで合理的なもの。

あ〜、能っておもしろい。
イマジネーションとコミュニケーションできる(昨日の西野春雄先生の講演でのおコトバ)

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通盛@世阿弥伝書発見刊行百周年記念能

1909年、吉田東伍が『世阿弥十六部集』を刊行して、世阿弥の実在を世に知らしめた。ちょうどその年から今年は100年目。世阿弥伝書発見・刊行百周年記念能を、味方健先生が大江能楽堂で主催された。能は、「晴れの申楽に通盛したきなり」と世阿弥が言った、「通盛」。

能の前には、法政大学名誉教授の西野春雄先生による講演〈「晴れの申楽に通盛したきなり」ー世阿弥と通盛〉があった。世阿弥の作の能のことなどを、短い時間に分かり易く説明された。

能「通盛」
シテ:味方健 ツレ:味方玄 ワキ:村山弘 ワキツレ:小林努 間:茂山忠三郎
笛:森田保美 小鼓:吉阪一郎 大鼓:河村大 太鼓:前川光範

味方健先生らしい演出が何点かあり、それがとってもしっくりときていてお見事と拍手したい。

1番大きな点は、前場のツレの姿。現在の演出では、後場の若い女姿で出てくることが多いが、水衣の姥の出立ちで登場。老翁と一緒に中入りして、小宰相局の姿で登場する。そうする方が、謡にも合っているし、視覚的にも劇的で断然面白い。

前場、小宰相局の最期を語って、海に飛び込む場面、小鼓と大鼓がすっごく良かった。

後場の小宰相局の装束の、美しいことったら!納戸色かなあ?浅葱色かなあ?縹色?っぽい大口、白地に団扇の中に花が描かれた大柄な文様の壷折で、その下は、瑠璃色ぽい地に銀で葵の文様。

あ〜能って、楽しい。

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若冲ワンダーランド@MIHO MUSEUM

MIHO MUSEUMの秋季特別展「若冲ワンダーランド」へ行って来た。
会期が12月13日までだったので、ギリギリで駆け込み。
最近、発見されて初公開の「象と鯨図屏風」、ゾウの目がなんともいえずユーモラス。
若冲、やっぱりおもしろいわ!

MIHO MUSEUMは大好きな美術館のひとつ。まさに桃源郷へ来た感がある。

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なかでもストランのおにぎり膳は、大のお気に入り。自然農法で栽培された食材のみを使用されており、やさしく安心な味。うちの食事もかくありたい。
喫茶の紅茶も、すっごく美味しいの。期間限定の、象と鯨図屏風にちなんだスイーツを食べる。
帰りにはレストランで天然酵母のパンを買うのも忘れてはならない。

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小鼓の神サマ

わが家で、小鼓の神サマと呼ばれている、土人形。

Book20

寺町通りのキモノのアンティークショップで見つけて、わが家にお越しいただいた。

花にいとふ風能の本棚小鼓の神サマ

能グッズのコーナーに、能トランプも更新♪
能の音楽その1には、レコードジャケットの画像をアップ。収録曲は、準備中(汗)

平安京探偵団の中で、訂正しなければならない地図を差し替えようとするのだけど、できない。とほほ。
来年は、10年目になるので、マックの部屋とともに、真剣にリニューアルを考えねば…

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三輪@杉市太郎三十三回忌追善能

杉市太郎三十三回忌追善能へ行く。
開演が5時で、開場は4時半。4時過ぎに行ったら、すでに長蛇の列!

能「三輪 白式神神楽」
シテ:片山九郎右衛門 ワキ:福王茂十郎 間:茂山忠三郎 地頭:片山清司
笛:杉市和 小鼓:曽和博朗 大鼓:河村総一郎 太鼓:前川光長

はじまり、後座に、杉市和・信太朗、曽和博朗・尚靖、河村総一郎・大、前川光長・光範と、囃子方が並ぶ。
子、孫へと、つないでいく世界なんだと、あらためて思い、妙に感心。

白式神神楽の小書がつくものは、初めてみる。
三輪明神、白一色の出立ちは、静謐そのもの。
舞台の正先に座って榊を振る姿、神楽を舞う姿、本当に神サマかと思った。
岩戸隠れの場面、おもしろい。

