週末の師匠の追っかけメモ。
巻絹@杉浦定期能(京都観世会館)
シテ:杉浦悠一朗 シテツレ:河村浩太郎 ワキ:有松遼一 アイ:茂山良暢 地頭:林喜右衛門
笛:左鴻泰弘 小鼓:林大和 大鼓:谷口正喜 太鼓:前川光範
味方健先生の百周年記念能のチケットを買っていたので、あきらめていたが、時間的に大丈夫そうなので出かける。だって杉先生の会の三輪を観てからというもの、私の頭の中はずっと神楽がグルグルなんだもの。師匠の神楽を聴いてもっとグルグルしたい。
ロビーで、姉弟子のあひる姉さんに遭遇!ご同伴のお友達は、前からお会いしたいと思っていた方。紹介していただけて、うれしい♪
シテの杉浦悠一朗師は、後から聞くところによると高校生だそうな。
将来が楽しみ。要チェックとメモしておこう。
師匠の笛で特に好きなのは、神楽、天女が舞い降りる時の下り端、神舞とかの神サマ系。堪能、堪能
巻絹は、和歌による利生譚。和歌が読めないとダメですなあ。
そういえば、『吾妻鏡』の中にも、和田合戦で捕らえられた武士が、死刑にされる前、和歌を天神社に奉納したところ、その和歌を見て将軍源実朝が、罪を許したという話しがあったような。
鉢木@林定期能(京都観世会館)
シテ:河村晴久 ツレ:河村晴道 ワキ:江崎敬三 ワキツレ:和田英基 是川政彦 松本義昭
アイ:茂山忠三郎 山口耕道 地頭:味方健
笛:左鴻泰弘 小鼓:荒木賀光 大鼓:河村大
「鉢木」は、能にはまるずっと以前から観てみたいと思っていた曲。とても楽しみにしていた。
内容は、執権北条時頼の廻国伝説をベースしたもので、「いざ鎌倉」となれば、すぐに鎌倉へと馳せ参じる鎌倉武士の姿と、それに誠意をもってこたえる為政者の姿が描かれている。これは室町以降の武士の理想的な姿をあらわしたものなんだろうと思う。
解説に、時頼は水戸黄門のようなキャラクターだとあるが、まさにそんな感じ。日本人が昔から大好きなパターン。スカッとするもの。終わりに男舞を舞ってくれたら、もっと気持ちいいのに!
前場の登場人物が、誰もいなくなってしまうので、能というよりも、お芝居を観ているように錯覚してしまう。ワキの江崎敬三師が、かっこ良く時頼を演じていたし、シテの河村晴久師も、直面で鎌倉武士そのもだったし。
ここのところ装束ばっかり気になるというか、好きなの。
前シテの素袍の文様、雪輪の中にタンポポがキュート♪
早笛、竜神や怨霊とかの登場に比べて、とてもゆっくりした感じ。
歴史の師匠である野口実先生に教わったところによると、「いざ鎌倉」は、鎌倉時代の文献には出てこない言葉で、鉢木のストーリーが一般的に流布した江戸時代に広まったものだという。鎌倉武士の実像も、もっとドライで合理的なもの。
あ〜、能っておもしろい。
イマジネーションとコミュニケーションできる(昨日の西野春雄先生の講演でのおコトバ)
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