番組の解説に「スリ拍子」とあったが、どの部分をさすのかわからないのが悔しい。修行が足りませぬ。

pencil自分用のメモ
前シテの装束…浅葱色の地にタンポポの文様と縞に桐の文様の段違いの唐織。手には水桶と数珠。
後シテの装束…衣紋付の単狩衣(白地に雪輪の文様に、金と銀の縞の箔)。白大口。手にはシデがついた榊。髪は喝食みたいなの。
面は、一緒だったのか違うのか?前シテは、中年だったけど、後シテは、愛らしくみえた。

ブログを書くBGMは、もちろん杉市太郎師の「豊後下り端」(能楽囃子体系に収録されている)

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屋島@テアトル・ノウ

先週、味方玄師の主催するテアトル・ノウへ行って来た。20回を重ねる今回は、「屋島」弓流 那須語。
とても感動。シテはもちろん、ツレもワキも囃子も地謡も、アイも、すべてが良かった。終了後は、ため息ばかり。
何に、どう感じ、どう感動したのか、ブログに書き留めておこうと何度も書きかけるのだけれど、その度にまたため息。

書かないとブログが続かない!と、がんばるけれど、やっぱり書けない。
目を閉じると、玄師の義経の戦語りがよみがえる…

まっ、そんな時もあっていいか。

修羅能好きであることを自覚。カケリ、大好きheart01

能「屋島」弓流 那須語
シテ:味方玄 ツレ:橋本忠樹 ワキ:宝生欣哉 アイ:茂山千五郎
地謡:片山清司 武田邦弘 青木道喜 片山伸吾 古橋正邦 河村博重 分林道治 梅田嘉宏
笛:杉市和 小鼓:吉阪一郎 大鼓:河村大

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週末の観能メモ

金曜日、抗がん剤3回目の投与。副作用が、今まで1番最悪。

金曜日
●歳末能
舞囃子「融 酌之舞」
井上裕久 笛:左鴻泰弘 小鼓:竹村英雄 大鼓:吉坂一郎

せっかくの歳末能だったけど、午前中、抗がん剤投与のため、フラフラであえなく最初の舞囃子だけで退場。残念無念(涙)
でも笛は師匠で、シテは井上裕久師だし、完全に夢心地で陶酔heart01
酌之舞の小書がついた笛は、どんな構造になっていたのだろう?

土曜日
●井上同門定期能
朝から絶不調だったけど、せっかくお友達からいただいたチケットだし、師匠の笛heart01も聴きたかったので、途中から。なんとか「葛城」に間に合う。

能「葛城 大和舞」
シテ:吉田潔司
笛:左鴻泰弘 小鼓:竹村英雄 大鼓:谷口有辞 太鼓:井上敬介

ギリギリに到着したので、2階席から観る。
大和舞の小書がついているので、雪山の作り物がでた。
後シテの天冠が蔦が紅葉したのが飾られていて、白衣に映えて美しい。
大和舞の小書がついて序之舞が神楽になる。

能「邯鄲」
シテ:浅井通昭
笛:左鴻泰弘 小鼓:吉坂一郎 太鼓:石井保彦 太鼓:井上敬介

浅井通昭師の廬生は、今まで観た廬生のうちで1番わたしの廬生のイメージに近いかも。
一畳台ギリギリで舞う姿が、今のワタシの人生みたい。

●能の世界に誘う夕べ
NPO法人京都文化企画室による催し。
能「経正」
味方團
笛:竹市学 小鼓:曽和尚靖 大鼓:河村大
地謡:味方玄、吉浪壽晃、河村和貴 名前を知らない若い人(番組には載っていなかった)

演能の前に呈茶あり。
長唄から始まり、京都市長の挨拶があり、能の解説があった。
最初は、味方團師による装束の着付け解説。今までも装束の着付け解説をみたことがあるが、事細かくおもしろおかしく解説しながら、実際に着付る様を再現してくださった。河村和貴師との絶妙のやりとりがおかしみをます。モデルは、梅田嘉宏師。胴着だけの姿がチャーミング。
次に、囃子方3人による囃子の解説。竹市学師の笛の筒の蒔絵がステキheart01折鶴?
最後に、吉浪壽晃師による能と経正の曲の解説。短い時間に、分かり易くまとめられた。

さて「経正」、短い曲でシンプル。修羅能と言っても、とてもキレイな印象で大好き。
今日の面は「十六」。装束ともピッタリ合っている。味方團師らしい舞姿。
竹市学師のカケリは、京大観世能で聴いた師匠のカケリとは、当然だけど全く違う。 
いろんな笛方さんのカケリが聴いてみたい。

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図書館を利用しよう!

先日、借りたい本があって、醍醐中央図書館へ出かけた。
醍醐中央図書館は初めて行く。ソファーでくつろぎDVDを見ている人がいる。開架で、DVD、CDがたくさん並べられていた。
へぇ〜と思いながら、棚を眺めていると、欲しいけど高くて買えないというDVDが並んでいて、おまけに借りれる!しばらく通いつめそう。
とりあえず「日本の伝統芸能の魅力② 能・狂言」と「能のすべて 能の音楽」の2本を借りてきた。
いずれも学校の授業で流す教材だけど、「日本の伝統芸能の魅力② 能・狂言」には、片山九郎右衛門、宝生閑の「羽衣」、大槻文蔵の「船弁慶」、茂山千作、茂山千之丞、茂山忠三郎の「蝸牛」が、超ダイジェスト版ながらみることができる。
次回は、「世阿弥の能」「能楽師」を借りたいな。

花にいとふ風の能の音楽その1、その2に、画像を追加。

花にいとふ風能の本棚能の音楽その1能の音楽その2


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豆人形の能舞台

アンティークショプで、豆人形の能舞台を手に入れた。
わが家のリビングで、能「舟弁慶」上演中!

Book16

人形の大きさは、豆粒くらい。

花にいとふ風の能の本棚に、能グッズコーナーを新設。
個々の写真も載せているので、おヒマな時にどうぞ!

花にいとふ風能の本棚豆人形の能舞台

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野口傳之輔喜寿記念能と囃子の会

大阪でご活躍なさっていらっしゃる森田流笛方野口傳之輔師の喜寿記念 能と囃子の会へ行って来た。
喜寿記念とあるだけに、出演者も豪華絢爛で、いっぺんに観るのはもったい。

舞囃子「絵馬」
山本章弘 大西礼久 浦田保親
笛:左鴻雅義 小鼓:上田敦史 大鼓:辻芳昭 太鼓:中田弘美

師匠のお父さまの笛。
おめでたい舞台なので、キレイな蒔絵の筒。そちらばかりに目がいくワタシって…

一管「豊後下り羽」 森田啓子
女性の笛方さんが、笛を吹く姿、とても勉強になる。
指の押さえ方、吹き込む口元ばかりみていた。

能「鷺」
梅若玄祥 大西智久 福王知登 善竹忠一郎 
笛:野口亮 小鼓:荒木賀光 大鼓:守家由訓 太鼓:三島元太郎

初めて観るのでワクワク。
もっと鷺なのかな〜と(動物的だと)想像していたのだけれど、粛々としているんだ。
全身白一色の玄祥師、似合ってた。シテのセリフって、二言なんや。
鷺乱、初めて聴く。

狂言「蝸牛」 茂山七五三 茂山宗彦 茂山逸平
休憩いれないと、もたないので、みてない。ごめんさい。来年の春秋座で観ます。

能「景清 松門之会釈」
大槻文蔵 赤松禎英 武富康之 江崎金治郎
笛:野口傳之輔 小鼓:久田舜一郎 大鼓:山本孝

こちらも初めてでワクワク。
平家好きなワタシにとっては、見逃せない能。
平家諸本によって景清の最後がどうなったかは違うし、能の中では、景清伝承がベースになっている。
松門之会釈がよくわからなかった。もっと予習していくべきだった。とほほ。
大槻文蔵師のほかの舞台も観てみたい!と強く思う。
傳之輔師、喜寿というと77歳。お姿もお笛も、そのお歳にはみえない。

一調一管「安宅」 長山禮三郎 森田徳和 清水晧祐
森田徳和師の笛は初めて。音色が高音に聴こえる。
とっても男前heart01

能「道成寺」
観世清和 福王茂十郎 善竹隆司 善竹隆平
笛:斉藤敦 小鼓:大倉源次郎 大鼓:山本哲也 太鼓:上田悟

観世宗家の乱拍子をじっくりみたいと、中正面の正面よりの前から3列目の端の席。私にとってベストポジションheart01
白拍子の装束は、鶴菱文様(だと思う)の唐織だけど、とても淡い色遣いで、地はクリーム色。その下は、薄いグリーンの鱗文様。で、黒地の丸尽しの縫箔。それが蛇になると、黒地の丸尽しの縫箔が、白地の丸尽しの縫箔にかわってた!薄いグリーンの鱗文様も別の色に!(って、何色だっけ)
観世清和師は、やっぱり家元、オーラがすごくて、ぐんぐんと引き込まれてしまう。
斉藤敦師の披きでもある。緊張気味な面持ち。後見には師匠の傳之輔師。印象的だったのは、急之舞がとても丁寧であったこと。
鐘を吊るした茂山宗彦師と松本薫師の手際の良いことったらお見事。

至福の時を過ごしたけど、体力も気力も使い果たした。
帰りの電車の中では、しばらく能を観なくてもいいと思う。
しばらくはおとなしくしていよう。

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松風@春秋座

京都芸術劇場は、2001年に京都造形芸術大学内に開設された、大学が運営する劇場だ。
歌舞伎の上演を想定してつくられた大劇場の春秋座、現代演劇・ダンスの上演を想定してつくられた小劇場のstudio21の2つの舞台がある。

今日は、春秋座で開催された「春秋座 ―能と狂言」に行ってきた。

プレトーク〈 「松風」という能〉
松岡心平(能楽研究、東京大学大学院教授)
渡邊守章(京都造形芸術大学舞台芸術研究センター所長)

う〜ん。好みだろうけど、必要ない気がする。

狂言「昆布売」
シテ:茂山七五三
アド:丸山やすし

平家節や小歌節とか踊り節なんかがでてきて、にぎやかで楽しい。狂言には、平家節がたまに登場するんだ!

能「松風」
シテ:観世銕之丞
ツレ:梅若晋矢
ワキ:殿田謙吉
笛:藤田六郎兵衛
小鼓:大倉源次郎
大鼓:亀井広忠
後見:柴田稔、清水寛二
地謡:片山清司、梅田邦久、橋本雅夫、青木道喜、味方玄、吉浪壽晃、分林道治、味方團

歌舞伎スタイルの劇場なので、橋懸かりは花道だし、とても広い舞台の空間だし、もちろん照明もあるし、どうなるのだろうと思っていたが、すべてが見事に演出されていた。特に照明、舞台を邪魔せずに成功していたように思う。

観世銕之丞師がシテの舞台は、初めて観る2回目。
まあ、なんて美しいんだろう!まるで動く歩道にでも乗っているかのように、上体が微動だにせずに進んでいく姿、舞う姿、シオル姿。目が離せない。声もステキ。
好きな能楽師さんがまた増えた。

六郎兵衛師の笛にも胸がキュンキュンheart01

情景が目に浮かぶ詞章、月の光のもと汐を汲む美しい亡霊、恋人を思い形見の装束を身につけて物狂う様子。
「松風」がなんで人気があるのかが、よくわかった。


来年、2010年2月20日、春秋座で「春秋座狂言立ち合い」という公演がある。
和泉流の野村万作、萬斎の一座と、大蔵流の茂山千五郎家の一座による立ち合い狂言。「三番叟」(和泉流)と「三番三」(大蔵流)、狂言「蝸牛」を競演する企画で、昼の部と夜の部で、それぞれが交代して演じる。
野村萬斎さんの「三番叟」、今から楽しみ♪
笛は、萬斎さんの「三番叟」が一噌幸弘さんで、茂山逸平さんの「三番三」が杉信太朗さん。笛大好きなワタシ、この聴き比べも楽しみ♪
小鼓は、大倉源次郎、吉坂一郎、上田敦史。大鼓は、亀井広忠。

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能舞台

能舞台の平面図を、イラストレーターで書いてみた。
お絵描きは、すっごく楽しい♪線が歪んだ所があるけどご愛嬌。
昔の能舞台の平面図を見ていたら、いろんな言い方があっておもしろい。
わたしは舞台裏を見たことが無いので、鏡の間というのが、すっごく神秘の世界。
今度、大津のお稽古へ行ったら、ぜひぜひ鏡の間をのぞいてみよう。

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花にいとふ風
能の本棚能舞台

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